はじめに
進路選択で迷っている高校生へ!
この記事では、芸術コースから文系コースに進路変更した筆者の実体験を紹介します。
勉強方法や成績の推移、受験結果、そして役立つアドバイスもまとめました。
是非参考にしてください!
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高2の冬から受験までの流れ
文転を決めたきっかけ
当初は美術が好きで芸術コースに所属していましたが、最後の進路選択の時期が近づく中で将来の仕事を考えると迷いが生じ、自分が本当に行きたい大学はどこなのか考えるようになりました。
そこで、大学に進学して何をしたいのか、将来どんな仕事に就きたいのかイメージしました。
「経済学やマーケティングを学びたい」「商品開発などに携わりたい」と思うようになり、文系コースに進むことを決意しました。
そして進路変更すると決断した後、すぐに塾探しをし、高校2年生の12月に入塾をしました。
1月:同日体験模試
(英語)101/200点[R:40点、L:61点]
(国語)73/150点[現代文:59/100点、古文:14/50点]
(世界史)57/100点
【総合】231/450点(得点率:約51%)
2月~6月
まず、基礎知識を固める為に計画を立て、6月までに塾での講義視聴の大半を終わらせました。
平行して、隙間時間に英・古文単語を頭に入れました。
勉強の甲斐あってか、6月の模試では、今まで40点台しかとれなかった英語リーディングで66点を取ることに成功します。
基礎の大切さを実感しました。
夏休み
夏休みに入ってからは、残りの講義視聴を進めつつ、伸び悩んでいる現代文と古文の演習を増やしました。
とにかく数をこなし速く正確に解くコツを身体に染み込ませ、間違えた問題は必ず解説を聞き、解き方を身につけていました。
結果的に、8月の模試では、初めて現代文で80点台後半、古文で40点台を獲得します。
9月~11月前半
夏休みには現代文・古文対策を集中的に行ったため、9月に入ってからは世界史対策を始めました。
勉強を先送りにし続けた結果、8月模試で30点を取ってしまい、世界史に向き合う必要性を痛感したからです。
9〜11月でオリジナルの世界史単語帳を作成し、以降隙間時間での復習に使っていました。
11月の模試では、初めて自分の実力で6割を取ることができたことで少し自信が沸いたのを覚えています。
11月後半
11月後半からは、二次試験対策のために過去問を解き始めました。
足りていないと感じる教科の知識を補填することを軸において勉強しました。
具体的には、
(リスニング)参考書を購入し、通学中に必ず聞く
(古文)主語が切り替わる助詞など、物語を把握するための知識を入れ直す
(漢文)再読文字や頻出表現をもう一度勉強する
(世界史)単語帳での勉強を並行しながら、資料集を毎日見るようにし、演習数を増やす
といった具合です。
12月:最終模試
(英語)148/200点[R:78点、L:70点]
(国語)130/200点[現代文:59/100点、古文:38/50点、漢文:33/50点]
(世界史)71/100点
【総合】349/500点(得点率:約70%)
1月:共通テスト
(英語)144/200点[R:64点、L:80点]
(国語)170/200点[現代文:78/100点、古文:50/50点、漢文:42/50点]
(世界史)76/100点
【総合】390/500点(得点率:約78%)
結果的に1年間で159点挙げることができました。
二次試験の結果
共通テスト利用方式、一般選抜合計で11つ受けた中で9つ合格することができました。(青山大学経営学部経営学科、明治大学商学部商学科、早稲田大学社会学部など)
最短で合格を勝ち取るための勉強方法・アドバイス
ここからは私の経験を踏まえて、限られた時間でも合格を勝ち取るための勉強方法やアドバイスをお伝えします。
最短で合格を掴むコツ
①「隙間時間」を大切にする
英単語や古文単語、世界史問題演習アプリを使い、通学中や昼休みなどの隙間時間を活用しましょう。
②重点的な勉強を積み重ねる
まんべんなく勉強するより、教科ごとに仕上げていくのが重要です。
没頭する期間を定めて、計画的に一つ一つの教科を仕上げていきましょう!
(例)夏休み→現代文と古文
9~11月→世界史
③メリハリを大切にする
今まで勉強していなかった人が急に何時間も集中するのは難しいです。
勉強を始める前に「◯時間勉強したら□分休憩する」とざっくりとした計画を立て、徐々に勉強時間を増やすのがオススメですよ。
徐々に集合力が続くようになります。
④解説は必ず見るようにし、復習は早いうちに済ませる
分からない部分をそのままにすると、次に同じような問題が出た時につまづきます。
解説から、解き方を学び次に活かしていくのが大切です。
模試やテストの復習は、受けてから3日後までにやるのがオススメですよ!
時間が空くほど、模試やテストを受けたときの感覚が薄れていくので記憶が新しいうちに復習する方が、間違えた原因やその対策法を正しく把握することができます。
また、感覚を忘れないうちに復習すると、「なるほど!」「ここ迷ったんだよな」「そういうことだったのか」と感じるので、記憶に残りやすくなるのです!
最短で合格を勝ち取るためのアドバイス
①進路は「未来の自分の姿」を想像できるかで決めよう!
最後の進路選択の時に私が文転を決めたのは、芸大で学ぶ自分の姿が想像出来なかったからです。
高2の時に、受験のことを考えて芸大のパンフレットを集めましたが、「面白そう」とは思えても将来自分が芸大に通うイメージが湧きませんでした。
そこで、母が取り寄せてくれていた私立大学のパンフレットを見たところ、「面白そう」と共に「この分野を学んでみたい」と感じ、『文転』という選択肢を考えるようになりました。
『文転』という選択肢を取る決定打になったのは早稲田大学のオープンキャンパスです。
初めて「ここに通いたい」という大学に出会い、一番自分の将来の姿が想像できた瞬間でした。
②第一志望校の試験日直前まで復習・勉強を続けること
実際、私の一番苦手だった世界史の知識がある程度完成したと実感したのは2月の中旬でした。
2月の前半までに詰めた分野の一部は、明治や早稲田の受験で出題され、勉強を最後まで続けることの重要さを体感しました。
他の大学の二次試験も第一志望の試験までの実力試しと捉えましょう。
他大学が解答速報を出した瞬間に自己採点をし、まだ詰めきれてない部分を分析し、補填するのが大切です。
③模試の判定で、落ち込みすぎないようにする
模試の結果は二次試験の得点力とは直結しません。
事実、第一〜第三志望校の模試での判定はずっとE判定でした。
模試に振り回されず、過去問の正答率を重視してください。
その年の合格最低点と比較し、自身の実力を分析しましょう。
過去問からその大学の傾向や出題形式の特徴を把握した上での勉強が合格に一番の近道です。
第一志望校は10年分、第二・三志望校は5年分、滑り止めの大学の過去問は3年分解きましょう。
おわりに
大学受験は、人生の大きな分かれ道です。
あなたが本当に進みたい将来を考えて進路を選択し、最後まで戦い抜きましょう!