はじめに
早稲田大学の文系学部を受験する皆さん、受験する学部は決めていますか?
出願する学部選びに悩んでいる、という人もいるのではないでしょうか?
この記事では大学受験で全力を出し切れるように、自分にぴったりの併願プランを立てる方法を解説します!
この記事では早稲田大学を第1志望とする人はもちろん、早稲田大学を併願校として受験する方におすすめの併願プランも解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
早稲田大学の併願プランで考慮するべきポイント
【早稲田併願学部を考えるポイント】①学びたい分野
「とりあえず受けられる学部は受ける」というスタンスで受験する学部を選んでしまうと、4年間興味のない分野を学ぶことになる可能性があります。
合格した場合に少しでも早稲田大学に進学する可能性があるなら、自分の学びたい分野に近い学部を受験することをおすすめします。
文学部と文化構想学部・政治経済学部と法学部は、それぞれ履修計画の組み方や専門演習の選び方次第でかなり近いことが学べるので、併願に向いていますよ。
また、社会科学部・国際教養学部は学べる分野が幅広いので、学びたい分野がまだはっきりと決まっていない人や、なるべく多くの学部を受験しておきたいという人におすすめです。
【早稲田併願学部を考えるポイント】②共通テスト利用入試と一般入試の受験日程
政治経済学部・法学部・社会科学部・人間科学部・スポーツ科学部は、共通テストのみで合否が決まり、早稲田大学のキャンパスに出向く必要がない共通テスト利用入試があります。
キャンパスで入学試験を受ける必要のある一般選抜は、以下の通り毎年過密な日程になっています。
これは2023年の一般選抜の日程の例ですが、毎年連続した日程で入試が行われています。これに加えて一般選抜以外の入試が行われますよ。
2/13 国際教養学部
2/15 法学部
2/17 文学部
2/18 人間科学部
2/20 政治経済学部
2/21 商学部
2/22 社会科学部
それぞれの試験日の試験開始は10:00ごろ、終了は16:30ごろですが、入試問題の回収や分散退場等にさらに数十分かかる可能性もあります。
自宅やホテルに何時ごろに帰れるか調べ、連続して受験するのに十分な休息が取れるか考えましょう!
他の大学を受験する場合でも、4日以上連続で受験するのは体力や睡眠時間、勉強時間不足になりやすいので避けた方が良いですよ。
【早稲田併願学部を考えるポイント】③配点と外部試験利用入試
併願する学部を決めるときは、自分の得意科目と配点の相性や、外部試験利用入試等も考慮しましょう。
数学が得意な人は商学部の数学型入試がおすすめです。同じ商学部でも、地歴公民型入試と比べて倍率がかなり低いですよ。
2022年度は数学型入試の倍率が6.2倍、地歴公民型の倍率が11.0倍でした。
また、国語が得意な人は200点満点中75点と他の学部に比べて配点が高い文学部・文化構想学部や、国語の得点が調整後に1.5倍される>教育学部国語国文学科が向いていると言えます。
外部試験利用入試は、商学部の一般選抜の英語4技能テスト型と国際教養学部の一般選抜で行われています。
これらの入試方式では、教場での入試の英語の試験の他に、実用英語技能検定やTOEFL iBTなどの英語4技能試験の結果に応じた加点があります。
英語がとても得意で試験結果を提出できる人は、これらの学部同士を併願するという手もありますよ。
加点の基準となる外部英語試験のスコアはとても高いですが、他の受験者に対して商学部では最高5点、国際教養学部では最高20点の差をつけることができますよ。
【早稲田併願学部を考えるポイント】④試験問題同士の相性
早稲田大学の入試問題の出題傾向は学部によって大きく異なるので、基本的にはそれぞれの学部に個別に対策が必要です。
ただ、例外的に文学部と文化構想学部は英語は全く同じ方式で、世界史・日本史もかなり似た問題が出題されます。
対策にかける時間が節約できるので、一方の学部を受験する人はぜひもう一方の受験も検討してみてください!
【早稲田併願学部を考えるポイント】⑤受験関連費用
早稲田大学の受験には、受験料の他に宿泊費や交通費、入学金がかかるので、むやみやたらに沢山の学部を受験すると莫大な費用がかかってしまいます。
国立大学の併願先として早稲田大学を受験する場合、国立大学の合格発表の前に早稲田大学の入学金の支払い期日が来る場合もあります。
出願直前になって揉めることがないよう、親御さんと相談しておきましょう!
合格した学部の入学金支払い期日を確認して、どの日に入学金をどの学部に払い込むのか、優先順位を先に共有しておくのがおすすめです。
早稲田大学文系学部の併願プランの立て方
【併願学部の決め方】早稲田大学が第一志望の場合
早稲田大学が第一志望の場合は、3〜4学部受験すると良いです!
志望順位が一番高い学部に加えて、その学部と学べる分野が近い学部、自分の得意な科目の配点が高い学部を選ぶのがおすすめです。
入試直前の対策が満足に出来ない可能性があるため、入試日程が近い学部同士のみを受けるのは避けた方が良いでしょう。
2023年度は2/20に政治経済学部、2/21に商学部、2/22に社会科学部と連続して試験があるので、これらの学部を併願しようとしている人は注意してくださいね。
もし3学部とも受ける場合は、その前後で他の大学の受験は避け、それぞれの学部の直前対策を計画的にできるようにしておきましょう。
また、先ほど学部同士の相性が良いとお伝えした、文化構想学部と文学部、法学部と政治経済学部は5日間入試日程が離れているので、併願しやすそうですね。
ちなみに私は早稲田大学が第一志望で、当時一番興味があった商学部、商学科目も充実している政治経済学部、得意科目の英語の配点が高い国際教養学部を受験しました。
結局政治経済学部に進学することになりましたが、政治学・経済学を学びながら商学の授業も受けることが出来ています!
【併願学部の決め方】国公立大学等の併願校として早稲田大学を受験する場合
共通テスト後は第一志望の国公立大学の勉強に集中するため、対策の負担が小さい学部を受験すると良いですよ。
試験対策の負担が小さいのは、共通テスト利用入試がある学部と、共通テストの配点が合否判定の半分を占める政治経済学部です!
早稲田大学に進学する意思が強いなら、共通テスト利用入試がある学部と政治経済学部に加えて、自分の勉強したい分野に近い学部を1つ受けてみてください。
反対に、早稲田大学に合格しても入学する可能性は低い、という人は共通テスト利用入試のみ、もしくは共通テスト利用入試と政治経済学部を受験するのがおすすめですよ。
【併願学部の決め方】チャレンジ校として早稲田大学を受験する場合
早稲田大学への合格を目指してチャレンジしたいと考えている人は、自分が勉強したい分野の学部1つに絞って受験するのがおすすめです。
モチベーションの高い学部1つに絞って集中的に対策することで、合格可能性を上げることができます。
また、勉強したい分野の1学部に絞って受験すると、合格した場合に迷いなく進学できますよ。
おわりに
自分にあった学部を併願することは、大学受験で良い結果を出すために重要です。
是非この記事を参考に受験学部を選んでください!