斎藤の世界史B一問一答完全網羅版の特長とおすすめの使い方・勉強法

斉藤の世界史B一問一答完全網羅版の特長

【斎藤の世界史B一問一答完全網羅版】①入試問題のほとんどを網羅する圧倒的カバー率

本書は 2019年度センター試験&早慶大入試カバー率100%という圧倒的カバー率を謳っています。

他の一問一答と比べても掲載されている用語が多いため、この単語帳一冊を完璧にすればほとんどの世界史の入試で合格点が取れるでしょう。

ただ、理解のしやすさよりも網羅率が売りなので、世界史全体の流れを頭に入れてから臨むべきです。

また、志望校別の目標到達度も効率的な学習のためにぜひ参考にしてください。

中堅私大志望の人・国立二次試験(一橋大学以外)で利用する人:★3と★2の単語を覚えれば確実である。★1の用語が出題されることもあるが、合否はわけないため余裕があればでいい。

GMARCH志望の人・一橋大学志望の人:★2と★3の用語は同じような頻度で出題されるためまとめて覚え、それらをほとんど覚えきったら★1に手を付ける。

早慶志望の人:★2と★3の用語を完璧にし、★1の用語も覚える。特に世界史が難しい入試の学部を志望する人は★1の赤字になっているだけの単語まで覚える勢いで進める。

【斎藤の世界史B一問一答完全網羅版】②志望校のレベルにあわせてむだなく暗記できる

本書は、出題頻度によって必修レベル、国公立・中堅私大レベル、難関私大レベルに分けられており、下記のように進めれば効率的に学習することができます。

①まずは「必修レベル」の問題に絞って学習し、基礎を確認する。

②「必修レベル」が定着したら次のレベルに進む。

また、各問題内でも虫食いになっている単語と赤字になっているだけの単語があり、虫食いの単語の方が重要です。

はじめの何周かはページ右側の解答部分(虫食いになっている単語)を赤シートで隠しながら解答しましょう。

次に、8.9割正解できるようになったら問題文中の重要単語(赤字になっているだけの単語)も周りを見ただけで答えられるようにしてください。

このように進めることで自分に必要なレベルの内容だけをむだなく暗記することができます。

【斎藤の世界史B一問一答完全網羅版】③受験で差がつく豊富なテーマ史と覚えやすいエピソード付録

本書の最終章ではテーマ史・地域史・総合問題の特集があり、特定分野に偏らない総合力を養うことができます。

入試でもテーマ史として大問が作られることもあるため、攻略しておけば有利になれますよ。

筆者も、コロナウイルスのパンデミックに関連して感染症について出題されましたが、本書の「病気と医学」の章を学習していたため攻略することができました。

また、学習上のアドバイスや、用語にまつわるエピソードも豊富に記載されているのも特徴です。

用語の丸暗記よりも歴史的背景や人物の生きた時代や置かれた状況を用語と結び付けて理解することで効果的に身につけるのに役立ちます。

例えば「シャルル9世の侍医は、あの予言詩で有名なノストラダムスが務めた。」など、実際に斎藤整先生の、エピソードが盛り込まれた濃密な講義を受けているような感覚で楽しく学ぶことができます。

斎藤の世界史B一問一答完全網羅版のおすすめの勉強法・使い方

【斎藤の世界史B一問一答完全網羅版】①★の多い順に回数を重ねて効率よく暗記する

★の多い順に回数を重ねれば、自然と優先度の高いものから定着させることができます。

答えられなかった問題を暗記する場合も、「頻出度は高いが答えられなかった問題」からの暗記が可能です。

進める具体的な基準としては、「初回から正解した問題は2回連続で正解できたら、一度でも答えられなかったものは3回連続で正解できたら、次に少ない★を覚える」というのをおすすめします。

【斎藤の世界史B一問一答完全網羅版】②索引を活用し用語を見る回数を増やす

本書の巻末には、32ページにわたる丁寧な索引があり、用語の記載があるたびにそのページが漏れなく索引に記載されています。ぜひ有効活用しましょう。

多いものでは10ページ以上にわたり記載されている用語もあります。

索引から調べて、用語が登場する他のページを確認することで、用語の理解が10倍になるので、用語そのものを単純暗記するよりも効率的に覚えることができます。

問題集や模擬試験、志望大学の過去問などの新しい知識を得たら必ず索引から調べ確認する習慣をつけましょう。

不安な用語を見るたびに索引で調べていたらその用語を様々な切り口から認識できるようになりますよ。

最終的に本書を完璧にしたい人は、索引を見ながら頭の中でその用語について説明できるようになるくらいまで仕上げるのが目標です!

【斎藤の世界史B一問一答完全網羅版】③新知識や語呂を書き込み自分仕様にする

受験を経験した筆者が一番やってよかったと思っている活用方法は「索引を用いて調べる際に同時に新しい知識を書き込む」というものです。

本書はとても使いやすいですが、一問一答である以上入り込んだ説明はなく、文字面ばかりでわかりづらいこともあります。

そのため、参考書、模試の解説、資料集に載っている表のコピーや地図などを貼ったり、付箋に書き込んで貼るのは、自分が理解するためにも暗記するためにもとても役立ちます。

「自分で補足した情報は自分だけが持ち歩いている特別な情報だから漏らさず覚える!」と思いながら取り組みましょう。

空白やメモページをすべて埋める勢いで書き込んでください。

年号や語呂も書き込んでおくとその問題を見るたびに一緒に復習できるため効率よく暗記できますよ。

ちなみに筆者は、早慶模試の解説を参考に空いているページにまとめた「カラー革命・花の革命」を入試当日にも見返していたのですが、見事にそこから慶應法学部の入試問題に出題され、4問ほど稼ぐことができました!

皆さんもぜひこの一冊をやりこんで「自分だけの一冊」に作り変えて、楽しく世界史を学び得意教科にしましょう!




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ABOUTこの記事をかいた人

合格サプリの記事は、東大・早慶・GMARCHの現役大学生が執筆しています。

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