はじめに
試験当日が近づくにつれ、本番のタイムテーブルがどのようなのか気になる受験生も多いでしょう。
そこで今回は、早稲田大学を目指す受験生に向けて、現役早稲田生の私が早稲田大学の試験当日の流れと、試験を受けて分かった試験当日の注意点をご紹介します。
この記事を読んだ皆さんが早稲田大学の試験当日をイメージして、本番の試験をリラックスして受けられるようになれば嬉しいです。
早稲田大学の試験の基本情報
早稲田大学には、一般入試・共通テスト利用入試・自己推薦入試など様々な入試制度があります。
自分が受けたい学部がどのような制度をとっているか確認し、間違いのないようにしましょう。
この記事では、私が受けた一般入試について記述していきます。
早稲田大学の試験日程・試験開始時間と合格発表日
試験日程・合格発表日は学部によって異なり、2025年度は以下の表のようになっています。
また当日は、開門が8:15、試験開始が10:00となっています(一部学部・試験方法を除く)。
試験日程・試験開始時間・合格発表日は異なる場合がありますので、大学公式ホームページを必ず確認してください。
引用)早稲田大学入試要項
早稲田大学の試験会場は?
早稲田大学の試験会場は早稲田キャンパス・西早稲田キャンパス・戸山キャンパスに分かれています。
全員が早稲田キャンパスで受験する学部もあれば、同じ学部でも複数のキャンパスに分かれて受験することもあります。
もし試験会場を間違ってしまった場合(例えば西早稲田キャンパスでの受験のはずが、間違って早稲田キャンパスに行ってしまった場合など)、キャンパス間の移動には約20~30分前後かかります。
早めに気付いて全力で走れば間に合わないこともなさそうな距離ですが、試験開始前に疲れたくはないですよね。
受験票に記載された試験会場をよく確認しましょう。大学のホームページで試験会場およびアクセスをチェックすることも忘れずに。
早稲田大学の試験会場へのアクセス
大学公式ホームページの情報は以下の通りです。
- 早稲田キャンパス・戸山キャンパス:東京メトロ東西線「早稲田」駅
- 西早稲田キャンパス:東京メトロ副都心線「西早稲田」駅
早稲田駅には出口がいくつかありますが、早稲田キャンパスに向かうなら3a、または3b出口から、戸山キャンパスに向かうなら2出口から出ると、信号を待つ必要がないのでおすすめです。
3aと3b出口からは右へ、2出口からは左へ進むと赤い鳥居と交差点が見えてきます。そこを右に曲がり道なりに行くと早稲田キャンパス、左に行くと戸山キャンパスに着きます。
また、西早稲田キャンパスは駅直結なので迷いにくいでしょう。
バスに乗るのも手ですが、試験当日は乗車人数が多くてバスに乗れないということも……。高田馬場駅は東西線も使えるので、早稲田キャンパスや戸山キャンパスでの受験なら電車を使うのがおすすめです。
早稲田大学の試験前日から試験当日までの流れと過ごし方(合格体験談)
ではここから、私自身が体験した早稲田大学の試験前日から試験当日の流れと、私自身がどう過ごしていたかを時系列でご紹介していきます。
ぜひ自分自身に状況を置き換えて、イメージしながら読んでみてください。
試験前日:準備
試験前日には、翌朝すぐに出ることができるように、受験に必要な持ち物をそろえてカバンに入れました。前日、ということをあまり意識せず今までのように過ごしました。
勉強は、問題を解くのではなく、単語や用語など知識の確認に重点を置いて行いました。
試験前日11時頃:就寝
寝不足の状態では本領発揮することはできないので、ぐっすり眠りました。
受験勉強中は勉強するのに嫌気がさしてきて「早く試験日にならないかな」と思っていたので、前日は「明日でやっと受験が終わる」と楽天的でした。
試験当日:出発
自宅から試験会場の早稲田キャンパスまでは約1時間。試験開始が10:00なので、何があっても9:00には会場に着けるよう出発しました。
道中トラブルが発生し電車がなかなか動きませんでした。電車の遅延を考えて早めに出発してよかったと思っています。
私が使う路線は朝の時間帯は混んでいて単語帳などは開けなかったので、携帯音楽プレーヤーに入れた英語のリスニング問題を聞いて、英語への意識を高めました。
