はじめに
こんにちは。
私は慶應義塾大学文学部に在学中です。
突然ですが、皆さんは受験する大学の試験日程や試験会場、会場へのアクセス方法などの基本情報について熟知しているでしょうか?
大学受験は情報戦でもあります。より多くの情報を手にしたものが合格する世界です。
今回は私自身が慶應義塾大学を受験して気づいたことやもっとこうしたら良かったと思うことについて書いていこうと思います!
慶應義塾大学の試験の基本情報
慶應義塾大学の試験日程・試験開始時間と合格発表日
2023年度の慶應義塾大学の試験日程は以下の通りです。
試験場は8:30から入場できます。私は文学部を受験したので9:30までに着席完了しなければなりませんでした。
慶應義塾大学の試験日程は他の私立大学と重なることが多いので受験が連続してしまうことが多々あります。
個人的に2連戦までならいいと思いますが、3連戦以上になると自分ではそう思っていなくても、心身にはかなりの疲労がたまってきます。
自分の力が最大限に発揮できる試験日程を組むことができるかどうかも慶應義塾大学に限らず、志望大学合格には必要な力になってきます。
- 慶應義塾大学試験日程一覧
引用)http://www.admissions.keio.ac.jp/exam/ippan.html
慶應義塾大学の試験会場となるキャンパス
慶應義塾大学の試験会場として使用されるのは主に日吉キャンパスです。
一部の学部は三田キャンパスで行われます。
また、同じ学部内でも受験番号によって試験会場が変わることがあるので注意が必要です。
慶應義塾大学の試験会場へのアクセス
大学公式ホームページの情報は以下の通りです。
日吉キャンパス | 日吉駅(東急東横線、東急目黒線/横浜市営地下鉄グリーンライン)徒歩1分 |
三田キャンパス | 田町駅(JR山手線/JR京浜東北線)徒歩8分
三田駅(都営地下鉄浅草線/都営地下鉄三田線)徒歩7分 赤羽橋駅(都営地下鉄大江戸線)徒歩8分 |
日吉キャンパスは東急東横線日吉駅の目の前にあるので迷うことはないかと思いますが、万が一、横浜市営地下鉄改札口に出てしまうと少し遠回りになってしまうことがあるので必ず中央改札口から出るようにしましょう。
三田キャンパスは駅から離れているのに加えて、多くの受験生が駅を利用しますので30分ほどの余裕をもって会場に到着できるように早めの行動を心がけましょう。
慶應義塾大学の試験前日から試験当日までの流れと過ごし方(合格体験談)
試験前日16時:準備
慶應義塾大学の入試の前日は英語の予想問題集を最後の仕上げとしてやりました。
正答率もよく、自分の思った通りの答案を書くことができたので本番に向けて最高の調整ができたと思いました。
世界史に関しては過去問や予想問題を解くことはせず、資料集を使って既習範囲のさわりだけ目を通すといった感じで済ませました。
試験前日23時:就寝
試験前日はいつまでも粘って勉強してるよりはしっかりと休息をとり、最高のコンディションで受験したかったのでいつもより早く寝ました。
それに加えて、実はとある大学の試験日の前日に夜遅くまで勉強しすぎて試験当日の朝、頭痛と咳に悩まされながら受験した経験がありました。
それも危惧して早く寝た甲斐もあり、当日の朝はとても目覚めが良かったです。
受験前日は焦る気持ちも分かりますが、体を休めることが最優先です。
試験当日6時:起床
前述しましたが、快眠の後、すがすがしい朝を迎えました。
当日の朝はあまり緊張することなく、朝食もいつも通り食べられました。
ただし、チョコレートや牛乳などを食べると試験中に腹痛に見舞われる可能性も否定できないため、春雨スープやパンなどの消化に良い食べ物を食べました。
試験当日7時:出発
地方から慶應義塾大学を受験した私は新宿のホテルに前泊しました。
私の場合は日吉キャンパスでの受験だったので7時にはホテルを出発しました。
渋谷で山手線から東横線に乗り換えた瞬間に多くの受験生で車内が混雑していたのを覚えています。
試験当日8時30分:試験会場到着
