丸暗記は絶対NG!センター英文法の効率的な覚え方

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最低限やるべき英文法基礎の復習

英文法はセンター英語対策をする上で厄介な代物ですよね。勉強法が分からず、とりあえず参考書に書いてあることを丸暗記しようとして挫折した経験がある人も多いんじゃないでしょうか?

それもそのはず!英文法の勉強は基礎を固めることからスタートしなければならないんです。

そこで今から基礎を固める勉強法を説明していきたいと思います!

まずは中学英語の教科書を復習しよう!

英文法の基礎がぎゅっとつまっているのが中学英語の教科書です。

何かが分からない時に、初心に立ち返るのは基本です。中学の教科書は英語を始めて勉強する人向けに作られていますし、使われている単語もいたってシンプル。文法の勉強だけに集中できるようになっています。

ではさっそく復習していくわけですが、ここで大事なのは、分からない分野だけを復習しようとするのではなく、最初のページから見直していくことです。

なぜならある分野が分からなくなるのは、それ以外の部分もあいまいな理解で終わっていることが多いからです。

また自分では理解していると思っていても、復習してみると改めて気づくポイントが必ず出てきます。最初の方はパラパラめくるだけでもいいので、一通り目を通すようにしましょう。

そして中学英語の教科書を利用するうえでおすすめなのが音読!

中学の教科書は会話形式、ダイアログになっていますよね?ダイアログにはストーリーがあるので頭に残りやすいんです。

普通の参考書では英文が一文一文並べられているだけであまりにも淡泊だと思います。

中学生向けの分かりやすいストーリーを利用して英文法を覚えましょう。

教科書が合わないという人は基礎レベルの参考書がおすすめ!

それでも使っている教科書によっては、英文法についての説明が少なくて分かりにくいことも。

そういう時におすすめなのが基礎レベルの参考書です!書店の中学生向けの参考書コーナーに行ったらおいてある、それです。

教科書レベルの内容に丁寧な説明が加わっています。英文法の抽象的な概念も、イラストで説明してあるのでとても分かりやすいんです。

そして何よりも着目すべきなのは、その薄さ!分厚い参考書ではやる気も失せてしまいますが、薄ければ最後のページまでたどり着けるはずです。

さあ苦手な英文法と向き合おう!と思った時の最初の一歩にはうってつけですよ。

優先すべき英文法の覚え方

基礎は分かったけれど、こんなにたくさんある文法事項を全部は覚えてられないよ…となった場合、知りたくなるのは「どの分野が頻出なのか」ですよね?

決してその分野だけ勉強していれば点が取れるわけではありませんが、勉強時間が限られている時には優先順位の高い分野からやっていくのが効率的でしょう。

そこでここからは優先すべき文法事項とその覚え方を紹介していきます!

受験生が一度はつまづく、時制

時制で最もネックになってくるのはずばり、完了形!日本語にはない概念なので、つまづきやすいポイントなんですよね。

そんな時制を理解するのに手っ取り早い方法が図を利用するもの。

参考書や学校の先生の板書で→の図が使われているのを見たことはありませんか?完了時制を使うのはあの図で表されているように、過去から現在までの時間の流れの中での出来事を表す時なんです。

例えば「完了」の意味で現在完了を使うのは過去に始めた動作が現在終了したときですし、「経験」の意味で使うのはある過去から現在までで何かをしたことがあるという時ですよね。

このように現在完了はその文に時間の流れがあるときに使われます。

つまり英文が出てきた時に、あの図が自分で書けるようになれば、完了時制はマスターできたと言えます。選択肢に過去形と現在完了形があった時、その文が表す出来事が時間軸上で点なら過去、過去から現在までの流れのある線なら現在完了です。

ぜひこの方法で自分で何度も図を書いて、現在完了の感覚を身につけてください!

英語嫌いを生み出すきっかけ、仮定法

仮定法も完了形と同じく、日本語にはないもの。現実の話ではなく、仮定の話にする時、用いられる英文法です。

これが理解できなくて英語が嫌いになったという人も多いんじゃないでしょうか?

