はじめに:プログラミングのモチベを上げたい高校生へ
最近、プログラミング/エンジニアリングへの関心が社会的に高まりつつあります。
近い将来大学入試の科目に「情報」が追加される可能性もあり、読者の皆さんの中にもプログラミングに興味がある方は大勢いるでしょう。
でもプログラミング学習って、どうしても途中で飽きてきてしまいますよね。
基本的な文法を覚えて、簡単なプログラムが書けるようになっても
「こんなプログラム、何の役にも立たねぇよ……」
と虚無感に襲われることはしばしばあります。
そこでこの記事では、みなさんのプログラミングへのモチベを上げてくれるマンガを3つ紹介します!
この記事で紹介したマンガを読んで、プログラミングに心を燃やしましょう!
目次
プログラミングのモチベを上げるマンガ3選
この記事では、数あるプログラミング系マンガから私が選りすぐった3作品を、ランキング形式で紹介します。
各作品のAmazonリンクも併記しておくので、気になった作品があればぜひ読んでみてくださいね!
プログラミングのモチベを上げるマンガ:第3位「スティーブ・ジョブズ」
作品の概要
プログラミングのモチベを上げるマンガ、第3位は「スティーブ・ジョブズ」(ヤマザキマリ、Kissコミックス、講談社)です(Amazonリンクはこちらから)!
ウォルター・アイザックソンというアメリカの作家が書いたジョブズの伝記を、「テルマエ・ロマエ」で知られるヤマザキマリ氏がコミカライズした作品です。
この作品では、GAFAの一角であるApple社の元CEO・ジョブズの生涯が描かれています。
幼くして養子に迎えられ、高校・大学と放浪の日々を送っていたジョブズは、ある日天才的なエンジニアであるスティーブ・ウォズニアックと出会います。
スティーブ・ジョブズと、スティーブ・ウォズニアック。2人の出会いが、その後の世界を大きく変えていくことになります__!
ここがオススメ!
ジョブズはスマホやPC製品を作るとき、「美しく、かつ機能的」な製品になるよう強く意識していました。
Apple社の製品といえばシンプルなデザインが有名ですが、このデザインにはジョブズの美意識が反映されているのです。
そんなジョブズの生涯を描いたこの作品のオススメポイントは、なんといっても・ジョブズ本人の人柄です。
強い美意識を持っていたジョブズは、非常にこだわりの強い人間でした。
「菜食主義だから汚れないので風呂に入らない」という謎の主張で周囲を困らせたり、
両親の反対を押し切って入った大学を、「興味ない講義に出るのが嫌だ」という理由ですぐに退学したり、
せっかく企業に入ったのに、従業員をバカ扱いして夜勤移動になったり……
ジョブズは、周りにいたら絶対に反発を喰らう人間です。それでもジョブズが魅力的なのは、彼がどこまでも自分の意思と欲求に忠実だったからでしょう。
普通の人間には、自分の意思や欲求があっても、周りとの関係に流されて妥協してしまう物です。しかしジョブズにはそんな妥協は一切ありません。
一切の妥協なく物事に取り組める人間って、やっぱりかっこいいですよね。
みなさんもぜひ、荒々しくもクールなジョブズの生涯に触れてみてくださいね。
プログラミングのモチベを上げるマンガ:第2位「攻殻機動隊」
作品の概要
プログラミングのモチベを上げるマンガ、第2位は「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」(士郎政宗、ヤングマガジン、講談社)です(Amazonリンクはこちらから)。
1991年に発表されたこの作品は、情報技術が過度に進展した世界の裏側を描く「サイバーパンク」に分類され、そのサイバーパンクの中でも屈指の人気を誇っています。
物語は、第三次核戦争と第四次非核大戦を経て情報技術が急速に進展した2029年の日本社会。
脳に直接デジタルデバイスを埋め込む電脳や、義手や義足をITによってカスタマイズしたサイボーグの技術が飛躍的に発展する一方で、その技術を利用した犯罪が多発していました。
従来の警察組織では抑えきれないサイバー犯罪を未然に防ぐため、政府はサイボーグ・電脳技術を持つスペシャリストたちによって構成された公安組織「公安9課」を設立し、新時代の犯罪に挑むのですが……。
ここがオススメ!
