僕は運良く現役で東大の文科二類というところに入れたのですが、それはそれはギリギリの戦いでした。
例えば数学は、この記事を読んでいただければわかりますが、夏の東大模試は0点だったんですね。
そして、それはセンターでも同じことでした。
僕はセンター模試で11月末まで8割も取れなかったんですね。
もちろん東大に受かるような状態ではなかったわけです。
しかし、本番では惜しくも9割には到達できなかったものの、796点を取ることができました。
今回はそんなセンターが大の苦手だった僕が、直前でもまだ間に合うセンター試験の点数の上げ方について話していこうと思います!
ぜひ、最後まで読んで参考にしていただけると幸いです。
目次
東大合格のためにセンター試験で必要なこと
二次試験で合格するためには、センター試験での9割は必須だった
東大は、900点満点のセンター試験の点数を、110点満点に圧縮して二次試験の結果と合算します。
詳しく知りた方はこちらを参考にするとわかりやすいです。
例えばセンター試験で90点の差をつけられたとしても、それは入試全体では11点の差でしかありません。
なので、他の大学と比べたらセンター試験でそれほど大きな差はつかないのは事実です。
しかし、二次試験で10点のアドバンテージがあるかないかは天と地の差です。
僕が二次試験で奇跡を起こして合格するためには、何としてもセンター試験では810点以上をとり、周りの受験生には負けない程度の点数をとらなければならなかったのです。
もしセンター試験で810点取れなければ、たとえ二次試験で奇跡を起こしても合格できないような、そんな微妙なラインでの戦いでした。
結果的にはセンター試験の点数は796点。目標には14点及びませんでしたが、何とか諦めずに勉強しようと思える範囲での敗退で済みました。
さて、僕の全体的な思い出話はこのへんで、実際に僕がどういう状況だったのから話を進めていきましょう。
11月までのセンター模試の状況
11月末になっても、センター模試で8割すらとれない
11月あたりから少しずつセンター模試を受けていく回数が増えていきます。
これはどんな受験生にも共通していることだと思います。
センター模試の範囲も全範囲になり(それまでは範囲は限定)、受験者の数も増え、ようやく本格的なセンター模試らしくなる時期です。
本格的なセンター模試を受けた初回が7割程度だったのですが、正直その時は解けなくて当たり前だと思っていました。
歴史の暗記もまだ完璧じゃないので、社会科目も出来る訳ではありません。「これからこれから♪」と楽観的でした。
実際、少しずつセンター試験の出題形式にも慣れ、点数は伸び続けました。
しかし、8割に大きすぎる壁があって、それを突破することが中々難しかったのです。
結局、11月末になっても720点をとることは一度もなく、12月に入りました。
このままでは、本番で810点とることはおろか、720点すらとれない…。
これでは足切りにひっかかってしまうレベルです。
つまり二次試験を受けることもなく不合格の扱いを受けてしまいかねない状況だったのです。
ここにきて、ようやく焦りが募りました。
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