はじめに
期末試験が終われば春休み、いよいよ「受験生」という言葉が現実味を帯びてきますね。
いやだなあと思う人も多いでしょう。どのように1年を過ごせばいいのか漠然とした不安を抱えている人もいると思います。
そこで今回は、私自身が3年生に上がったときの周囲の様子やその時の自分の心境などを振り返りつつ、みなさんが受験モードに気持ちを切り替えられるようなアドバイスをお送りしたいと思います。
目次
なかなか受験モードに気持ちを切り替えられない…
高校2年生の頃、ちょうど現役受験生のセンター試験が終わった時期に予備校や学校の先生、親など周囲からは「次は君たちの番だ」というようなことを頻繁に言われるようになりました。
しかしその頃の私は、「まだ2年生なのに早いよ!」「まだ遊んでいたいよ!」「まだ自分は受験生じゃないよ!」という気持ちが強く、全然受験生という自覚を持てずにいました。
周りの友人たちも部活に忙しく、それほど勉強しているようには見えなかったので、まだ受験勉強なんて始めなくてもいいだろうと呑気に春休みを過ごしていました。
春休みが終わり、3年生になると、この頃から周りにも予備校に行く人たちが増え、休み時間などに英単語帳を開いて勉強している友人も増えてきました。
そのように周りが受験モードに切り替わっていくのを見ても、「そうか、受験生か、うんうん、自分もそろそろ受験生なんだな。」と〝思っているだけ〞で、どんな風に1年間を過ごしたら良いか、などは全く考えずに、漠然とした毎日を過ごしていました。
振り返ると後悔ばかり
以上が高校2年生の1月から高校3年生になるまでの私です。
今振り返ってみると、少しでも早く勉強に手をつけていれば後からあんなに苦労することはなかったのに、と後悔しています。
夏休み前には早くから受験勉強を始めていた同級生と成績でかなりの差をつけられてしまい、夏休みは焦りに加えてかなり自分を追いつめて勉強をしなければならなくなってしまいました。
最低でも高校3年生の春には自分の気持ちを完全に受験モードに切り替えておきたかったです。
受験勉強はなるべく早くスタートさせた方が良い!
皆さんの中にも私と同じような気持ちをもつ人もいるかと思います。
そんな皆さんには、今まで述べてきた私の体験談をぜひ反面教師にしてほしいのです。
受験モードに気持ちを切り替えることが少しでも早くできれば、少しは余裕を持って受験生活をスタートすることができます。最初の一歩をライバルよりも先に踏み出せるというのは、本当に大きいことなのです。
では、具体的にはどんなことをしたらよいのでしょう。
気持ちを切り替えられない原因は何か?
受験モードに気持ちを切り替えられなかった原因を、私の経験から考えてみると、それは「自分がどうなりたいか、大学に入って何をしたいのかをイメージできていなかったから」だと思います。
だから周りにいくら「勉強しなさい!」と言われたって、受験情報誌が「早めに取りかかってライバルに差をつけよう!」と言ったって、「ふーん…まぁそのうちね。」としか思えなかったのです。
「将来の夢は○○で、だからそのためにこの大学のこの学部に入って勉強したい」というような明確な目的意識を持っていればやる気も起きたでしょう。
でも、高校3年生になった時点で、そのようにはっきりとした将来の自分をイメージするのは難しいでしょうし、そんな人はおそらく少数でしょう。私もそんなことはできませんでした。
私の場合は、周りの友達が大学を目指していて、自分も大学に行くのがなんとなく自然なことに思われて、特に他に目指すものもないし、大学を出ておいた方が会社に入る時だっていいだろうから、という漠然とした気持ちでしか、大学に対する思いがイメージできませんでした。
ですから、私はそれはそれでいいと思います。「大学に入って何をしたいのか」なんてことはそんなに簡単に、すぐに決められることではないのです。
では、どうしたらいいのか。
考えても分からないことは分からない。ならば、分からなくたっていいから何かまず、始めてみよう。
今からすぐにできることを始めれば、やっているうちに少しずつ分かってくることがあるはずです。
今日から始められる3つのアクション
ここでは今からすぐに始められて、気持ちを少しずつ受験モードに切り替えられる3つのアクションをご紹介します。
春休みの過ごし方①.英単語の暗記を始める
1つめは、英単語の暗記を始めてみること。
先輩や友人、先生から情報を集め、実際に本屋さんに足を運びましょう。そこで手にとって内容を確かめ、1年間お世話になるものを選びましょう。
選んだらその日から早速寝る前や通学時間など隙間スキマ時間を利用して英単語を覚える時間を設けましょう。1日に何百個も暗記しようと思うと中々続きません。10個でも20個でもコツコツ進めましょう。
春休みの過ごし方②.勉強する環境を整える
2つめは、勉強する環境を整えること。
必要な教材、しまっておくプリントなどを分けるなどして、机周りを片づけましょう。
ちなみに私は自分の部屋はくつろぐスペースと決めて勉強はリビングでしていました。そのように勉強場所を用途別で分けてしまうのも一つの手かもしれません。
自宅以外にもカフェや塾の自習室、近くの図書館など気分転換になるような勉強場所を確保しておくのも良いです。
春休みの過ごし方③.趣味・好きなことは続ける
そして3つめは、息抜きになるような趣味、好きなことは続けること。
受験勉強は長丁場になります。ずっと休まず勉強を続けることは困難です。
疲れたなあと思うときは思い切って息抜きすることは大変良い気分転換になります。
部活でやっていたことでもいいし、近くを散歩するでもいい、今まで続けていた趣味はこの1年間もどうぞ大事にして下さい。
「何か始めるのに遅すぎることはない。」という言葉があるように、いつだってそのときがあなたにとって何かを始めるのに最適な日なのです。
今日始めて、明日頑張って、明後日も頑張って、しあさっては少し休んで、そしてまた、その次の日から頑張ればいいのです。
良い受験生としてのがスタートできますように。応援しています。