【高2生必見】“高校3年生0学期”を賢く過ごすために。

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はじめに

新年が始まり、いよいよ高校2年生の皆さんは4月から受験生ですね。
まだ4か月もあるし、今のうちに遊んでおこう!なんて思っていませんか?あなたの周りのほとんども同じように考えているはず。

しかし、周りと少しでも差を付けたいと思うなら、この受験生になる直前の高校2年生の3学期、すなわち“高校3年生0学期”がベストチャンスです。

でも、差をつけるために一体何をすればいいの?今回はその方法をお伝えします。

STEP1 やってはいけない間違った勉強法を確認しよう

受験対策だからと言って、今から応用問題をがつがつ解いていくことは、あまりオススメできません。

なぜなら、まだ応用問題を解くための手段となる基礎が固まっていない可能性が高いからです。

今の時期は、これまでに学習した範囲の基礎固めを、徹底して行いましょう。

また、もう一つ注意しなければならないのが勉強する科目です。自分の志望校の受験科目の配点を調べ、配点の高い科目から優先的に勉強していきましょう。
そのために、まずは自分の入試科目とその配点を調べることから始めましょう。

STEP2 勉強する科目は3つに絞ろう

そして、勉強する科目を3つに決めてください。なぜ3つかというと、国公立志望者も私立志望者も、得点の比率が高い科目は、3科目に絞られる可能性が高いからです。
また、それ以上に手を出してしまうと、どの科目も基礎の徹底が中途半端に終わる可能性が高まります。

「それでは間に合わないのでは?」と思うかもしれませんが、今のうちに3教科の基礎を仕上げておけば、3年生になってからスムーズに応用問題の演習に取りかかれるようになりますし、残りの科目の基礎固めを行う時間もとれるようになります。

STEP3 何を勉強すればいいか確認しよう!

勉強する科目が決まったら、下にまとめた「やっておきたいこと」を参考にして、「自分が今、何をやっておかないといけないのか」を確認しましょう。

英語

①毎日必ず英語に触れよう

何よりも前提として、これから入試まで、毎日英語に触れることを目標にしてください。英語に触れない日が1日でもできてしまえば、読むスピード・読解力・聴解力どれもが格段に落ちてしまうからです。

単語帳を読む、リスニングのCDを聴くなど、簡単なことだけでもかまわないので、英語に触れない日だけは決して作らないようにしましょう。

②英語⇔日本語が自在にできるようにしよう

単語帳を覚える際に忘れがちなのが、日本語訳から英単語を思い浮かべられるようにすること。

英単語を使いこなすには、英単語の日本語訳を覚えるだけでは不十分です。この作業は、和文英訳、もしくは自由英作文が課される国公立大学を志望する人は、必須です。

「英単語→日本語訳」「日本語→それに対応した英単語」これら二つのどちらもできて、初めて単語力がついたといえる、ということを、肝に銘じてください。

③中程度の長さの英文を「精読」しよう

この時期には、速く読むことよりも、すべての単語について文章中の役割を明確にする「精読」を行いましょう。そのためには、中程度の長さの英文が好適です。

文章をコピーし、そこに文型やその他文法事項を書き込み、丁寧に読解するのです。難関国公立大学を志望する人は、段落ごとの論理構造・関連を分析する「パラグラフリーディング」を実践し、単語の言い換えにも注目すれば、センター試験などで頻出の穴埋め問題への対策にもなります。

④リスニング対策も始めていこう

何かと敬遠されがちなのが、リスニング対策。しかし、耳を英語に慣らすには、早くから始めた方が有利なことはいうまでもありません。今のうちから、教科書付属のCDなどを聴くようにしましょう。

また、リスニング対策と言って洋楽を聴く人がいますが、洋楽にはあまり頼りすぎないようにしましょう。確かに、英語に親しむためには適していますが、メロディがある、入試に出ない俗語が多用されているなど、教材として適していないことがあります。

数学

①公式を自分で導けるようにしよう

公式の暗記も大切ですが、その公式はどう導出されるのか、という過程を導けるようにしておけば、より一層その公式の理解が深まりますし、試験中にど忘れしても対処できます。

また、1つの公式を導出できれば、同時に複数の公式の導出に応用することもできます。

例えば、三角関数の和積・積和の公式は加法定理から導くことが出来ます。一つ一つの公式をしっかりと理解して、応用問題を解くために必要な基礎を身につけましょう。

 

