はじめに
はじめまして、お茶の水女子大学理学部生物学科に在学している1年生です。
今回の記事では、私がどのようにお茶の水女子大合格をつかんだかを包み隠さず紹介しようと思います!私の合格体験を通じて、「お茶の水女子大学っていいな」と思っていただけたら幸いです。
<私がお茶の水女子大理学部生物学科を目指した理由>
私は大学では生命について学びたいと思っていたので、様々な生き物の複雑な生命現象を研究できる生物系や生命科学系の学部を志望していました。
その中でもお茶の水女子大学に惹かれたポイントは、なんといっても「趣深く伝統のある校風」です。お茶の水女子大学はこれまで多くの女性リーダーを輩出しており、卒業生に続いてそんな素敵な女性に私もなりたいと思い受験を決めました。
またお茶の水女子大学生物学科のセンター400点、二次試験500点という二次試験を重視した入試形態も自分に合っていたため、より強く志望するようになりました。
<私が受験勉強を開始した時期と当時の学力>
本格的に受験勉強を始めたのは高3の夏です。遅いと思われる方も多いかもしれませんね。夏に受験勉強の気分転換として何校かオープンキャンパスに行った時に「東京で大学生活が送りたい」という気持ちが強まり、より本格的に受験勉強へシフトチェンジできました。
当時受けた河合模試の偏差値は、二次試験で使用する3科目4教科(英語、数学、化学、生物)で60前半、勉強をおろそかにしていた国語と社会を含めると58でした。お茶大理学部生物学科の判定はC判定のことが多かったです。
お茶大理学部合格のための私の戦略
<センター試験と二次試験の目標点数>
試験名 | 目標点数 / 満点(得点率) |
センター試験 | 296点 / 400点 (74%) |
二次試験 | 330点 / 500点 (66%) |
年度ごとに波がありますが、620点以上取っていれば合格できると仮定しました。二次試験で取れそうな点数を計算し、合計点から逆算してセンター試験の目標点を決めました。またセンター試験前に河合塾がセンターボーダーを78%と発表していたのも参考にしました。
<センター試験の科目別目標点数と実際の得点>
科目名 | 目標点数(実際の得点) |
国語 | 135(140) |
英語 | 150(179) |
英語リスニング | 40(38) |
数学1A | 85(84) |
数学2B | 85(75) |
化学 | 80(69) |
生物 | 75(69) |
日本史 | 50(55) |
合計 | 700(709) |
得意科目の数学や化学で点数を稼ぐ予定でしたが、凡ミスを多発してしまい悔しい結果になってしまいました。しかし期待していなかった英語で過去最高点を叩き出し、なんとか目標点に達することができました。
苦手科目の国語・社会の勉強を相当おろそかにしていたのでみなさんの参考にはならないかもしれませんが、このような点数でもスタートラインに立てるということを知ってもらいたいという気持ちで点数を公開しました。
<二次試験の科目別目標点数>
科目名 | 目標点数 / 満点 |
英語 | 60点 / 100点 |
数学 | 75点 / 100点 |
生物 | 120点 / 200点 |
化学 | 75点 / 100点 |
お茶大の二次試験の点数は7月末に開示されるので、目標点数のみ公開します。
当日出る問題によっては、もう少し点数が取れるかもしれないという希望をもちつつ目標点数を設定しました。
例年は数学・英語は取り組みづらい問題が出題され苦戦するのですが、今年の問題は私の得意な問題が出たので自信をもって解けました。また今年は得意科目の化学の問題が難化したため、いつもより他の受験者と差をつけれたのではないかと思っています。生物は例年通りの出題で安心して解くことができました。
本番の点数は出ていないので何とも言えませんが、目標点よりも良い点が取れているのではないかと思っています。
お茶大理学部合格を勝ち取る時期別の勉強時間・モチベーションの変化
私は地方の国立中高一貫校に通っていました。高校受験がないので、中学生の時は勉強をかなりおろそかにしていましたね……。勉強する習慣がないままではいけないと反省し、高1の時に部活後必ず塾の自習室に行く習慣を作り、高2も引き続き自習室で勉強しました。
またずっと地方で暮らしていたこともあり、小さいころから「大学生活は大都会で送りたい」と漠然と思っていました。そのため大学生活を東京で送ることを夢見て勉強をしていましたね。
ここでは高3時のモチベーションの変化を詳しく紹介します。
<高3春・受験のスタート失敗>
私の高校では6月に体育祭が開催されるため、そこで行うマスゲームの準備に追われていました。その疲労から勉強へのモチベーションがなかなかあがりませんでした。
そのため他の高3生と比べ、私は受験生としてのスタートが少し遅れてしまいました。焦りはかなり大きかったです。
<高3夏・真の受験生になる>
序盤でも述べた通りオープンキャンパスに行き、東京の大学に進学したい気持ちを再確認したため本格的に受験勉強へシフトチェンジできました。
モチベーションが上がらないときは、塾の自習室の開館時間から閉館時間まで自習するということを友達と約束すると、友達も頑張っているなら私も頑張ろうと気を引き締めることができるのでおすすめですよ。
夏休みは苦手単元を基礎からやり直し、苦手意識の克服に力をいれて毎日頑張りました。
<高3センター前・ラストスパート>
来る日も来る日もセンター試験や併願する私大の対策をやっていました。
このあたりからどうしても勉強に集中できない日が週に1度ほど出てくるようになりました。いつも塾の自習室で勉強していたのですが、集中力が続かない日は場所を変えて家で勉強したり、それでもダメなときはその日は諦めて早く寝て切り替えていました。
受験はあと少しで終わると自分に言い聞かせて受験勉強にスパートをかけました。
<高3センター後・忍耐>
センター試験終了後の2月は、人生最大に追い詰められた1か月でした。本当にもう戻りたくないなと思います。東京にずっと滞在してほぼ毎日私大の入試を受けていましたが、お茶大の二次試験の前にいただけた合格の数は0。自分の実力に自信を失いました。
しかしここで負けてしまったら今までの頑張りが水の泡になると思い、自分の心を鼓舞して最後まで乗り切りました。
<高校生活を総括してみると>
高1に自習室で机につく習慣を作ったことと、高3の夏にギアチェンジしたこと、入試本番に焦りに飲み込まれず強く自信をもって試験に臨んだことの3つが合格をつかむための秘訣だと思います。
ありきたりな言葉になりますが、みなさんも最後まであきらめずに入試に臨みましょう!
教科別の使用していた教科書と使い方
全ての科目の参考書選びについて言えることは、基礎固めに適した参考書を見つけて苦手分野を克服することと、受験予定の大学の過去問を全て解き出題傾向を把握して対策することですね。
今回は二次試験で使用した4科目のおすすめ参考書を紹介していきます。
<数学の参考書>
<英語の参考書>
<化学の参考書>
<生物の参考書>
おわりに
私は今回の大学受験で、諦めず最後まで挑むことの重要さを改めて感じました。各予備校が発表している大学の偏差値は、あくまでも1つの指標にすぎません。自分にあった入試形態が実施されていないか調べてみましょう。
受験は作戦です!作戦次第でいくらでも合格に近づくことができます。
もしも私の合格体験が誰かの背中を押し、お茶の水女子大学に入学してくださる方がひとりでも増えたらうれしいなと思います。