物理のエッセンス 熱電磁気量子の特長
【物理のエッセンス 熱・電磁気・原子】①初学者から上級者まで対応した簡潔な解説
まず、「物理のエッセンス 熱・電磁気・原子」の解説は簡潔に書かれています。
入試に必要な知識が過不足なく載っていますが、公式の証明や導出の考え方は省略されているので、省略されている部分を自分で補うとより理解が深まりますよ。
シンプルな解説なので、上級者の人にとって無駄な時間を使わずにスラスラと要点の確認ができます。
また、問題の解説には、ミスしやすい誤答例が多く掲載されているため、初学者の人にとっても分かりやすくなっています。
自分が正解できた問題でも、誤答例を見ることで自分の理解度を高められますよ。
物理では、最初正解したとしても、しばらくしてまた解くとわからなくなってしまうことが多いですよね。
そんな時に、誤答例は自分のわからないところを発見する手がかりになります。
また、入試本番直前に誤答例を見ることで、そのような間違いをしないよう意識することもできますよ。
【物理のエッセンス 熱・電磁気・原子】②本質的な理解と解法のテクニックの習得
「物理のエッセンス 熱・電磁気・原子」は、問題の解き方が図を使って丁寧に説明されています。
学習の初めに、図による感覚的な理解ができるので導入部分でつまずきにくくなっています。
また、熱・電磁気・原子は公式の導出過程で数Ⅲ、大学レベルの微分積分を用いることも多く、理解の妨げになってしまうことがあります。
必要以上に数学を用いて物理を学習すると、数Ⅲをまだ習っていない人や数学が苦手な人は物理が嫌いになり、そのまま物理が苦手になってしまいます。
しかし、この参考書の解説は数学を用いた説明をうまく回避しており、図を用いたわかりやすい説明であるため、公式の成立過程が高校範囲を超えません。
したがって、数学が苦手な人や学校で微分積分を用いた物理の説明を受けたことがない人でも取り組みやすくなっています。
【物理のエッセンス 熱・電磁気・原子】③典型的な問題の幅広いカバー
「物理のエッセンス 熱・電磁気・原子」は教科書よりも易しいかつ基礎的な問題が分野の最初に載っています。
そのため、初学者にとって取りかかりやすくなっています。
その上、物理の本質を問う入試レベルの問題も掲載されています。
複雑な問題ではなく、シンプルなのに内容を十分理解しているかを問う問題が多いため、一問一問に時間をとられることなく効率よく学べます。
この問題集を理解すれば基礎力がしっかりつくので、初見の問題が出やすい入試にも対応できる力がつきます。
また、基礎から応用まで様々な難易度の問題が載っているため、理解度に合わせて解く問題を調整できますよ。
物理のエッセンス 熱電磁気量子のおすすめの勉強法・使い方
【物理のエッセンス 熱・電磁気・原子】①解説を読んで基礎から本質的に理解を深める
「物理のエッセンス 熱・電磁気・原子」を使う際は、初めに図を見て直感的に公式のイメージを掴むことが大事です。
式自体を覚えるよりも公式のイメージを持っておく、という意識で導入部分を読みましょう。
次に、教科書で公式の成立過程を補いつつ、公式や解法を定着させましょう。
公式を導出させる入試問題も出るので公式の成立過程を追う作業は必要不可欠です。
例えば、2022年の東大入試の物理第3問には、ポアソンの公式の導出とよく似た思考を必要とする問題などが出ています。
間接的に公式の導出を必要とする入試問題も多々あるので、公式の成立過程はしっかりと押さえましょう。
その後、例題を解き、どの場面でその公式や解法を使うのかを把握しましょう。
【物理のエッセンス 熱・電磁気・原子】②練習問題を繰り返し解き、解答・解説を理解する
「物理のエッセンス 熱・電磁気・原子」では、練習問題で実際に公式の使い方を体感することが大事です。
問題を解き終わったら、解答解説を読み、省略されている部分も自分でしっかり考えましょう。
解説を読んで「どうして?」となったところが伸びるポイントです。
「どうして?」と思ったら、教科書や他の参考書で調べ、ひたすら考えましょう。
友達と一緒に考えるのも良いですね。
それでも理解できない部分は、先生や友達など”わかる人”に聞いてみましょう。
わかる人に聞くことで、新たな発見が得られ、いい勉強になります。
例えば、電磁気の「電位法」という考え方は、教科書にあまり載っていない上に習得するのが難しいです。
そんな時に”わかる人”に聞いて一緒に問題を解くと、自分の知らない考え方や使い方がスッと頭に入ってきますよ。
【物理のエッセンス 熱・電磁気・原子】③コラムを読んで、解法のテクニックを習得する
「物理のエッセンス 熱・電磁気・原子」には、多くのコラムが掲載されています。
問題を解いていく上で役に立つことが書かれているので、必ず目を通しましょう。
掲載されているコラムは3つあります。
1つ目は「Miss」です。「Miss」には典型的な誤答例が掲載されていて、自身の考え方を適宜修正できます。
2つ目は「ちょっと一言」です。ちょっとした注意や補足が乗っている「ちょっと一言」は、さまざまな面から物理を理解するのに役立ちます。
3つ目は「知っておくとトク」です。「知っておくとトク」には、問題を解く上で有利なことが載っているので解答のスピードに差をつけられますよ。