秋の模試で東大地理が10点だった私が、2か月後の本番で得点を4倍以上にした勉強法

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皆さんはまず他の社会科目と比べて、地理に対してどんなイメージをお持ちですか?

私はこのようなイメージを持っていました。
「ある程度は常識でできるが、詰めるのが難しく高得点は狙いづらい」

これは、センターなどでは通用する話なのですが、東大地理は他の入試問題に比べ一味違います。

それは、
「常識では全く太刀打ちできず、地理の基礎知識を前提に思考力を問う問題ばかり」
といったようなイメージです。

かくいう私は、秋までこれっぽっちも東大地理の点数が伸びませんでした。
タイトルからもお分かりの通り、秋に行われた東大模試で、地理は10点でした。

しかし、ある方法で勉強した結果、2ヶ月後の本番で40点を取ることができたのです。

今回は、皆さんにそれをお伝えしていけたらな、と思っています!

最初のページでは、地理という教科について私の主観から説明してみたいと思います。
次のページでは、高3の夏以降私が地理の勉強をどのようにやっていたかを時期別に紹介します。
最後のページでは、少し一般化して絶対に地理の学習で守ってほしいことをお伝えします。

思うように点数の伸びにくい地理を短期間で攻略する術を身に付けましょう!

※また、地理に限らず東大二次全般に関する記事はこちらです。あわせて参照してください。

これで完璧!東大生が東大入試対策(文系)について徹底解説してみた

2017.11.20

絶対に知っておくべき地理の話

東大の入試を突破している私からして、東大入試を受けるにあたっての
「地理とは、どのような科目・試験なのか?」
ということについて話していこうと思います。

かなりぶっちゃけた話をしているので、驚かないように注意してください笑

話のトピックは大きく3つに分かれます。
それではいきましょう!

その1:東大を受ける上で地理はオススメできない

いきなり教科そのものをレコメンドできないという話から入ります。

はっきり言います。
「東大を受ける上で地理はやめたほうがいい」

これを読んでくれている方には受験生が多いと思われますが、
「もう遅いわ…」
と言われてしまうかもしれませんね。

しかし私は現役の時、常にこればっかり思っては文句を言っていました。
「高1に戻れるなら、世界史・日本史選択にするのになあ」
と何度思ったことでしょうか。

もちろん世界史・日本史が簡単だ、と言いたいわけではありません。
しかし、私のイメージからして世界史と日本史って共通点が多いなぁと思っていたから、こんな風に思っていました。

地理って、社会科目の中でかなり不利な教科だなと個人的に思っています。

センターとかでも、世界史は慣れれば超簡単になるのですが、地理は時間はかかるわいつまでたっても正答率は上がらんわで苦労した記憶があります。

世界史や日本史のように知識が必要なものは、ある程度真面目に覚えればきちんと点数が目に見えて上昇していきます。
つまり、しっかりと覚えさえすれば確実に点数が取れる可能性が上がっていくわけです。

しかも、試験に出ることがすでに限定されている、という点にも注目です。
すでに起きたこと、歴史を習うわけですから、新しく知識が追加されていくということはほとんどありませんね。
(もちろん、学説がひっくり返ることがありますが、その件数はたかが知れています。)

しかし、同じ地歴の部類にありながら地理だけは性質が違います。

まず、地理は、ある程度常識でも点数が取れてしまう教科なんですね。
よくニュースで、ある農作物の収穫量減少についてなどは報道していますし、自然と知識として入ってくることが多いってわけです。

だから、無根拠に
「自分って、地理得意なんじゃね?」
みたいな錯覚に陥るわけです。
(その被害者がまさしく私なんですが…)

最初はとても快適です。
学校のテストでも点数が安定するし、現在に根ざしている科目だからわかりやすい。

でも、後悔は高3くらいから出てきます。
理由として、2つあります。

教科書では不十分なセンター・二次

これが原因で本当に地理が嫌になりました。

教科書に載っていることをある程度理解していても、問題演習をしていて
「そんなこと習ってないのですが。」
みたな問題がセンターであれ、二次であれ数多くありました。

教科書では東大地理は立ち向かえない、という話を次でするのでここでは導入にとどめますが、他の社会科目以上に教科書が使い物にならないのが地理と言っても良いでしょう。

日々、情報の更新がある

よく農作物の生産量のデータをみていたら、古いデータだったりすることがありますね?
それほど大きな変動はないにせよ、教科書に出ている古いデータかデータブックにある最新のデータ、どっちを参考にすれば良いかわかりませんよね。

地理は、日々移り変わっていく情報に敏感になっておかないといけないというところが大きな特徴があります。

この特徴は世界史や日本史にはないため、この特徴があるから地理が好きだなんて人もいると思います。
ただ入試の科目という観点から地理を見ると、この特徴は煩わしいものでしかありませんよね。

また、地理は情報が更新されるということから
「同じ問題というものが少ない」
ということも特徴だと思います。

地理は、対象範囲が教科書を逸脱して無限に広がるので、高得点が本当に狙いづらいです。

学習年数と得点の表を作ると以下のようになるのではないでしょうか?
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あくまで私のイメージなので、参考程度でとどめて欲しいですが、おわかりいただけましたでしょうか?