9時30分に着席完了してなければならなかったので余裕をもって到着できました。
そして、以前下見に行っていたので特に迷うことはありませんでしたが、受験番号別に試験室が異なるのでよく確認しておきましょう。
9時50分ごろまでにはほぼ全員が着席していた感じでした。
試験当日10時:午前中の試験
私は文学部を受験したので午前中の試験科目は英語だけでした。ですが、試験時間が2時間でしたので正直この時点でかなり疲れていました。
過去問と比べてかなり手ごたえを感じたので、午後の世界史と小論文に向けて幸先の良いスタートを切れたと自分自身を鼓舞していた覚えがあります。
余談ですが、慶應義塾大学の試験の始まりと終わりのチャイムが独特だったので少し驚きました。
試験当日12時:昼休み
昼休みは周囲を見ると世界史の資料集を見ている人、小論文の過去問を眺める人、様々いました。
僕も彼らと同じく、世界史の資料集を眺めたりしていましたが、実際は周りに合わせていただけな感じではありました。
試験当日13時:午後中の試験
午後の試験は得意な世界史から始まりました。
手ごたえは過去問と同じくらいあったので、そのままのモチベ―ションを保ったまま小論文の試験へと気持ちを切り替えることが出来ました。
小論文は幸いテーマが卑近なものであり、過去問よりもスムーズに、かつ明確に自分の主張を述べられたので試験終了後には合格を確信していました。
試験当日17時:試験を終え帰宅
慶應義塾大学の受験をもってすべての受験が終わったので非常に開放的でした。
多くの生徒で出口がかなり混雑していて受験終了後から日吉駅に着くまで30分ほどかかったのが印象に残っています。
慶應義塾大学の試験を受けて分かった当日の注意点
①試験結果の開示は条件付きで可能
条件付きで可能といったのは合格者には点数開示を行わないからです。
基本的に点数開示は不合格であったことを証明するために行われるものなので、慶應義塾大学でもそうした対応をとっています。
②東横線は「特急」がとまらない
東急東横線は特急・通勤特急・急行・各駅停車の計4種が運行しています。
日吉駅は通勤特急・急行・各駅停車の3種は止まりますが特急は止まりません。
受験当日は気持ちが落ち着かず、思わぬところでミスをしてしまう可能性があるので、自分がどの電車に乗るのかを前日までにしっかり確認しておきましょう。
ちなみに特急と通勤特急の違いは日吉に止まるか止まらないかです。
③トイレが非常に混雑する
他の私立大学もいくつか受験しましたが、トイレに関しては慶應義塾大学がダントツで混んでました。
トイレの数が極端に少ないわけではありませんし、むしろ多いほうだと思いますが何といっても受験者数が1学部5000人ほどいるのでとても混雑してしまうのでしょう。
英語は試験開始30分前(世界史と小論文は15分前)には着席していなければならないので、そのことを考慮すると試験開始50分前(世界史と小論文は30分前)にはトイレに並んでおいたほうがよいでしょう。
④日吉キャンパスで受験の場合はキャンパス内をよく確認する
これは日吉キャンパスのみに当てはまりますが、キャンパスが独立館・A棟・B棟とに分かれています。
独立館はD〇〇〇、A棟はJ4〇〇、B棟はJ〇〇という二文字で表されるところと数字で〇〇と表されるところの2種類あります。
基本的に独立館はDの次の数字、A棟はJ4の次の数字そしてB棟はJの次の数字、数字のみの教室は基本的に最初の数が、階数を表しています。
これは知っているとかなり便利ですし、キャンパスの仕組みを理解できれば少し遅くに到着してしまった場合でも余裕をもって教室に入れると思います。ぜひ参考にしてください。
最後に
いかがだったでしょうか?
今回は慶應義塾大学入試の基本情報と注意点について解説していきました。
慶應の入試当日、大学の構内にそびえたつイチョウ並木があるのですが、それを見た瞬間に一気に緊張が押しよせたことを今でも鮮明に覚えています。
今回の記事では慶應生だからこそ教えられる情報やモチベーションアップにつながるものも多く含まれているので参考にしてもらえたら幸いです。