試験当日:試験会場到着
駅から出ると、道にはたくさんの受験生が。ライバルはこんなにいるのかと思う一方、早稲田大学への思いは自分が一番強いはずだと自分に言い聞かせるいい機会になりました。
試験前にトイレを済ませようと思うのは皆同じようで、トイレには列ができていました。
会場の外にも仮設のものが設置してあり、問題配布時間15分前に行っても十分間に合いました。
試験当日10時~:午前中の試験
午前中は英語の試験を受けました。長文読解に時間を割きすぎて、他の問題が疎かに。「半分正解していれば万々歳」とここで早くも自棄になりました。
試験当日11時30分~:昼休み
模試や学校外の試験ではお昼ごはんは買い弁にする、というのが私のルーチンです。入試当日もそうすることで、心なしか気持ちが落ち着きました。
先ほどの問題で分からなかったことは気になるものの、次の教科に備える方がよっぽど大事だと考え、持参した教材に目を通していました。
試験当日13時~:午後の試験
早稲田大学の入試は午後の方が試験数が多く、後になるにつれ疲れがたまっていきがちです。
朝と比べてモチベーションは下がり、「8割くらい正解する」よりも「分かる範囲は絶対落とさないのが第一。早く帰りたい」という気持ちが勝りながら解答していました。
試験当日:試験を終え帰宅
試験で分からなかった部分の確認をするつもりでいましたが、疲労と睡魔が襲ってきたため、無理せず早めに就寝しました。確認は翌日行いました。
早稲田大学の試験を受けて分かった当日の注意点
試験当日を振り返ると、もっとこうすれば良かったと思うところもたくさんあります。
そこで最後に、私自身が試験を受けて気が付いた当日の注意点をご紹介します。
①遅刻してしまった場合も、とにかく早く大学につけるように努力する
万が一試験に遅刻してしまったら……考えたくはないですが、誰にでも起きうることです。最悪の事態でもどうにかなるものなのでしょうか。
入試要項によると、最初の試験が始まってから20分経つと試験場に入ることができません。
このことから分かるように、試験には遅刻をしないよう心がける必要があります。
ただ、天候や交通機関の大幅な乱れなどが起こった場合は試験開始の時間が変更になるなどの措置がとられるようです。
なお、1つでも受けていない科目があると合否判定されないので、くれぐれも注意してください。
②試験結果の通知はない
早稲田大学では合格発表は行われますが、正答発表は行われません。配点も公表されないので、自己採点は難しいです。
ただ、問題の総数と照らし合わせてどれくらい正解しているかを確認することはできるので、問題に自分の答えを控えておくのをおすすめします。
成績開示請求は自分が不合格の場合のみ可能です。
知ることができるのは、科目別及び合計の得点と合格最低点。もし自分の得点が知りたいなら、期間内に所定の手続きが必要です。
③受験本番に時計は必須!
試験会場に時計がないところもあります。
また、時計があっても席の関係で見にくいことも。すぐに見られるように、自分の席に置けるサイズの時計を持参しましょう。
試験会場に向かうときにも役立ちますよ。
④筆記用具は多めに
使用できる筆記用具は鉛筆・シャーペン・消しゴムです。
早稲田大学の入試問題はマーク式が多いのでシャーペンが役立つ……と思いきや、マークのサイズによってはシャーペンだと塗るのに時間が少しかかることも。
鉛筆削りの使用は認められていますが時間がもったいないので、先のとがった鉛筆が何本かあるといいです。
⑤会場の雰囲気に呑まれない!!
会場には様々な受験生がいます。
ひたすら勉強している人、おしゃべりする人、寝ている人……。受験生は同世代だけでなく、大人がいることも。
人はライバルと自分と比べ、少なからず動揺してしまうものです。
あくまで自分は自分。周囲の人を気にせず、試験に臨みましょう!
おわりに
いかがだったでしょうか。
早稲田大学の試験のほとんどは午前と午後に分かれることが多いです。
午前中の試験でうまくいかなかったとしても、それだけで合否が決まるわけではありません。気持ちを切り替えて午後の試験に挑みましょう。