村瀬のゼロからわかる地理B 地誌編の特長とおすすめの使い方・勉強法

村瀬のゼロからわかる地理B 地誌編の特長

【村瀬のゼロからわかる地理B 地誌編】①図表が綺麗である

地理を学習する際に地図を見ることは必須です。

まず、村瀬のゼロからわかる地理B 地誌編は、地域ごとに分かれている分布図や作物の生産量などの順位表が綺麗で見やすいのが特徴です。

分布図上の栽培されている作物や油田、炭田のマークが見やすく、視覚的に暗記がしやすいです。また、地域別に図になっているので細かい部分まで勉強ができます。

輸出入などの順位表では、順位が1位や2位の国が赤文字で表示されているので、読んでいるときに目に入りやすいですよ。

そして、作物や伝統衣装、自然の風景の写真が非常に多く載っています。

写真があるとその地域の気候や文化をイメージしやすくなりますし、文字ばかりの参考書ではないので参考書を読むハードルが下がります。

【村瀬のゼロからわかる地理B 地誌編】②Point欄に最重要事項がまとめられている

本書ではPoint欄に最重要事項が書かれているので、テストの直前にさっと確認できます。

定期テストの語句問題はPoint欄と対応していることが多いです。

また、頻出語句や地名は見やすいように白文字で書かれています。

ただし、赤シートで隠せるようにはなっていませんので語句の暗記をしたい場合には、その部分を自分でまとめ直す方が良いでしょう。

まとめる時は、自分のノートやルーズリーフにまとめるのもよいですが、各章の終わりにあるMEMO欄を活用するのもおすすめです。

さらに、Pointは文章で書かれているので、最重要語句になっている背景まで覚えておくと、他の問題に応用しやすいですよ。

例えば、米が最重要語句で背景が熱帯である場合はハイサーグラフを選ぶ問題に応用可能でしょう。

【村瀬のゼロからわかる地理B 地誌編】③理屈を分かりやすく説明している

他の参考書では暗記が重視されることが多いので、疑問をそのままにしがちですが、本書には分かりやすい説明があるので疑問を残さずに読み進められます。

気候区分の説明は図も併用していたり、説明部分は背景が黒板基調に工夫されていたりするので見やすいです。

また、イメージしにくい歴史的な部分も丁寧に解説しています。とくに、EUの共通農業政策やパレスチナ問題の説明は流れが分かりやすく書かれていますよ。

さらに、系統地理の内容で地誌にも役立つ部分を簡潔にまとめている箇所もあるので知識の復習に活用しましょう。

村瀬のゼロからわかる地理B 地誌編のおすすめの勉強法・使い方

【村瀬のゼロからわかる地理B 地誌編】①白地図を用意し、地名・栽培されている作物・油田などを書き込む

一生懸命に参考書を読んでいるのに、なかなか知識を覚えられなかったことはありませんか?

書いてある内容を自分の中で整理するために、地名を書いたり、色を塗ったりするなどの手を動かす勉強法を大切にしましょう。

ただし、全てを綺麗にまとめる必要性はありません。

情報をたくさん白地図に盛り込むので、そもそも綺麗に描くのは難しいですし、地域ごとにこの作業は行うのであまり時間をかけるべきではないからです。

唯一綺麗に書くべき部分は都市の場所です。分布図の問題が出題された時に間違うことを防げます。

地域別だけでなく国別の地図もあり、ヨーロッパなど国数の多い場合も正確な位置を書き込みやすいです。

【村瀬のゼロからわかる地理B 地誌編】②試験で頻出の宗教・言語・気候分布のページを逐一確認する

宗教・言語・気候分布は試験によって範囲が大幅に変わることはなく、覚えたものがそのまま出題されるので得点がしやすいです。

また、気候と作物分布の融合問題は早い時期から取り組みましょう。2分野の融合問題は出題される可能性が非常に高く、確実に得点したい問題だからです。

分布に関する知識の上手な覚え方は、「知識の関連付け」です。

例えば、宗教と言語の分布は似ています。各地域ごとに覚えなければならず大変ですが、一度覚えた内容は宗教と言語どちらにも使えます!

覚える量は多いので優先的に勉強を進めましょう。

気候分布と栽培されている作物の分布も大いに関係しています。

【村瀬のゼロからわかる地理B 地誌編】③センター試験・共通テストの過去問を解いたときに間違えた部分を見直す

過去問は、自分の足りていない知識を明らかにしてくれるので有効活用しましょう。

不足している知識は先ほどの白地図にどんどん加えていくといいです。書き込みを隙間時間に見直すだけで定着率が格段に上がります。

基礎知識が不足していて過去問が分からない場合には、本書の該当ページで読み直してから復習すると効率がいいです。

また、選択肢で迷った問題は、たとえ正解していても、その選択肢を選んだ根拠を自分で言えるようにしましょう。

根拠が言えない場合、その範囲はまだ完璧に理解はしていないことになるので再復習するのが効果的です。

さらに、復習によって一つの問題だけではなく、その後の試験で類題が出題されたときに、間違えにくくなる効果もあります。

特に共通テストの問題は知識を多方面から問われるため、いくつかの類題を融合した問題が出題されます。ひとつひとつの問題の復習をしっかり行いましょう。

本書は地理の地誌分野を総合的に学ぶことができる良書です。

まだ地理の勉強を本格的に始めていない高校生のみなさんは、ぜひ本書を使って勉強し、地理の成績アップを目指しましょう!




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