はじめに
模試が毎週のように行われる秋。
そして次々と返却される模試の結果に、一喜一憂される方も多いのではないでしょうか。
模試の結果が散々なとき、とてつもなく落ち込みますよね。
私も、決して順風満帆な受験生活を送っていたわけではありませんでした。
思い返せば、数学で大失敗した高1の第3回全統模試、高熱を出しながら受けた高1の全統記述模試、余裕かまして受験した高3秋の東大オープン、マークを大問ごと間違えた高3のセンタープレ……。
失敗を挙げればきりがありません。
しかし、模試の失敗からは多くのヒントを学ぶことができます。
今回は、模試で失敗してお先真っ暗になってしまったとき、その悔しさをバネに、合格までの一筋の光を探し当てる方法をご紹介します!
失敗しても大丈夫!模試の挽回方法
まずは思いっきり気分転換しよう
散々な結果だった模試の後は、頭の中でずっと模試の悪夢が渦巻いています。そんな時は何をしてもうまくいかないでしょう。
私は高3の秋の東大オープンで失敗した後、全く勉強する気が起きませんでした。
復習しようと問題を見ると吐き気がしましたし、塾の先生と顔を合わせたくもありませんでした。
そんな気持ちを誤魔化そうと、模試が終わってから2日間、私は勉強そっちのけでゲームをしていました。
しかし、3日目にもなると、何かしらの違和感が生じてきました。
そして、その日のうちに、「やっぱり勉強しよう」という気持ちが芽生えました。
後悔をする分には良いのですが、ダラダラと引きずるのはよくありません。
このように一度吹っ切れてしまうと、もう一度一からやり直すやる気が出て、勉強に身が入るようになりますよ!
失敗の原因ごとに改善策を打つ
試験時の失敗の場合
- 「絶対合格」ノートを作る
- 原因と試験時にできる改善策を調べる
- 私の場合:失敗を書き残しておく
私が受験期に愛用していた、東大の生協で売っているノートです。実は各ページに東大のロゴの透かしが入っているんですよ!
みなさんも、自分の志望校のオリジナルノートを購入されることをお勧めします!大学に一歩近づいた気になれますよ!
そして、このノートに「志望校まで連れていってください」と何回もお祈りしましょう。
何が原因で失敗したのか、その失敗を繰り返さないためにはどうしたらいいのかを徹底的に調べて書き込みましょう。
そして、試験前にノートに書いてあることを確認すれば、同じ失敗を繰り返さなくなります!
試験の前にこのノートが手元にあると、試験の時の安心感が違いますよ!
数学の図形問題で、図形を書かずに計算式だけで解こうとしたため、問題を解いているうちに頭の中で指定された図形とは違う図形になってしまい、間違えてしまったことがありました。
そして私はこのノートに次のように書き込みました。
「図形問題は一に図示」
試験前にこの一言を見れば、失敗した時の悔しさを思い出し、絶対に同じ失敗は繰り返さないでしょう!
今までの勉強が問題だった場合
- 今までの勉強を振り返る
- 勉強計画を立て直す
- 私の場合:模試の失敗を次に活かす
まずは試験までの自分の勉強法を振り返りましょう。
そしてその勉強法で何ができるようになったか、何がカヴァーできていなかったのかを分析しましょう。
できなかった試験をできるようするためにはどういう勉強をすべきなのか、解答解説冊子や先生への質問、ネット、本などあらゆる手段を使って、調べつくしましょう。
高1の11月の模試で英語の偏差値が爆発的に上昇したのですが、その後の1月の模試で英語の偏差値が暴落しました。
私は11月以前の勉強法から振り返ってみました。その結果、一つの結論が導かれました。
11月の模試の前は、模試が続いており、英語に触れる機会が多かったので英語の成績が上がったのです。
一方、1月の模試の前は知らずらずのうちに数学を重視してしまい、英語に触れる機会が減ってしまっていたのです。
そして、塾の先生に相談したところ、1日一題英語長文を解くように言われました。
その結果もあってか、5月の高2初めての模試では偏差値を20回復することに成功しました!
このように、模試の失敗から学び自分の勉強に生かすことが、実は成績を上げる最短距離だったりします!
模試で失敗した時には、今の勉強法を肯定しすぎずに、もう一度振り返ってみる目を持ちましょう。
最後に
いかがだったでしょうか。
模試ができなくて悔しい気持ちはよくわかります。
しかし、その後の勉強次第で成績はいくらでも変えることが可能です!
さあ、涙を拭いて!悔しさをバネに、光り輝く明日を目指しましょう!