これは僕の経験談です。失敗談です。
(第一の失敗)
文理選択の際、僕が理系を選んだ理由。
それは、「文系科目(特に社会科目)が苦手」というもの。
これがまず僕の犯した失敗の一つ目です。
「理系だったら社会科目をサボってもいいらしい」という噂を信じてしまったのです。
幸い私は理系科目がどちらかというと得意だったため、まあなんとかなるんだろうと言い聞かせていました。
(第二の失敗)
もう一つの失敗は、その状態を愚かなことに高3の12月下旬まで放置したことです。
12月下旬とは、授業が終わり冬休みに入ると同時に受験生たちがセンター試験対策をする時期です。
僕はこの時期まで社会が苦手という状態を続けていたのです。
苦手というより、正確には「一切勉強していない」という状態でした。
(遅すぎた気づき)
センターまであと1ヶ月。
そこでやっと僕は考えました。
「センター試験当日までこのままでいいのか?」
「完全に社会科目を勉強せずに放置しているとどうなるか?」
仮に社会で期待値通りに25点(全問の選択肢が4つと仮定)ほど取れたとしましょう。
英 /200
数 /200
国 /200
理 /200
社 25/100
計 /900
また、国語の平均点は140〜150点。
難関大学におけるセンター試験の「足切り」はだいたい8割(720点)以上。
英 /200
数 /200
国 145/200
理 /200
社 25/100
計 720/900
国、社を合わせて170点。
合計点は720点(以上)。
結果、残りの英、数、理(600点満点)で550点が確実に必要。
つまり。
「英数理で50点しか落とせねぇ……!!」
解決策は一つ。倫政の全範囲やりなおし。
その計算をした日から、地獄の倫政三昧の日々が始まりました。
(僕は倫理・政治経済を選択していました)
やることは単純です。
倫政の全範囲を一から詰め込む作業です。
とはいえ、倫政のみの勉強だけに時間を割けるわけではありません。
もちろん通常のセンター試験対策と同時進行です。
結果……
「全範囲を一から詰め込む」ということは簡単ですが、それからは血のにじむような日々でした。
倫政を勉強する時間は休憩時間や睡眠時間などから無理やり捻出。
当然ですが詰め込んだだけでは点数上がらず、演習にも時間を取られ。
「なぜ今まで計画的に勉強してこなかったんだ」と、精神は崩壊寸前。
本番はなんとか突破……?
結果センター試験本番では45/100と、期待値プラス20点程度でした。
国語も自己ベストを10点ほど更新するなど、他の科目によって全力でカバー。
なんとかセンター試験は突破しましたが、そうした偶然やそれまでの1ヶ月の努力を考えると決して「良い結果」とはいえません。
最後に
「理系だから」と言い訳しているそこの受験生!
今ならまだギリギリ間に合います!
「理系だから」と言い訳しているそこの高2生、高1生!
理系だからって社会科目をナメないでぜひ勉強してください!
絶対、他の科目の助けになりますから!
応援しています!