はじめに
試験を落ち着いて受験するためには、受験当日の流れをイメージしておくことが大切ですよね。
今回は東北大学を実際に受験して合格した私が、東北大学の受験当日の流れや注意点をご紹介します。
東北大学の試験の基本情報
東北大学の試験日程・試験開始時間と合格発表日
2023年度は2月25日と26日の2日間で行われます。
東北大学の試験は2日間あることに注意してください。
試験は両日ともに10時からです。
文系学部は1日目が外国語(100分)と国語(150分)、2日目が数学(100分)で、理系学部は1日目が外国語(100分)と理科(150分)、2日目が数学(150分)です。
合格発表日は3月9日の15時となっています。
東北大学の試験会場となるキャンパス
試験会場のキャンパスは学部によって異なります。
- 文学部、医学部、工学部→川内キャンパス
- 理学部、薬学部、農学部→青葉山キャンパス
- 歯学部→星陵キャンパス
間違えないように気を付けましょう。
東北大学の試験会場へのアクセス
文学部と医学部と工学部の試験が行われる川内キャンパスは、仙台駅から地下鉄東西線で約15分のところにある川内駅に直結しています。
医学部の会場は駅の目の前である一方、文系学部の会場は駅から10分ほど歩いたところにあるなど、学部によって会場と駅からの距離が異なるので必ず建物の位置まで確認するようにしてください。
理学部と薬学部と農学部の試験が行われる青葉山キャンパスは、仙台駅から地下鉄東西線で約15分のところにある青葉山駅に直結しています。
歯学部の試験が行われる星陵キャンパスは、仙台駅から地下鉄南北線で約10分のところにある北四番丁駅から徒歩15分のところにあります。
地下鉄の東西線と南北線を間違えないように気を付けましょう。
東北大学の試験前日から試験当日までの流れと過ごし方(合格体験談)
試験前日11時:準備・就寝
私は関東から受験しに行ったため、試験前日は仙台駅近くのホテルに母と泊まりました。
前日は移動で疲れていたので早く寝ることができ、試験のために十分な睡眠時間を取れました。
試験当日7時:起床
母の方が先に起きていたため、部屋が明るく、7時にすんなりと起きれました。
雪が降っていましたが、空は晴れていたのを覚えています。
朝食は大好きなピザパンとカップスープを飲んで緊張を和らげました。
試験当日8時30分:出発
仙台駅の近くのホテルに泊まったので、移動が簡単で良かったです。試験開始40分前の9時20分に会場に着くために、8時30分に出発しました。
昼ご飯を買うためコンビニに寄ったのですが、お惣菜の品が売り切れで3軒も回りました。
おそらく他の東北大学の受験生が買ってしまっていたのですね。皆さんも気をつけてください。
また、仙台駅の地下鉄のホームは東北大学の受験生でとても混んでいました。
試験当日9時40分:試験会場到着
地下鉄が予想以上に混んでいて、予定していた電車に乗れなかったことと、文学部の試験会場が思ったより川内駅から遠かったため、試験会場に到着するのが予定より20分遅くなってしまいました。
当日は何があるかわからないため、早めに試験会場に着くように計画することが大切ですよ。
試験当日10時:午前の試験
1時間目は英語の試験でした。
英語は得意教科だったので、自信があったのと同時にプレッシャーもありました。
周りと差をつけようと思っていた得意な大問が私の受験した年からなくなってしまい、パニックになったのを覚えています。
手ごたえは過去問を解いた中で一番なかったです。
試験当日12時:昼休み
休み時間は教室の窓が全開でした。
そのため、とても寒くてずっと震えながら昼ご飯を食べたのを覚えています。
食べ終わった後は次の試験が国語だったため、漢文の句形の最終確認をしました。
周りの受験生も私と同じように漢文の句形を確認していたり、古語の参考書を眺めていたりしていました。
試験の直前は新しいものではなく、使い古した参考書やノートを確認して気持ちを落ち着かせるのがお勧めですよ。
試験当日13時:午後の試験
2時間目は国語の試験でした。
一番苦手な教科ではありましたが、一番力を入れて対策した教科でもありました。
試験では、一番最初に手を付けた古文で納得のいく回答ができ、他の大問も調子良く解けたので手ごたえがありました。
しかし、試験時間が150分と長いことに加え、朝から緊張していたため、試験中に集中力が限界に達してしまいました。
本番で自己ベストを出せるように、東北大学の受験生には本番をイメージした長時間の試験時間に慣れることをお勧めします。
試験当日16時:試験を終え塾へ
次の日も数学の試験があったので、疲れていましたが、通っていた塾の仙台校に行って勉強しました。
数学の問題を解くというよりは、青チャートでよく間違えた問題のページをパラパラとめくって確認しました。
しかし、初めて行った校舎だったので落ち着かず、集中できませんでしたね。
2時間ほど塾で勉強して19時にはホテルに戻りました。
ホテルに戻った後は、母が買っておいてくれた牛タン弁当を食べて、少しリラックスして23時には寝ました。
良く寝たため、次の日の数学の試験では万全な体調でベストを尽くせました。
当たり前ですが、試験の前日に勉強で夜更かしをするのはやめましょう。次の日の調子の良し悪しに大きく影響してしまいますよ。
東北大学の試験を受けて分かった当日の注意点
【当日の注意点】①朝の仙台駅はとても混んでいる
朝の仙台駅の地下鉄のホームは、受験生と通勤ラッシュで激混みです。
予定しているよりも2、3本早い電車に乗るつもりで仙台駅に着くことをお勧めします。
また、車内も混んでいるため、乗車中に単語帳を見るなどの勉強も難しいです。
試験当日の勉強は家を出る前か、試験会場に着いた後にしましょう。
そして、仙台駅周辺のコンビニのお惣菜も受験生が購入するのでほぼ売り切れです。
私もコンビニを3軒回って、やっと最後の1個のサンドイッチを買うことができました。
コンビニを回っていて試験に遅れては大変なので、試験当日のお昼は当日ではなく、前日に買っておくことがおすすめですよ。
【当日の注意点】②予想以上に寒い
東北地方に住んでいない受験生は想像しにくいかもしれませんが、受験シーズンは毎日雪が降っていてとても寒いです。
手袋とマフラーは必需品です。
また、降った雪が凍って滑りやすくなっている道もあったので、歩くときには注意しましょう。
試験の間の休み時間も、換気のために窓が開けられていて寒いです。
コートを着たりひざ掛けを使ったりして、体が冷えないように気を付けましょう。
【当日の注意点】③解答用紙の解答欄が大きい
東北大学は一つ一つの記述問題の解答欄が大きく、解答用紙はA3サイズで2〜3枚あります。
解答で細かいところまで書くことが求められていると予想されます。
例えば、字数指定のない英語の記述問題ではより具体的に書くことを意識し、数学では言葉での説明が不十分にならないように意識しましょう。
解答欄を空欄にしてしまうと大きな減点になるので、全ての解答欄を埋めることは忘れないでください。
最後に
この記事を読んで受験生の皆さんが受験当日のイメージを掴み、落ち着くことができれば幸いです。
そして受験生の皆さんが試験で力を発揮できることを心から願っています。