『攻殻機動隊』の魅力的な点は、義手・義体というモチーフによって人間の「魂」を逆説的に描いている点にあります。
公安9課に所属する隊員は皆、電脳とサイボーグを有しています。脳も身体も、端子を介して直接インターネットに接続されているのです。
したがって、公安9課の隊員には「自分だけの」脳・身体はありません。
インターネットに接続されている以上、自分の脳・身体の情報は常に不特定多数の人間と共有されているからです。
脳も身体も共用になったら、自分らしさは失われてしまうような気がしますが、そうなっていないのが『攻殻機動隊』の魅力です。
共用の脳。共用の身体。でもその中に、他人が侵入できない「魂」(GHOST)がある__
“GHOST IN THE SHELL” (殻の中の魂)という本作の副題には、情報化社会における魂のあり方を示す強いメッセージが込められています。
現代の科学技術がこのままの勢いで進展すれば、いずれ『攻殻機動隊』のような時代がやってくるかもしれません。
脳も身体も共用になるとき、私たちはどのように「自分」を見出せばいいのか__その答えが『攻殻機動隊』の中にあります。ぜひ一度読んでみてくださいね。
プログラミングのモチベを上げるマンガ:第1位「王様達のヴァイキング」
作品の概要
プログラミングのモチベを上げるマンガ、栄えある第1位に選ばれたのは『王様達のヴァイキング』(さだやす、ビッグコミックス、小学館)です(Amazonリンクはこちらから)!
舞台は2013年の日本。
巨大な資産を抱え、エンジェル投資家(創業まもない企業を個人的に援助する投資家)として活躍する坂井は、ある日多数の消費者金融がシステムエラーを起こしたというニュースを耳にします。
坂井は、投資先であるベンチャー企業のメンバーとともに消費者金融のシステムをクラッキングしたハッカーの居場所を突き止めます。
どんな天才ハッカー集団かと期待して、そのハッカーの居場所へ向かう坂井。しかしそこにいたのは、痩せっぽちの1人の少年と1匹の犬だけでした。
予期しない展開に驚く坂井ですが、どうやら本当にクラッキング犯はこの少年らしい。
このまま警察に引き渡すのはもったいない__才能のある若者を援助する投資家として、坂井はこの天才ハッカー少年・是枝(これえだ)を育てることを決意するのですが、前途は多難なようで……?
ここがオススメ!
『王様達のヴァイキング』における最大の魅力は、坂井たちとの交流を通して描かれる主人公・是枝の成長です。
主人公・是枝は、幼くして実父が病死、実母が蒸発し、友人もほとんどいなかったため孤独な毎日を過ごしていました。
そんな彼の孤独を癒してくれたのが、義父に購入してもらったPC(2005年製のThinkPad)でした。
PCに自分を理解してもらうべく是枝はPC技術にのめり込みますが、坂井に出会うまでは、その高いPC技術を他人への攻撃に使っていました。
しかし坂井と出会い、自分を必要としてくれる人を知った是枝は、徐々に大事な人のためにハッキング技術を使うようになっていきます。
他人に怯え、その恐怖ゆえに他人を攻撃していた主人公が、他人と協力して他人のために能力を使うようになる。やっぱりこういう展開はアツいですよね。
プログラミングに興味がある方はもちろん、少年漫画的な展開が好き方にもオススメしたい作品です!
おわりに:最高にアガるマンガを読んでプログラマーになろう!
いかがでしたか?
この記事では、将来プログラマーやエンジニアを目指す人のために、プログラミング学習のモチベを上げるマンガを3つ紹介しました。
私も今、この記事で紹介した作品を読みながら日々プログラミングの勉強をしています。
マンガを読んで将来の自分をイメージすると、プログラミング学習のモチベになるので、みなさんもぜひ読んでみてくださいね。
それでは!!