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納得できる地理論述の特長
【納得できる地理論述】①地理論述の書き方を基本からマスターできる
二次試験で地理を選択する受験生が少ないためか、地理の論述が対策できる参考書はそう多くありません。そんな中で、本書は地理の論述を初めから丁寧に学べる数少ない参考書の1つです。
本書を使えば、東大をはじめとした難関大レベルの問題も確実に攻略できるようになります。
本書は4部構成です。
第1章は論述の基本が、第2章は大学別の傾向が載っています。基本的に説明を読むパートであり、先に概観を一通り解説することでこの後の演習の効果を高めています。
第3章はテーマ別の例題と解説編、第4章は演習問題編です。頻出テーマの問題が厳選されているメインパートで、難易度は少々高くなっています。
【納得できる地理論述】②初見問題にも対応できる考え方が身につく
過去問と同じ問題を出題する大学はなかなかありません。初見問題を解くための思考力を、本書で培うことができます。
例題や演習問題にはそれぞれ詳しい解説がついており、論理や因果関係がはっきりと示されています。
問題を解いているときにつまずいても、解説を見れば必ず理解できるでしょう。また、図表の読み方も説明されているので、着眼点が明確になります。
解説には、他の問題を解くときに応用できる考え方も示されています。
他の社会科目よりも思考力が問われる地理の論述対策に役立つほか、一般的な地理的事象の理解にもつながりますよ。
【納得できる地理論述】③厳選された良問のみが掲載されている
本書で使われているのは、すべて実際の二次試験の過去問の中から厳選された質の高い問題です。
それぞれの問題には解答方法や着眼点が書かれています。そこから学んだことを活用することで、二次試験本番でしっかり点を取れる実力を効率的に身につけられます。
問題はジャンル別に分かれていて、地理で出題されるすべてのジャンルが一通り揃っています。また、苦手分野に絞って演習することも可能です。自分に合ったスタイルで進められますよ。
納得できる地理論述のおすすめの勉強法・使い方
【納得できる地理論述】①自力で問題を解く
最初は何も見ず、丁寧に解いて自分の現在の実力を把握しましょう。
もし何も分からなければ基礎が抜けている可能性があるので、教科書や網羅系の参考書を使い、しっかりと基礎を固めてください。
また、論述の組み立て方を意識しながら取り組むことも大切です。
本書は2009年発売のため問題が古く、表やグラフの年代には注意が必要です。しかし、論述は与えられた資料や問題文からどう論理を組み立てるかが重要です。
地理の情報はすぐ変わりますが、論述の組み立て方はいつまでも変わりません。与えられた情報を吟味して解答しましょう。
問題を解いた後には、最新のデータを使って解くこともおすすめです。
【納得できる地理論述】②模範解答を参考に自分の解答の過不足を探す
まずは見落としてしまった箇所を確認し、問題文から何を求められているか読み取る癖をつけましょう。
また、分からない用語が出てきたら、すぐに教科書や参考書を開いて再確認することが重要です。
次に、余分に付け足してしまった箇所を確認しましょう。問題文で聞かれていない部分は採点されず、それどころか字数制限に引っかかってしまうことがあるからです。
取捨選択の方法も解説に書かれているので、ぜひ参考にしてみてください。
【納得できる地理論述】③解説を読んで思考プロセスを確認し、問題を解き直す
反復学習は論述に慣れるための第1歩です。
分からなかった問題を中心に、最低2回は復習しましょう。本書の内容量はあまり多くないため、簡単に周回できます。
復習のときには解答を丸暗記するのではなく、思考プロセスを覚えてください。
そして、なぜその解答になるのかという論理をよく考えながら解き直しましょう。
ここで学んだ考え方を、他の論述や過去問を解くときにも使うことができるように心がけてください。
本書に示されている考え方を自分のものにできたら完璧です。
模試や本番の前に第2章や第3章を見返すのもおすすめです。
特に第2章で自分が受ける大学の傾向を確認できれば、安心感と自信を持つことができます。基礎を怠らなければ、どんな問題にも対応できますよ。