はじめに
合格サプリメンバーの勉強法まとめ第三弾!
今回は、模試の復習の仕方、英語長文を早く読む方法、東大リスニングの攻略法について伝授します!
自分にあった勉強法を見つけて、参考にしてみてくださいね。
模試の見直しってどうやるのが正解?
はじめに
「高校3年生になってから模試の回数が増えた……」「模試は復習が大事っていうけどどうやるのが正解なの?」と思っているそこのあなた!
私も高校1,2年生の頃は受けっぱなしで、同じようなミスを繰り返して悔しい思いをしてきました。ですが模試の復習法がわからないからってほったらかしにするのはもったいない!そこで私が受験生時代にやっていた方法を紹介します。
ステップ①:模試復習における「下準備」
効果的な模試の復習法は模試受験中から始まっています。自己採点のために自分の答えを問題用紙に書き込むだけでなく少し工夫を付け加えます!
- マーク式
「何となく」、「直感で」選んだ問題には△等のマークを付けます。この時余裕があればどの選択肢と迷ったのかを残しておくことがおすすめです。
- 記述式
読解、説明問題では自分が何を要素に入れ込んだのかを簡単でよいので問題用紙に残しておきます。理数科目では式の流れだけで大丈夫です。
時間がない中ですが、自分にさえ分かればいいのでササっと簡単に書き残しておいてください。
ステップ②:自分だけの弱点ノートを作り上げる
一日中模試を受けた後は疲れて休みたい気持ちになると思います。大変ですが模試直後の記憶が鮮明なうちにもうひと頑張りです。
- 自己採点をします。記述問題も避けずに自分で採点することでどのくらい書けば点数がもらえるのか分かるようになります。
- △を付けた問題、間違えた問題は解答解説を読んでポイントを確認しましょう。解説を読んでも理解できない問題については教科書を参照したり、先生や友人に聞いたりして解決してください! 模試受験日のうちにここまで終わらせることが目標です!
- まとめノートの作成に取り掛かります。ケアレスミスの問題はどんな種類のミスなのかを自分なりにノートに書き残しておきましょう。それ以外の問題は△をつけたものも含めて、問題をコピーしてノートに張り付けます。コピーの下には自分なりの解説、どの知識・発想がたりなかったのか、次回気を付けるポイントを書きます。知識問題についてはオレンジペンを使うと赤シートで隠れて自分だけの問題集にもなりますよ。
ステップ③:解き直しまでが模試の復習
「まとめのノートも作ったし、これで完璧……」安心するのはまだ早い!せっかく復習してもこのままでは記憶が定着しません。
模試受験後から2週間後~1か月後、記憶が薄れてきたころに解き直しをしましょう。すべて解き直すのが理想的ですが、時間がない場合は間違えた問題だけで構いません。
そしてダメ押しのもう一回! 模試受験後から3か月後、例えば長期休みなどに模試の解き直しをします。記憶が完全に消えたころを見計らってすべての問題に再び取り組んでみましょう。
一番大切なことはできなかった問題をできるようになるまで解き直すことです。模試は予備校の先生方が、近年の入試出題傾向を研究して作った良問ばかりの最高の問題集です。本番で似たような問題が出たときに悔しい思いをしないよう、完璧に知識を定着させましょう。
おわりに
私はこの模試まとめノートをセンター試験や二次試験に持っていきました。直前に自分の弱点を確認できることはもちろん、今までの自分の頑張りを再確認できます。
特に結果が振るわなかった模試に向き合うことはつらいかもしれません。ですが「むしろ弱点がわかってよかった!」とポジティブにとらえて、次回の模試で大逆転を狙いましょう。
【1秒でも速く】英語長文3つの攻略法
はじめに
英語の長文問題を解いていて、「時間がかかりすぎてしんどい……」「テストや模試で時間が足りない」なんてことはありませんでしたか?
本記事では長文問題を1秒でも速く解き、かつ効率的に勉強する3つの簡単なテクニックを紹介します。自分に合いそうなところからぜひ取り入れてみてください!
