はじめに
東大生のノート作りのコツを伝授します!
これは実際に僕が世界史で作っていたノートです。ノート作りにはいくつかポイントがあるので写真つきで見てみましょう。
目次
ノートだけで完結できるようにする
勉強で一番大切なのは復習です。
ノートは、「あとから復習できるようにしておく」をコンセプトに作っていきましょう。
問題を解くだけのノートを作っている人がほとんどかと思いますが、それではあとから復習がしにくいです。
また、参考書の間違えた問題にマークをつけている人は「解けたかどうか」は分かっても、「どう間違えたか」「1回目解いた時にどこでつまづいたか」まではさすがに分かりません。
そこで今回は、ノートを見ればどの問題をどう間違えたか、その問題のポイントはどこかが一発でわかる万能ノート作りのコツを伝授します。
ポイント1: コピー代をケチらない!
ノート作りは「問題をコピーすること」から始まります。
上の写真を見て下さい。
これは学校でもらった問題プリントをノートに貼っていますが、例えば模試の復習ノートを作る時は模試をコピーしてノートに貼ってしまいましょう。
コピー代は10円です。
10円でその問題を完璧に理解できると思えば、安いと思います。
ノートにプリントを貼るだけで、ノートの見栄えが圧倒的に良くなります。
プリントをなくす心配もなくなるので、とにかくプリントを貼ってしまいましょう。
ノートに問題を貼ることで、ノートだけを見ればどの問題を解いたかが一目瞭然で分かりますね。
いちいち参考書を棚から出したり、「えーと56ページだからー……」とペラペラ参考書をめくる時間も短縮できます。
また、ノートは薄いので持ち運びに便利です。
模試前にあれこれ参考書をもっていくのはすごく重いのですが、ノートだと軽いので疲れることなく受験会場に向かえます。
ポイント2: 論述問題の演習では、一行に書く文字数を決めておく
よく論述問題で「〜を150字以内で説明せよ」という問題がありますよね。
その時に、書いていて「今何文字書いてたかな、1,2,3,4,5,……」と数える時間ほどもったいないものってないですよね。
そこで、「一行に書くのは30文字」とあらかじめ決めてから、論述を書いていきましょう。
一行目は数えながら文字を書いていかなければなりませんが、二行目以降は一行目の文字の下に文字を書いていけばいいので数える必要はなくなります。
これだけで時間短縮になります。
ポイント3: 最後に文字数を書く
最後に文字数を書いておきましょう。これは、添削する先生が何文字書いたか見やすくするためです。
先生に文字数を数えさせていては、先生も手間に感じてしまいます。
先生に気持ちよく採点してもらうためにも、最低限の礼儀として書いた文字数くらいは自分で数えておきますしょう。
1行30字と決めていれば、行数を数えるだけで何文字書いたかすぐ分かります。
ポイント4: きちんと余白を作る
赤文字の部分が先生にしてもらったフィードバックです。
このページでは先生のフィードバックは余白部分には書かれていないですが、きちんと余白を作ることで、添削してもらった時の先生のフィードバックをここに大きく書いてもらうことができます。
また、解き直しをここに書いたりすることもできます。
仮に何も書かなかったとしても、ノートとして余白が整然ととられている方が綺麗ですよね。
ポイント5: 図をしっかり書く
僕はこのヨーロッパ地図の絵を、受験時代に一体何回書いたのか、目をつぶっても書けるくらいは書いたと思います。
世界史の地名は特にそうですが、地名だけ覚えても頭に入ってきません。
場所と一緒に覚えることで地名も覚えることができます。
場所と地名を覚えるなんて、地名を覚えるより二倍の労力がかかるじゃないか!と思われるかもしれませんが、それは違います。
二倍の労力がかかるのは最初だけ。そのあと記憶に定着させることを考えると、最終的にはこっちの方がコストパフォーマンスがいいのです。
ポイント6: 分からなかった問題は、きちんと印をつけておく
論述問題は、書けば何か点数がくるというのがほとんどです。
その論述問題において0点をとってしまうということは、これはつまり「全くわかっていない」ということです。
論述問題で0点をとったような問題は、後から必ず復習しましょう。
後から復習できるようにするために、このようにマークしておくといいでしょう。
おわりに
もちろん、ここに挙げた全てのポイントを真似しなきゃ絶対だめということはありません。
一つでもいいから、真似をしてみて下さい。きっと、ノートが美しくなるはずです!