②持っている問題集の「例題」を解けるようにしよう

公式の理解ができたら、「この問題では何が問われていて、それに答えるためには、どの公式を使えば良いのか」を判断できるようにする必要があります。

この練習には、持っている問題集の例題を使うのがオススメです。多くの問題集の例題には、解説に計算過程が詳しく書かれているため、解説を読めば、どのようにして公式を使えば良いのかが分かります。

様々な例題を解き、問題文だけ見て解法が判断できる状態を目指しましょう。

③計算問題でつまづくことがないようにしよう

せっかく使う公式が分かり、それを使って解きはじめることができても、途中計算でつまづいてしまうのは、とてももったいないことです。

スラスラと計算できるようになるためには、ある程度の「慣れ」が必要なので、とにかく問題数をこなして計算ミス・間違いを減らしていきましょう。

国語

現代文

1.頻出漢字の読み書き、評論用語の意味などの基礎知識を固めよう

センターでも絶対に落とせない漢字は、「即戦ゼミ」シリーズ(桐原書店)などでまとめて覚えてしまいましょう。
そして、評論文を読む上で知っておかなければならない「形而上」「アナロジー」といった難解な評論用語、小説で出てくる慣用句の意味などをおさえましょう。
こういった基礎的な語彙がわからなければ、文章を読解する以前に、読み進めるのがつらくなってしまいます。

2.評論文は、「主張を導く表現」に注目して読もう

評論文は、自分の主張を説得的に伝えるために、具体⇔抽象の関係を駆使したり、他の主張と対比させ自分の主張を際立たせたりするのがセオリーです。
これらを発見するのに、逆接(しかし)・例示(たとえば)・譲歩(確かに)といった表現が手がかりになります。
これらの表現を意識的に探してみるだけで、主張は発見しやすくなります。

3.小説は、まずは4択式問題で演習しよう

小説は客観的に読むのに技術が必要な科目。形容詞・副詞・慣用句など、登場人物の心情が明確にわかる表現や、場面設定、人物関係などに注目して、その部分に印をつけて読んでいきましょう。
そして、まずは客観的な正誤判定のしやすい4択式問題で、「誤っている選択肢は、どこが間違っているのか」を指摘する練習をするのがオススメです。

古典

文法は、文章を読む上での基本中の基本なので、まずは文法事項のもれをなくしましょう。特に、助動詞の意味の識別は、現代語訳をする上で需要です。

次に、基本レベルの単語をおさえましょう。まず教科書の文章中に出てきた単語を、さらに市販の単語集の重要単語などの意味も覚えればベター。

最後に、習得した文法と単語を用いてまずは短い文章を自力で現代語訳してみましょう。

漢文

まず、「レ点」「一、二点」などの書き下しのルール、そして、句法を正確に身につけることが、何よりの前提になります。

身に付けた返り点などのルールに沿って、句法を手がかりに教科書の文章を書き下し文にして、現代語訳する練習をしてみましょう。

日本史

 

①教科書を常に参照し、大まかな「流れ」を把握しよう

この時期は、まず「時代の流れ」の理解を優先してください。

なぜなら、細かな用語の暗記は入試直前で間に合う一方、因果関係・背景を含めた「流れ」の理解は、一朝一夕では身に付かないからです。各時代の通史的な理解のためには、教科書が必携です。

各時代を読み込むのではなく、まずは全体を軽く読んでみましょう。この作業を何回も行う方が、「流れ」の理解がしやすくなります。

 

②各時代の特徴をしっかりと理解しよう

流れを理解する中で、土地制度や文化の各時代の特徴は、覚えてしまいましょう。特に江戸時代は、その中での変化を理解することが重要です。

センター試験では、「問われている時代の出来事ではない歴史的事実」の選択肢が、誤文としてよく登場します。

このような問題の前では、羅列的な暗記は無意味です。表にまとめれば、「何がどう変わったか」が一目で分かるので、オススメです。

世界史

 

①教科書から「横のつながり」を見つけよう

日本史は「日本の歴史=縦のつながり」がメインなのに対して、世界史では、「各地域における同時代の関連=横のつながり」をも問われます。

これは、教科書を読むだけでは把握できないことがあります。

世界史でも教科書は必携ですが、軽く読む中でも、「いつの出来事か」を意識してください。これも表にまとめれば、「縦・横のつながり」が一目瞭然になり、オススメです。

 

②世界白地図を積極的に利用しよう

大雑把でよいので、各時代の世界を、白地図にまとめておきましょう。

こうすることで、国家の盛衰が目に見えます。その盛衰の原因を内政・外交の両面から考えることで、「縦・横のつながり」をより深く理解できますし、戦乱の発生個所や都市の位置関係も、正しく覚えることができます。

