はじめに
いきなりなんですが、世界史の教科書って、
正直面白くない
ですよね。
僕は高校生の時世界史が大好きだったんですが、世界史が嫌いになりかけた時が2回あります。
1回目が教科書を初めてみた時、2回目が世界史の点数の伸び悩みを感じた時です。
後者の、「世界史の点数が伸び悩んだ時に、世界史が嫌いになりかける」っていうのは分かりますよね、壁にぶつかったら誰だって嫌になります。
でも前者の「教科書を初めてみた時」に世界史が嫌いになりかけるって絶望的じゃないですか?
まだ勉強を始めてすらいない、世界史ってどんな科目なのかなぁって思いながら教科書を開いたら、その瞬間に嫌いになりかけてしまうんです。
それもこれも、教科書が面白くないからです。
小説っぽく、物語のようにもっと面白く書いてくれればこっちとしても楽しめるんですが、教科書は淡々とでき事とその因果関係が述べられているので、あんまり読む気にならないんですよね。
今回はそんな僕が、とのように世界史を勉強していったのかということについてお話ししていこうと思います。
世界史は人の感情で形作られてきたはず
たとえばグレゴリウス7世とハインリヒ4世のカノッサの屈辱なんて代表的ですが、教科書では「ハインリヒ4世がグレゴリウス7世に謝った事件。」みたいに超淡々とかかれていますけど、実際本人たちからしたら「謝った」と一言で言えるような話じゃないと思うんです。
ハインリヒ4世の心の底では「くっそおおおおおお、グレゴリウス7世まじでいつか覚えてろよ。まじでぶっ殺す!!!チクショ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」くらいの悔しい気持ちがあったと思うんですよ。
世界史は、人が作ってきたもの。そこには並々ならぬ感情があったはずなんです。
その感情が、世界史を作ってきたのです。
世界史の流れは、当事者たちの気持ちを考えれば実は簡単につかめるのです。
教科書を使わない世界史の勉強法
世界史にまつわる漫画を読む
とにかく僕はこれから入りました。
漫画ですから、当然そこには感情がありありと描かれています。
漫画世界の歴史シリーズは色々な種類がありますが、僕の個人的なおすすめは上の写真の、集英社の学習漫画が特に面白かったです。
あとがきの部分までキッチリ読みましょうね。
「歴史書は常に書いた人が正義というような書き方をしているから、歴史書を信じ込むのは危険だ」というような大切なことも書いています。
他には、漫画の伝記シリーズを読んでみるのもおすすめです。
伝記で描かれるのは、何もその人の生い立ちだけではありません。
時代背景も詳しく解説されていますから、頭にすんなり入ってきます。
伝記シリーズを全部読んでもせいぜい50人程度の知識しか頭に入らないじゃないか、実際の世界史では何千人も覚えなきゃいけないのに、と思うかもしれませんが、その考えは浅はかです。
とにかく世界史は流れをつかむのが暗記の近道です。
誰誰が西暦何年に何をした、という細かい知識を覚えるのは二の次です。
伝記シリーズで得られる知識は、その50人が生きた時代の時代背景、つまり世界史の流れそのものなのです。
とにかく世界史が苦手、教科書を読む気にならないという人は、漫画を読んでみることをおすすめします。
教科書から漫画を自分で描いてみる
教科書から漫画を書いてみるというのも有効な勉強法です。
子供だましではありません。
僕は実際にそうやって世界史を勉強していました。
これの良い点は2つあります。
- 絵を描いて遊び半分で勉強ができる
- 流れをつかまないと漫画は描けないので、漫画を描くとほぼ完璧に頭に流れが入る
漫画といっても、絵に凝って時間をかけるのは時間がもったいないので、簡単に棒人間とかで描きましょう。
ちなみに僕は自分の描いた漫画を教室の掲示板に貼って、世界史をみんなに布教していました。
漫画はこんな感じで描いていました。かなり適当ですが、おおまかな流れはつかめていると思います。
おわりに
いかがでしたか?
教科書が面白くなくても、自分で面白くすることはできるはずです。
皆さん世界史の勉強を楽しんでくださいね!