はじめに
合格サプリメンバーの勉強法まとめ第二弾!
今回は、『現代文を実力で解くための勉強法』、『もう英単語で困らない、単語帳の最強の使い方』、『現代文が得意科目に変わる勉強法』の3つを紹介します!
現代文が苦手な人は、ぜひ参考にしてください!
現代文を実力で解くための勉強法
はじめに
「現代文はセンスがない私には難しい」と悩んでいる人、「現代文はなんだかフィーリングで解ける」と思っている人はいませんか。
私も高校2年生の夏まで現代文はフィーリングでなんとなく解くものと思っていました。しかし、現代文はセンスやフィーリングが問われている科目ではありません!
ここでは私が「なんとなくできる」から「実力がついたからできる」に変われた方法を紹介します。
①漢字の練習をして語彙力を高める
国公立大学の二次試験では記述問題が出ます。また、私立大学でも慶應義塾大学の小論文をはじめ、今年は早稲田大学文学部・文化構想学部で例年は無かった記述問題が出題されました。
このように現在は書く力が求められています。自分で熟語を書いたり、普段の会話では使わない熟語に出会ったりすると語彙力が高まり、記述力が問われている問題で伝えたいことがより的確に表せます。
もちろん記述のためだけではありません。センター試験国語の1問目から5問目までの10点分は漢字です。ここで正解しておくと心に余裕が生まれますよ。
②段落の役割や接続詞の効果を理解しよう
一つの文章の中で段落ごとの役割、重要度の違いを理解すると論理的に読解できるようになります。
最も重要なのは主張をしている段落で、重要度が比較的低いのは具体例が示されている段落です。段落ごとの役割を分析していくことで論旨をしっかりと理解しましょう。これは根拠を持って選択肢を削除するために必要な力です。
接続詞に印を付けながら読むこともポイントです。接続詞の働きを意識しながら読むことで、文同士のつながりが分かります。
段落や接続詞の働きに注目して部分部分を分析すると文章全体の見え方が驚くほど変わりますよ。
③演習と復習を重ねる
私は初めて早稲田大学の入試問題を読んだ時、難しすぎて話が頭に入ってこなかったという経験があります。難解な文章は誰にとっても最初は難しいものです。演習を重ねることで、焦らず徐々に慣れていきましょう。
解き終わったら文章をもう一度じっくり読み返し、解説も丁寧に読み込むのがおすすめです。自分が納得するまで時間をかけて復習することで着実に実力をつけることができますよ。
演習をして復習をするサイクルを続けると、具体例が示されている段落はさっと読んだり、主張をしている段落は丁寧に読んだりと読解に緩急をつけられるようになるので読解のスピードをあげられます。
おわりに
現代文はセンスやフィーリングで解くものではなく、勉強して得た実力で解く科目です。
私自身、フィーリングで解いていた頃は波のある成績でした。しかし実力で解く力がつくと成績が安定し、自信を持って、「得意教科は現代文だ」と言えるようになりました。
現代文の得点は一朝一夕で伸びるものではありません。焦らず、丁寧に学習していくことで確実な実力を身に付けましょう。
もう英単語で困らない? 最強の単語帳の使い方
はじめに
「単語がわからなかった。」模試で英語が終わった後によく聞く言葉です。
しかし英単語は、英作文や文法問題、特に読解問題を解く際に前提となる知識です。英単語の暗記を疎かにすることほどもったいないことはありません。
大学受験で英単語で困ったことがない(?)筆者が単語帳を使って単語を覚え、英語を得意科目にする方法を紹介します。
1日200単語に触れる
英単語帳は1日に多くの単語に目を通して短期間に何周もしましょう。具体的には、1日で200単語程度に目を通します。一回で覚えようとはせず、単語とその意味に目を通す程度でいいのでとにかく多くの単語に触れましょう。
この方法が効果的なのは、人間は忘れてしまう動物だからです。丁寧に1単語1単語時間をかけて進めても、結局時間が経つと忘れてしまいます。ですから、忘れてしまうことを前提として、繰り返し繰り返し目を通したほうが、多くの単語を覚えていられるのです。
目を通すだけでちゃんと覚えられるの?と不安に思う人もいるかもしれませんね。でも心配ありません。なぜなら単語帳に載っている単語のほとんどは読解でしか登場せず、意味がわかれば十分だからです。
例えば、exert「行使する」という単語は読解では目にしますが、作文つまり自分で書く必要が生じることはあまりありません。このような単語を書けるようになる必要はあまりないので単語帳を見るだけで十分なのです。
眺めるだけでは、覚えることができない単語の覚え方を次に説明していきます!