仮定法を身につける上で一番有効なのが、文の型を覚えてしまうというもの。仮定法過去であれば、If + S(主語) + 動詞の過去形 または S + would/could/might + 動詞の原形 です。この型を覚えると、問題の英文を見た時にそれが仮定法だと分かればすぐ解けます。

しかし厄介なのが「仮定法過去」というこの英文法名。

「過去」という言葉が使われているせいで、惑わされてしまう人が多いんですが、仮定法過去は現在の事実に反する仮定です。過去の事実に反する仮定を表すときには「仮定法過去完了」を使うのでお間違いなく!

何回やっても覚えられない、動詞の語法

紛らわしいものが多すぎてなかなか覚えられないのが、動詞の語法。これは本当に覚えるしかないものなんですが、覚えるコツを紹介していきたいと思います。

センター試験によく出題されるのは、参考書などで例外として取り上げられているようなもの。

例えば、Can I ask you a favor ? というSVOO型の文をSVO型に言い換える場合は、Can I ask a favor of you ? と of を使うから注意!という文言があれば、試験問題は of の部分が()で抜かれて答えられるかが試されます。

このように珍しい例は普通に考えてもまず正解できないので、過去問などを解いている中で、え?という驚きがあれば、ノートに書き出していくのがいいでしょう。

やはり自分が解いた問題でびっくりしたものは、記憶に残りやすいんです。覚えにくい語法は自分の経験をもとに暗記していくのがおすすめですよ。

どれを使ったらいいか分からなくなる、関係代名詞

関係代名詞は文と文をつなぐはたらきをする品詞なので、どの場面でどれを使うのがいいか混乱しやすいですよね?しかもこの語を使うことが望ましい!という文があれば、この場合はこの語は使ってはいけない!という細かいルールがたくさんあるので、使いこなすのは大変です。

そこでおすすめしたいのが、使えない場合だけ覚えるというもの。だいたいのセンター試験の問題は受験生をひっかけようとしてくるので、使えない場合の文がそのまま出てくることもあるんです。

例えば、the way how という言い方はできませんが、the way that という言い方はできますよね?これが問題になると、how と that のどちらが適切が選ぶことになります。

この時、how はだめだけど、that は大丈夫という覚え方だと、混同してしまいますが、howはだめということだけを覚えていれば、混ざることはありません。

このようにだめなケースだけを覚える方法で効率的に関係代名詞の用法を覚えていきましょう!

用法が多すぎる、不定詞

不定詞で難しいのが、to不定詞の用法の問題。問題文中に下線がひいてあって、この to不定詞と同じ用法で使われているものを以下の中から選びなさいというものです。

なぜこの問題が難しいかというと、問題文中と選択肢内の to 不定詞の用法をすべて分かった上で同じものを選ばなければならないからです。

to 不定詞がどの用法で使われているかを判断する時にポイントとなってくることが3つ。

1つ目は to 不定詞の部分がどの品詞に相当するかの確認。

to 不定詞には名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法の3つがあります。この3つのうちのどれになっているかを見てみるだけでも、選択肢を絞れるはずです。

2つ目はそれが S(主語)/O(目的語)/C(補語)のどの役割を果たしているかを確認すること。文の意味が分かれば、これはすぐにわかります。

この2点に着目していれば、名詞的用法と形容詞的用法の種類分けはできます。

そして副詞的用法の区別をつけるのに必要なのが最後のチェックポイント。3つ目は、不定詞が何を表しているかを見ることです。

副詞的用法が表すものには、目的・結果・感情の原因・判断の根拠があります。これも文の意味を理解した上で、不定詞の部分がその意味のどこを構成しているのかを考えれば分かります。

例えば、It is very kind of you to help me. では、「助けてくれるなんてとても親切ですね」という意味ですが、不定詞はあなたは親切だと判断した根拠、すなわち手助けしたことを指しているので、判断の根拠だと考えられます。

このように以上の3点に気をつけて、to 不定詞の勉強をしましょう!

学んだ英文法を身につけるには?

