はじめに
「テスト2週間前だけど何も覚えていなくてやばい……」という高校生必見です!
この記事では、多くの高校生が抱える「テスト勉強はいつから始めたらいいのか」という問題に対して、テスト2週間前からでも間に合う方法をご紹介します。
誰でも簡単に取り組める内容ですので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
2週間前~1週間前の勉強法:「目を通し」始める
2週間前と聞くと「何から始めたらいいんだ……」と思ってしまう方もいるかもしれません。
しかし、たかが定期テストとはいえ、1週間、まして一晩で対策を立てることはできません。
まずはこちらの全体図をご覧ください!
定期テスト2週間前は、「これから何を覚える必要があるのか」を確認することが重要です。
そうすることによって1週間前に「何から勉強を始めたらいいんだろう」と迷うことがなくなり、より集中して効率よく学習できるようになります!
しかし、あくまで確認することが目的ですから、この段階では無理に暗記しようとしなくても大丈夫。
2週間前の目標は、試験に出てくる範囲の知識や内容に一通り目を通すことです。
1週間かけて試験範囲の内容を確認し、重要事項とそうでないものを判別できるようにしましょう!
それでは2週間前から1週間前までの具体的なスケジュールについて、文系・理系科目別々に見ていきます。
2週間前~1週間前の勉強法:文系科目編
定期テストの場合、使用する教材は教科書・資料集・ノートなどに絞られると思います。
教科書は詳しく書いてありますが、一通り学習が進んだ状態でないと理解することができないため、まずは授業中に配布されたプリントや自分でとったノートを使うことをオススメします。
ノートを見返すだけでもかなり時間がかかりますから、7日で全て見通せるだけの配分をしっかり考えてくださいね。
単純に7で割ると計画にズレが生まれやすいですから、目標としては5〜6日で見直せる計画を立てるといいですよ。
また、先ほども説明したように、この時点では無理に覚えなくても大丈夫です。
全体を確認して習った言葉や流れを全て「見たことがある」「聞いたことがある」という状態に持っていけるようにしてください。
時間が余った、ノートでは物足りないという方は教科書・資料集も活用しましょう。
教科書は流れを理解する、資料集は重要事項を一気に覚えることに適しています!
ノートだけではわからなかった歴史の流れなどを教科書で確認し、文法事項や王朝などの細かい知識を資料集で確認しましょう。
同じ内容を違う書物を通して読むことで、より記憶が定着しやすくなりますよ。
テストによく出る重要な点は必ず教科書・資料集にも載っていますので、繰り返しその内容に目を通すことで1週間前からの勉強がかなり楽になります。
2週間前~1週間前の勉強法:理系科目編
文系科目編では「覚えられなくてもいいので、覚えるべき箇所を確認する」と言いましたね。
それと同じで理系科目も「完全に解けるレベルにならなくて良いので、解けない問題を確認する」ことが必要になります。
つまり、理系科目の場合は解けない問題を発見することに主眼を置きましょう。
そのためには教科書傍用問題集(4stepなど)を使って、ある程度多くの問題に触れる必要があります。
時間はかかりますが、試験範囲の問題を一旦解いてみてください。
その際、確実に解ける問題に時間をかけるのはもったいないので、解く問題を「A問題だけ」「B問題だけ」「星印だけ」と絞ってしまっても構いません。
解けない問題を効率的に確認するには、「日付法」を使うと便利です。
なんだか名前がついて仰々しいですが、要するに「問題を解いた日付」と解けたかどうかを問題に書いておくということです。
日付法を使うと、一目で解けなかった問題を把握することができます。
この1週間は、日付法を使って多くの問題を解いていきましょう。
問題を解く時のポイントとしては、最初から問題が解けなくてもいいということです。
解説を読んで理解して、後で忘れてもいいので解説を読んだあとは一度自力で解ける状態にしておくことが重要です。
解説を読んでも分からない場合は、より簡単な類題や、教科書を参考にして解いてみるといいですね。
それでも分からない場合は付箋をはっておき、先生や友達に質問する癖をつけましょう。
一度理解して解法を覚えておくと、あとで忘れてしまってもかなり思い出しやすくなります。
また、繰り返し理解することで長期記憶に残るようになり、定期テストも入試も突破できる基礎力をつけることに繋がりますよ!
1週間前~前日の勉強法:1週間かけて確認した内容を覚える
2週間前からの勉強では、テスト範囲の内容を確認して、わかっているものとそうでないものを区別することが重要でしたね。
1週間前からは、このように確認した内容を覚え、そして思い出す作業が重要になります。
覚える際もただ読んでいるだけではいけませんから、アウトプットすることを意識して勉強しましょう!
1週間前~前日の勉強法:文系科目編
もう既に覚えることは確認してありますから、テストの際に「そんなの範囲にあったっけ?初めて聞いたよ」となるような失敗は犯しませんね。
しかしながら、まだ定期テストで好成績を修めるのは難しいです。
1週間前からは、ワークなどの問題集を使ってノートで確認した内容を暗記、定着させていきましょう。
問題集はできるだけ3回は通すようにしてほしいですが、1回目はノートなどで確認しながら解き進めて構いません。
解く際は自分の記憶を頼りに答えられたものとそうでないものを区別し、2回目、3回目は何も見ずに解けるようにしてください。
2〜3回通しても答えられなかったものは紙にまとめ、直前に確認できるようにしましょう。
この覚えられないものが全体の半分もあるなら勉強不足ですが、全体の2割程度が覚えられないくらいでしたら悲観する必要はありません。
スキマ時間を使ってこまめに確認し、本番に備えましょう。
1週間前~前日の勉強法:理系科目編
すでに解ける問題と解けない問題を把握してあるので、あとは「解けなかった問題を解けるようにする」「一度解けた問題はいつでも解けるようにする」ことを目標に勉強しましょう!
具体的には、やはり問題を繰り返し解くことが一番です。
日付法を元に、理解が怪しい問題を何周も解き、余裕があるなら一度解けた問題も再度解いていきましょう。
この時、自分ができなかった問題をいくつか集めた「自分だけの予想問題集」を作るといいですよ。
例えば微積分だったら、間違った問題のうち微分の計算問題を3題、微分を使って関数を求めるものを3題、積分の計算問題を3題、積分で面積を求める問題を3題、微分と積分の融合問題を3題と計15題集めて、1時間で試験をしてみるのです。
15点満点で何点だったかを自分で確認すれば、今後どのくらい勉強すべきかがわかりますね。
あえて一度間違えた問題から予想問題集を作ることで、より効率よく対策ができます!
そしてそれでも解けなかったものは解法を紙にまとめておいて、スキマ時間で見直せるようにしましょう。
テスト前日はまとめを見直して早寝する
テスト前日、必ず守ってほしいのが早寝です。
覚えきっていないところがあるかもしれませんが、それは諦めて早く寝るのが肝心です。
素直に早く寝ることで、テスト中確実に解ける問題で失点しないコンディションを作りましょう!
不安な内容は紙に書き出したり、翌日の朝に読めるようまとめておくといいでしょう。
しかし、これにもあまり時間をかける必要はありません。翌日の科目とそれ以外の科目半々くらいで勉強しましょう。
おわりに
この記事では、定期テストの対策として2週間前から学習し始める方法を紹介しました。
テストの2週間前から復習に取り組んでいれば、好成績が取れること間違いなしです!
ぜひこの記事の内容を参考に、頑張ってくださいね。