はじめに
皆さんはオンライン英会話についてどう考えていますか?
「オンライン英会話に興味があるけれど、受験勉強と両立できないのではないか。」
「オンライン英会話をやっているけれど、受験に必要な英語力が伸びていない気がする。」
このような悩みを抱えている人も多いと思います。
本記事では、実際に高校生の時にオンライン英会話を利用していた筆者が、受験勉強に役立つオンライン英会話の活用法を紹介します。
オンライン英会話を高校生が利用するメリット
【オンライン英会話のメリット①】大学受験に必要な英語力が伸びる
英語のスピーキング力は、リスニング力やライティング力に直結しています。
つまり、オンライン英会話でスピーキングの練習をすると、自ずと大学受験で必要になるリスニング力やライティング力も伸びるのです。
例えば、リスニング力は講師の英語を聞き取る過程で身につきますね。
大学受験のリスニング音声は多様化してきており、ノンネイティブスピーカーを含む様々なアクセントの英語音声が採用されています。
オンライン英会話では、色々な国の講師と話せるのでリスニングの良い訓練になりますよ。
スピーキングとライティングは脳内で情報を整理して英文を組み立てるという点が共通しているため、スピーキングの練習がライティングの練習にもなります。
また、大学受験では大量の英単語を覚える必要がありますよね。
英単語は実際に使うことで知識として定着しやすくなるので、オンライン英会話でアウトプットの機会を増やすことで英単語を効率よく覚えることができますよ。
このように、オンライン英会話は大学受験に必要な英語力を伸ばすのに便利なツールなのです。
【オンライン英会話のメリット②】予想外の設問への対応力がつく
本番の試験では何が問われるか分かりません。
特に、自分の意見を述べる英作文問題は、問題文を読んですぐに内容を考えて書き始めないといけないため、難易度が高いです。
さらに英作文問題は、予想外のテーマについて問われることが多々あります。
このような英作文問題に対応するには、日常的に質問に対して英語で答える訓練をすることが必要です。
オンライン英会話の講師は生徒の話を広げようと質問をしてくれます。
そのため、予想外の質問にすぐに英語で答える機会がたくさんあり、大学入試本番に向けた良い練習になりますよ。
【オンライン英会話のメリット③】自分の書いた文章を添削してもらえる
サービスによっては、公式な用途として自分の書いた文章の添削をお願いすることができます。
文法のミスやスペリングミスだけでなく、自力で気付くことが難しいミスや改善点なども指摘してもらえますよ。
具体的には、文法は間違っていないが口語的で入試問題の回答としては不適切な表現を指摘してもらえたり、より良い表現を提示してもらえたりします。
自宅から利用できる上にその場で添削してもらえるので、普段学校や塾の先生に添削をお願いしている人も、休日にオンライン英会話で添削を依頼することがおすすめです!
筆者が実践していたオンライン英会話の受験への活用法
【オンライン英会話の受験への活用法①】授業や過去問で扱った長文について話す
英語の授業や過去問で扱う長文は、オンライン英会話の話題として使えます。
講師に長文の内容を説明するために長文を要約しなければならないので、長文要約問題が出題される大学の入試対策になります。
また、要約の際はただ要所をそのまま読み上げるのではなく、適宜単語や表現を変える必要があるため語彙が増えますよ。
さらに、講師から長文の内容について質問された場合、長文の内容を正確に理解していないと答えられません。
一人で復習する場合よりも綿密に長文を読み込む習慣がつき、復習の精度が上がるというメリットもあります。
【オンライン英会話の受験への活用法②】講師とディスカッションをする
講師とディスカッションをするのも効果的です。
おすすめの題材は英作文問題のテーマと英語のニュースです。
本文から答えを導き出す長文読解問題と違い、英作文問題では「〇〇に対して賛成か反対か」「〇〇についてどう思うか」といった自分の意見を述べる必要があります。
そのため「書くことが思いつかない……」ということが起こりやすいです。
オンライン英会話の講師には多様な国籍や年齢の人がいるため、様々な視点から自分では思いつかないようなアイデアを提供してもらえ、英作文問題を解く際の参考になりますよ。
また、英作文問題では文法や単語が正しくても論理関係がおかしいと減点されてしまいます。
自分の意見を述べて客観的に評価してもらうことで、英作文問題で自分の書いた意見が他人(採点者)を納得させられるものかどうか確かめることができます。
さらに、大学入試の英語の問題では時事問題が扱われることも多いです。
オンライン英会話の教材として、英語のニュースを取り入れることで普段から慣れておくと安心ですよ。
それだけでなく、英語のニュースを読むことがリーディングの訓練になりますし、新しい単語・表現に出会えるので語彙力の強化にも繋がります。
英語のニュースをどこで探せばよいか分からないという人は、こちらの記事を参考にしてくださいね!
【オンライン英会話の受験への活用法③】外部試験対策に利用する
大学受験に英語外部試験を利用する予定がある場合は、その対策としても使えます。
多くのオンライン英会話サービスでは、英検やTOEFL iBTなどの大学受験に利用される英語外部試験対策に対応できる講師がいます。
ライティング力の評価をしてもらったり、スピーキングの模擬テストをしてもらったりといった対策はもちろん、実際に英検やTOEFL iBTを受験したことがある講師にアドバイスをもらうことも可能ですよ。
また、英語外部試験の対策教材が用意されているサービスもあります。
スピーキングを含む試験は自力で対策するのが難しいので、オンライン英会話を使って練習するのがおすすめです。
英語外部試験利用入試についてはこちらの記事を参考にしてください!
各オンライン英会話サービスの特徴
オンライン英会話サービスは種類がたくさんありますが、ここでは2つのオンライン英会話サービスの特徴を紹介します。
【オンライン英会話サービス①】ネイティブキャンプの特徴
- 料金プランはプレミアムプラン(6480円/月)と家族に会員がいる場合に利用できるファミリープラン(1980円/月)の2つ
- ネイティブスピーカーを含むさまざまな国の講師が在籍している
- 大学受験や英語4技能試験を経験している講師のレッスンを受けられる
- 定期メンテナンス時(月曜日の午前2時から午前6時)を除けばいつでも予約なし・回数制限なしで受講できる
- レッスンの録画機能は無い(講師に個別に許可を取って画面収録をすることは可能)
【オンライン英会話サービス②】Camblyの特徴
- 豊富な料金プランの中から選択でき、受講頻度に合わせて料金が変わる(例えば、1日あたり30分、週あたり3回、12ヶ月契約の場合9354円/月)
- ネイティブスピーカーの講師のみが在籍している
- 24時間いつでも予約なしで利用できる
- レッスンを自動で録画する機能がある
オンライン英会話サービスは、大抵の場合無料体験が出来るので、色々試して自分に合ったものを見つけてください!
おわりに
いかがでしたか?
オンライン英会話の利用は高校生・受験生にも沢山のメリットがあります。
皆さんもこの記事を参考に、オンライン英会話を活用して受験に必要な英語力を伸ばしてみてください!