テクニック①:集中するべきところを洗い出す
英語の長文には必ず問題がセットになっています。最初に見るのは本文ではなく問題です。そうすることで質問や選択肢の内容を見てどこを意識して読めばいいか先に把握できます。
その後に本文読解に進み、解答の手がかりになりそうな段落中の2、3文をじっくり読めばあとはサラっと流し読みができます。
難解な文章全てをかみ砕こうとするのは体力的にもかなり疲れます。逆にボンヤリ文章を読んでから質問を確認して本文に戻る……という繰り返しだと時間がかかり、二度手間になるので先にポイントを抑えることはとても大切です。
後から見直しの時間を短くするためにも解答の根拠になったところは必ずチェックを残しておきましょう。
テクニック②:分からない単語はスルー
長文を読んでいて知らない単語に出くわすと、焦ってしまいますよね。
しかしその時、辞書を引くのはできるだけ避けましょう。というのも途中で辞書を引けば今まで読んでいた文章の内容を忘れてしまいがちになるからです。さらに入試本番で辞書を持ち込むことは基本的に不可なので、普段から本番形式に慣れておくという意味でも大切ですね。
一旦その単語は見なかったことにして、チェックだけ残して先へと進みましょう!単語の意味を理解するより内容に集中することが先決です。答え合わせの時にチェックした単語の意味をまとめて辞書で調べれば、効率的で時短になりますよ。
テクニック③:解答確認後、文章を一気に読み通す
テクニック①、②では、問題を解く段階での勉強法を紹介してきました。しかしこれだけでは英語長文の勉強として不十分です。
問題を解くときは部分に焦点を当てていましたが、これでは文章全体の「流れ」を理解したことにはなりません。問題を解き終わり、解答も確認したら、仕上げとして一度でいいので最初から最後まで流し読みをしてみてください。
文章の最初から最後まで読み通すことで文章の「流れ」を掴み、自然と頭の中で重要な部分とそうでないところの区別がつきます。この仕上げを行うことで情報が脳内で整理されて速読力が一気に上がりますよ!
おわりに
英語の長文問題を解くときは、なるべく辞書を引かず「部分」だけに集中しましょう。さらに解き終わった後、文章を一通り読み通せば、効率的に勉強ができます。上記の勉強法は全て入試本番を意識しているため、習慣づければ受験勉強がスムーズに捗りますよ。どれも特別なテクニックではないので、今日読む長文から意識してみてください!
【徹底比較】東大のリスニングの特徴とその対策とは?
はじめに
突然ですが、皆さんは英語の聞き取り試験は好きですか?
好きな人はあまりいないでしょう。しかしながら、来年度から行われる大学入学共通テストでは英語の試験で大幅な変更があり、筆記とリスニングが同じ配点になる予定です。リスニングはますます重視される傾向がある、ということでしょう。
二次試験でもリスニングが課される大学があります。
そこで今回は代表例として東京大学の入試問題とセンター試験の問題の比較を行うことで、効果的な対策を考えてみます!
①問題文が長い
まず、試験時間は双方ともに30分程度であり、解答方式も選択肢で同じです。しかしセンター試験では1150語程度なのに対し東大の二次試験では大問3つで1700語を超えることもあります。
純粋に入ってくる情報量が多い上に、各設問の問題文自体も長いため全文を把握することはほぼ不可能です。
これらを踏まえて、本番では予め問題文を読んでおき、いざ音声が流れたら問題の答えとなる部分だけでも正確に把握することが目標となります。
こうした解法のテクニックは「灘高キムタツの東大英語リスニング」など、形式が本番のそれに準じた問題集で磨けるでしょう。また、共通テストと違い音声が2度流れる場合がほとんどなので1回目でわからなくても落ち着いて聞くと良いでしょう。
②単語がかなり難しい
文が長いだけではありません。自然科学や文化人類学等をテーマとして扱ったものが多く専門用語が頻出します。また、音声での単語や表現が問題文の選択肢で言い換えられている場合がほとんどです。
選択肢の意味が理解できなくては正答率も低くなってしまいますので、他の受験生に単語力で差をつけられないように「東大英単語熟語鉄壁」等で必要最低限の語彙を習得しておきましょう。
③アメリカ英語でない場合が多い(主にイギリス英語)
ここ10年くらいの傾向です。センター試験では原則としてアメリカ英語が用いられますが、東大のリスニングではイギリス英語が多く用いられます(たまにそれ以外も…)。
イギリス英語はアメリカ 英語とは発音の面で様々な違いがあるため、慣れていないとその違いに気を取られて内容を把握しにくくなります。
幸い東大模試等のリスニングではイギリス英語やスペイン語系話者の英語が用いられていますので、練習することが可能です。
それに加えて過去問のリスニング音声やNHKのラジオ講座「入門・実践ビジネス英語」等を毎日聞いて独特の発音に慣れておくことは、筆者の経験として効果がありました。
おわりに
リスニングに限らず、英語学習においては継続して勉強することが要と言えます。継続して聴き続ければ理解度は驚くほど上昇し、逆に少しでも欠かすとスピードに追いつけなくなり点数は下がります。
東大の二次試験に限って言えば、80点程度を目指すにあたって30点分のリスニングで高得点を確保することは(他の問題が難しいことも考えて)、合格の必須条件とも言えるかもしれません。
大事なことは、いかに放送内容を正確に捉えるかということです。自身の弱点を分析し、リスニングを得意分野にして得点源にしましょう。
おわりに
参考になる勉強法は見つかりましたか?
ここで得た知識を生かしながら、自分なりの勉強法を確立してくださいね!