【東大生が教える】共通テスト地理歴史の時間配分と見直しのコツ

はじめに

共通テストの地理歴史で思うように得点が伸びないと感じる人も多いでしょう。

また、地理歴史は共通テストの初日の一番最初に行われる科目なので、当日のミスや焦りが後の教科にひびくことも考えられます。

是非この記事を参考にして時間配分と見直しのコツを知り、安定して高得点を取れるようになってくださいね。

共通テスト地理のおすすめの解き方・見直し方・勉強法

【共通テスト地理の解き方・見直し方】①大問1つにつき10分の時間配分

共通テスト地理は、試験時間60分で大問5問・解答数31程度の問題を解くことになります。

各大問10分、見直しに10分見積もると良いでしょう。

また、途中でわからない問題があっても、印をつけてあとから戻りましょう。

時間をかければ知識が少なくても解ける問題や、そもそも試験対策だけでは解けない問題もあり、あとから別の考え方を思い出す可能性もあります。

ただし、マーク飛ばしには注意してくださいね。

【共通テスト地理の解き方・見直し方】②図表に情報をどんどん書き込む

共通テスト地理では、1設問あたり平均1点以上の図表が出題されるため、迅速な処理が必要です。

初見の図も多いですが、知っている知識に結びつけましょう。

たとえば、2022年の共通テスト11番では、森林資源の判定が問われました。

この問題は、薪炭材と用材の区別と特徴、各国のおおよその位置を知っていれば解くことができます。

演習量を積み、問題演習の際にデータブックや資料集を確認するなど図表に慣れておくことが重要でしょう。

2022年の共通テスト16番では、欧州における航空便の旅客数の出発地域別の内訳が問われました。

分かったところから図に都市名・地域名を書いておくとスムーズですが、解くのに慣れが必要でしょう。

この問題は、各国の旧植民地を想起すると解くことができます。

データブックの使い方についての記事も参考にしてくださいね。

共通テスト地理の点数が伸びない人必見!データブックのおすすめの使い方を徹底解説

2021.10.17

共通テスト世界史おすすめの解き方

【共通テスト世界史の解き方・見直し方】①大問1つにつき10分の時間配分

共通テスト世界史では、試験時間60分で大問5問・解答数34程度の問題を解くことになります。

各大問10分、見直しに10分程度見積もると良いでしょう。

途中でわからない問題があっても、問題用紙の番号に目立つように印をつけてあとから戻りましょう。

時間をかければ知識が少なくても解ける問題や、資料と問題文から答えを推測できる問題も多く、あとから別の考え方を思い出して解ける可能性もあります。

【共通テスト世界史の解き方・見直し方】②出来事のつながりが矛盾していないか確かめる

共通テスト世界史では、タテのつながりとヨコのつながりを意識しましょう。

タテのつながりとは、年代間のつながりのことです。

2022年の共通テスト3番では、中国と朝鮮との関係の歴史が問われました。

この問題を解くには、それぞれの出来事とおおよその時代が結びついている必要があります。

ヨコのつながりとは、地域間のつながりのことです。

ある地域の出来事がほかの地域にも影響を与えることが多いです。

たとえば、古代ギリシャの学問がイスラームに受容され、十字軍時代にヨーロッパにもたらされて12世紀ルネサンスをもたらしたことなどが想起できるでしょう。

共通テスト世界史では、地図や写真を用いた設問も出題されるので、学習の際は、資料集や地図帳を用いて視覚的に学習すると良いでしょう。

また、正誤問題はすべての選択肢を確認すると、ひっかけ問題への対策にもなりますよ。

共通テスト日本史おすすめの解き方

【共通テスト日本史の解き方・見直し方】①大問1つにつき8分の時間配分

共通テスト日本史では、試験時間60分で、大問6問・解答数32程度の問題を解くことになります。

各大問8分、見直しに10分を見積もって早めに解くことを心がけると良いでしょう。

問題数が多く、基礎的な問題が多いので、時間配分が重要になりますよ。

【共通テスト日本史の解き方・見直し方】②周辺事項まで意識する

共通テスト日本史の問題では、大まかな出来事の流れを意識しましょう。

大問のテーマごとに時代背景や時代間の比較が問われる傾向があります。

選択肢の内容だけでなく、時代背景や主題など、周辺の情報も意識して答えましょう。

2022年の共通テスト2番では、中世のある武士について、人物名を抽象化して述べた文章を読んでその人物の姓や苗字を答えさせる出題があります。

共通テスト日本史の勉強に際しては、普段から史料集やその解説を眺めて史料の読み取りに慣れておくことが重要です。

2022年の共通テスト16番は遺跡の説明とその場所を組み合わせる問題でした。教科書のキャプションに書かれていた内容を理解しておく必要がありました。

また、2018年に行われた試行調査の10・11番のように地図が反転している状態で出題されることもあります。史料にたくさん触れておくことで、反転していても戸惑わずに解けますよ。

日本史の勉強法についての記事も参考にしてくださいね。

日本史Bを3か月で70点アップさせた参考書の使い方

2020.08.08

おわりに

共通テスト地理歴史の対策にかけられる時間は限られていると思います。

事前準備も本番も、自分の得手不得手や全体とのバランスを考えた上で時間配分を考えましょう。




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