覚えられない単語は実際に使われている文を単語帳に書き込む
誰にでも、単語帳を繰り返し見ているだけではどうしても覚えられない単語があると思います。覚えられない単語をただ眺めていても覚えることはできません。
なかなか覚えられない単語を覚える方法の一つとして、読解問題でその単語が使われている文を見つけ、その文を単語帳に書き込むという方法があります。
長文には流れがあるのでその中で使われている単語は文の内容に関連した使われ方をしています。ただ羅列されている単語を覚えるより、文の内容と関連させた方が覚えやすいはずです。
さらに、その文を単語帳に書き込むことで、単語帳への親しみが増します。親しみは、単語を覚える原動力になり得るので、わからない単語が含まれる文を単語帳に書き写しましょう。
それでも覚えられない単語は語源を調べて書き込む
文を書き込んでも覚えることが出来ない、難易度は高いけれど知っていると他の受験生と差をつけられる単語もあります。そういう単語は語源を使って覚えましょう。
例えばcontaminate「汚染する」という単語は
con(まるごと)+tami(触る)+nate
というように分解して汚い手でべったり触って汚れる様子を想像することによって汚染という言葉が連想できます。
ネットで検索すれば語源の説明をしているサイトが見つかるので積極的に活用して、ここでも親しみを活用すべく単語帳に書き込んでいきましょう。
おわりに
どの英単語帳が良いのか悩む気持ちも分かりますが、一冊自分がこれと決めた単語帳を上で紹介した単語を覚える方法を実践して覚えましょう。
そうすれば、英単語に困ることなく、英語の試験の配点の大部分を占める長文をスラスラと読め、英語を得意科目にできるはずです。
現代文には解き方がある!現代文が得意科目に変わる勉強法
はじめに
現代文は何をやっても点数が上がらない・・・。現代文は苦手だから、他の科目に力を入れるしかない・・・。
皆さん、現代文に対してそんな考えを持っていませんか? この記事では、現代文を勉強する時に注目するポイントを3つのステップに分けてご紹介しています。
現代文に関する悩みを解決して、”弱みの現代文”を”強みの現代文”に変えましょう!
ステップ①:文章を読んでわからなかった語句を調べよう。
まずは文章を読んで意味がわからなかった語句や読めない・書けない語句を調べましょう。
文章を読む時に、わからない語句があると読むスピードは下がり、文章の理解 度も下がってしまいます。わからない言葉はしっかり調べて、次の文章に生かし ましょう!
また、皆さんが引っかかりやすい単語の例として、入試頻出テーマの用語が挙げられます。入試に出てくる文章には、実はテーマがあります。テーマの中には、基本用語があり、わからないと、読解に支障が出てしまいます。
たとえば、説明できるほどにならなければいけない用語に「物心二元論」があります。読解において知らないと全く話が分からないといっても過言ではありません。意味が説明できない人は早速調べてみましょう!
ステップ②:抽象と具体。主張を探そう。
次に、抽象的な部分と具体的な部分を見分けましょう。抽象的な部分=筆者の 主張で、具体的な部分=具体例です。
抽象と具体は、多くの場合、接続詞が見分けるヒントになります。具体では 「たとえば」、抽象では「つまり」などです。
具体例は主張の補強なので、読み飛ばしても構いません。大事なのは、抽象 =主張を追い、話の流れをつかみ取ることです。主張は意味段落(意味や内容で 分ける1つのまとまり)に分けられます。意味段落を抑えれば筆者の主張を読み取れるのです!
ステップ③:現代文の復習法。2つのコツを抑えてさらなる高みへ
最後に、現代文で一番重要な、復習の話をします。
現代文の復習は、同じ問題を解き直すことではありません。
現代文の復習の1つ目のコツは学校や塾で習った授業を再現しながら、声に出して読み直すことです。
解き方の再現と音読は、単語の定着を促し、文章のより深い理解につながります。
2つ目のコツは意味段落を分けることで得た主張を使って100字要約を書くことです。要約をつけると、読解力と記述力が身に付きます。
特に、100字要約を予習時と復習後に書くと、自分が読めていることが実感でき、最初に抑えられなかったところがどこなのかわかるのでおすすめです。
おわりに
現代文はすぐに点数が伸びる科目ではありません。点数が伸びないことに不安を覚える方も多いですよね。
現代文は、主張を探す科目です。3つのステップを通して、読解力をつけていきましょう!
おわりに
参考になる勉強法は見つかりましたか?
次回もお楽しみに!