世界白地図は、インターネットから簡単にダウンロードできるので、ぜひ利用しましょう。

地理

①地図帳で必ず地形を確認する習慣をつけよう。

位置関係を把握していないと解けない問題もあるので、授業中で出てきた地名や、河川・山脈などの地形は地図帳で確認するようにしましょう。

確認したあとは、調べたところをマークし、特色などをメモしておくと、試験前の勉強に非常に役立ちます。

②系統地理分野をおさえよう

まず系統地理で一般的な特徴をおさえてから、地誌で個別的な特徴を学ぶ際に、もう一度それを確認していくことが重要です。

また、系統地理で習うことは、頻出の読図問題の対策にもなります。読図問題を解いたときには、どの知識を使ったのを意識し、ノートにまとめておきましょう。

③データを活用して答えを導きだせるようにしよう

たとえば、小麦生産高のランキングは、「小麦は主食」→「主食の生産高は人口に比例する」という流れを理解すれば、中国が1位だということは暗記しなくても分かります。

このように、人口や面積などの基本データを活用して答えを導けるようにすれば、2次試験対策にもなります。

化学

①理論分野の公式、計算問題をおさえよう

理論分野では化学現象を理解していないと答えられない問題が多く出題されます。

この時期はまず内容を理解することに重点を置き、その確認として演習問題を解くのがおすすめです。教科書で公式を理解した後に、学校で使っている問題集や教科書の問題を使って公式を使えるように練習しましょう。

②無機分野の暗記をしよう

覚えることが多いこの分野。覚えることが得点に直結する分野でもあるので、早めにおさえるべきです。

ゴロを活用したり、資料集で実物を見て覚えるなど、覚えやすいよう工夫しながら覚えていきましょう。

もちろん教科書を使うのも良いですが、覚えやすいよう工夫された参考書を使うのも良いでしょう。

③有機分野の暗記をしよう

有機分野も、覚えることを覚えれば、しっかりと得点が取れるようになる分野です。まずは基本をしっかりと暗記しましょう。

基礎をおさえたら、構造決定の問題を解いてみましょう。構造決定の問題は有機分野の知識をすべて活用しないと解けないので、数多くこなせば自然と有機分野の理解が深まります。

物理

①覚えた法則を問題で使えるようにしよう

物理は法則を理解した後に、それを実際に使えるようになって初めて得点に繋がります。

教科書で基本法則を理解した上で、自分で使っている問題集で問題を繰り返し解き、覚えた法則をしっかり問題で使えるように訓練をしましょう。

②単位を確認することで検算する習慣を身につけよう

等式の左右は使われている単位が同じになるはずです。等号の左右の単位を確認するだけで明らかなミスを防ぐことができます。

また、計算ミスがおこりやすいのも物理の特徴。単位を確認するついでに計算ミスがないかも合わせて確認しましょう。

③m=∞など、極端な場合を当てはめて検算してみよう

最後に、自分の導きだした答えが合っているか確認する必要があります。m=∞など、極端な場合を当てはめて検算してみましょう。

それぞれの値に極端な数字を当てはめてみると、その答えが間違っている場合に違和感を覚えるはずです。

生物

①既習分野の暗記を少しずつ始めよう

生物は暗記事項が比較的多く、特に「生殖と発生」「恒常性」などでは、紛らわしい用語が頻発します。

受験期に焦らないように、少しずつ基本事項の暗記を進めましょう。そして、各用語についてノートにまとめるなどして、しっかりと理解すれば、正誤問題対策にもなります。

②「遺伝」分野は早めに演習を始めよう

「遺伝」の分野は頻出です。この分野は、計算量も少なくないため、苦手な人が多いようです。

周りと差をつけるためにも、この時期から演習するのがオススメです。特に、「表現型の分離比」などは、慣れてくるとパターン化してしまえるので、安定的に得点することができます。

③実験問題は何が問われているかを意識しよう

実験に関する問題も、遺伝と同様に頻出です。このタイプの問題は、問題文を特に注意深く読む必要があります。

「何を確かめるための実験なのか」を正確に読解するよう心がけましょう。また、問われている知識が何なのかも、常に念頭に置いて読みましょう。

まとめ

“高校3年生0学期”にやっておくべきことが、おわかりいただけたでしょうか?明日からとは言わず、毎日1教科だけでもいいので、今日から始めてみてください。

この時期に培った基礎力が、高校3年生になってからの応用問題演習で必ず役立ちます。周りが気を抜いている今のうちに、差をつけちゃいましょう!