今度こそ覚えた英文法、もう忘れたくないですよね?しっかりと身につけるにはやはり何度も復習することが大切です。

そしてその復習を効率的に行えるのが、問題演習!問題を解いていくことで、自分がちゃんと理解できているのか、覚えられているのかが確認できます。

では実際にどのようにして問題を解いていけばいいかを見ていきましょう。

効果的に英文法を身につけられる問題集を見つけるコツ

問題を解く上で大事になってくるのが、問題集選び。数ある問題集の中でどれを選んだらいいのか、悩みますよね?

問題集を選ぶ上でのポイントは2つあります。

1つ目は、見開きのページで左が問題、右が解答・解説になっていること。

解答がまとめて最後のページになっている問題集もあると思いますが、それだとどうしても問題を解いた直後に答えを確認しづらくなってしまいます。解いてすぐ答えを見ることで間違った考え方が定着する前に修正することができるんです。

隣のページに答えがあるとそれが目に入って問題を自力で解けないという人は、紙などで答えを隠して解けたらずらして確認するという方法がおすすめ!

そして2つ目は、分野ごとに問題がかたまっているページと、分野にかかわらずランダムに問題が集まっているページの両方があることです。

これはある分野を集中的に復習するためと本当に英文法が身についたか確認するため。

分野ごとのページは何周も何周もすることで一つの分野を極めることができます。そしてランダムのページではその分野の問題だと分かっていなくても解けるかどうかを試すことができます。

例えば仮定法の問題が集中しているページでは、仮定法が理解できているかどうかが問われているんだということを意識しながら解けますが、分野が特定できないように問題がランダムに並んでいるページでは、自力でそれが仮定法の問題だということに気付かなくてはなりません。

つまりランダムのページの方が問題を解くうえでの頭の中での作業が多くなります。この分野集中型とランダム型の2つのレベルを使い分けることが、英文法を身につけるキーになるんです!

以上の2点に注意して問題集を選んでみましょう。

該当する問題集がいくつかある場合はデザインなどを見て気に入った方を選ぶのがいいと思います。経験上、そっちの方が使い続けられますから!

英文法の問題の解き方

ではさっそくどのようにして問題を解くかにうつりましょう。

まず第一に、1つの問題集は3周以上解くことをおすすめします。

1周目は英文法の勉強をした直後に解いてみましょう。

勉強した直後に問題を解いても解けて当然なんだから、やる意味がないだろうと思われるかもしれませんが、それは大間違いです!勉強した直後でも、間違える箇所がたくさんあるんです。

これは「分かったつもり」になっていたところです。最初に勉強した直後に解くことで、「分かったつもり」を「分かった」に変えることができるんです。

間違えた問題にはシャーペンまたは鉛筆で印をつけておくようにしましょう。

続いて2周目。2周目はその問題を解いた3・4日後に解いてみてください。

これは学んだことを忘れていないかのチェックです。

ここでもし、前回印をつけた問題を間違えずに解くことができれば、印を消してしまいましょう。

印がついているとこれは間違えやすいところだと警戒して正答率が上がります。しかし試験本番の問題には印はついていません。ノーヒントで解けるようになることが必要なんです。

そして2周目に忘れてしまっていて間違えたところがあれば、赤シートで隠せるペンで印をつけておきましょう。

最後に3周目です。3周目は本当にその文法事項が身に着いたのかの確認です。

だから3周目は2周目の1週間後に解いてみて下さい。小手先の暗記だけでは1週間後には解けなくなっているからです。こうすることで勉強を終えた後の実力をはかれるんです。

そして赤シートで隠して解いてください。そして答え合わせをして間違っている箇所を確認してみてください。

シャーペンの印があるにも関わらず間違えてしまったところは、本当に自分が間違えやすいもの。

赤シートで隠せるペンの印がついているところを間違えていた場合は、意識しないと見落としてしまうポイント。

そして3周目で新しく間違えてしまったところは、忘れやすくまだ復習が必要な箇所です。ボールペンで印をつけておきましょう。

このように自分の苦手を3種類に分類出来たら、その文法ポイント達をノートに書き出してみましょう。そして模試の会場や試験本番の会場にもっていくと、直前に自分の苦手を効率的に復習できるのでおすすめです。

またそれ以降、4周・5周目をしたくなったら、シャーペンと、赤シートで隠せるペンと、ボールペンの印がついている問題を重点的に解くといいですよ!