こんな訳で、私は地理選択をすすめません。
最初は大変だけど、最終的に結果が出てくれる科目を選びたいですからね

受験をすでに終えているからこそ、見えてくる視点だと思います。

その2:東大地理は教科書だけでは100%無理

これは、先ほどもちらっと触れました。
地理に絶対これ!みたいな参考書ってないと思いませんか?

結局、中身自体が入れ替わるし、それによって入試の傾向も変わるので編集が難しいんだと思います。
それに、出題形式が多様なので、絶対何かに偏ってしまうからだとも思われます。

参考書もそうですし、教科書もそうです。

よく東大を受けるにしても
「教科書を侮るなよ、センターにせよ二次にせよ教科書をマスターしていればある程度いける」
みたな話を聞きませんか?

しかし、これは世界史や日本史というガチガチの暗記科目においてのみの話だと思って良いです。

注意
地理をあまり暗記科目だと思わないでください。

世界史や日本史は正しい知識を覚えることで、ある程度ゴールが見えて来ます。

しかし、地理は暗記は前提です。それが試されることなんてほとんどありません。
つまり、地理における暗記は、高得点への手段の一部であり、それを踏まえて考えるチカラを養わねばせっかく覚えてもものも意味がなくなってしまいます。

地理の教科書は私の中では、
「地理に関する超基礎が書いてある読み物」
みたいな認識です。

本当に地理の教科書は「地理」という単元のさわりのさわりしか扱っていません。
これを読んだだけでは、東大二次のみならずセンターにも太刀打ちできません。

あとでもう少し、教科書ではなぜ不十分なのかということについて述べようとは思います。

地理はセンターから難しいです。本当に難しい。
私自身も本番でこけましたし、京大志望の友人は現役のとき、あと10点で落ちたのですがセンター地理が70点台だったのが原因だと語っていました。
難関大志望者でも、こけるセンター地理です。教科書ごときで9割取れる訳がありませんね。

自分にあった参考書を複数探して、それで勉強。あるいは過去問演習をひたすらやって、ある程度パターンを掴むか。
地理で高得点を狙うためには、戦略がかなり限定されてしまいます。

そんなわけで、東大地理に教科書は通用しないというのが私の見解です。

その3:東大入試では意外な「ちょこちょこした問題」が面倒すぎる

東大地理の具体的な話に移ろうと思います。

これまでは、科目として地理はメリットが少ないという話をしてきましたが、東大地理で私はさらに地理を勉強する気がなくなりました

東大の世界史・日本史であっても、問題を読めばある程度瞬間的に
「あ、あれについて答えればいいわけね」
という解答の見通しがつきます。

しかし、東大地理は違います。
問題ごとにまず問題文を理解して、考えなければいけません。

東大の地理は、教科書の知識をそのまま問う、といったことはほとんどしません。
だって、みんなそんな問題は答えられるので、差がつかないからです。

1問1問考える必要がありますので、それだけ1問あたりにかかる時間は増えます。

しかし、東大地理は問題数が多いのです。考えて考えまくらないと時間内に解き終わりません。
1つの問題あたりに時間がかかるのに、問題が多い。完全にデメリットです。

また、東大地理は1行や2行問題が多いのですが、これもデメリットです。
その問題単体で見れば負担が少ないですが、試験全体で見ればいちいち考えないといけないので、超面倒です。

加えて、設問Aといったような大問の中でトピックが変わる仕様になっていて、さらに時間がかかります。

とにかく東大地理は時間以内に終わるかという勝負になります。
自分は世界史を早めに終わらせて、地理に80分かけるようにしていました。
(それでも解き終えられないということもありました。)

試験中に考えたくない!問題を見ただけである程度解答を想像して安心したい!という人は世界史・日本史を選択するべきだと思います。

ここまで、地理の文句について書いてきましたが、やはり地理は他の教科に比べなぜかハードです。
まだ選択の余地がある人は、よくよく検討。もう地理で決めてしまった人は心して勉強しましょう。

次ページ:東大地理の時期別学習法!