はじめに
受験生のみなさん!日本史Bの勉強は、はかどっていますか?
元々世界史Bを選択していた私は、日本史Bの勉強を10月頃から始めました。入試本番まで時間はありませんでしたが、参考書を使って独学でセンター試験の日本史Bの成績を70点上げました。
この記事では、そんな私の実体験を踏まえて、共通テスト(旧センター試験)の攻略法をご紹介します!
まだ日本史を始めたばかりの高1生、ほとんど慣れてきている高2生、受験を控えている高3生、すべての学年におすすめです!
特に、受験本番が近づいてきている高3生にとっては、暗記科目である日本史が直前でも得点に直結するので、おすすめですよ!
努力をしなければ、目標にたどり着けませんが、適切な努力をすれば確実に点につながります!この記事を読み終えたら、努力をしようとモチベーションが上がっていると嬉しいです!
目次
センター試験と共通テストの違い
センター試験は平均点60点で作られているのに対して、共通テストは平均点50点で問題が作成されています。難易度としては、共通テストの方が少し難しいでしょう。
変化した傾向は、大きく2つあります。まず、歴史史料や文章、グラフなどの資料の量が増加したことです。
共通テストは、読解・考察するものや、基礎知識や歴史的背景を織り交ぜて解答するものが多く見られました。歴史史料やその解説資料から正しく情報を解釈して、解答する必要があります。
もう1つは、読解力で解答する問題が増加したことです。現代文の学習のように、文章を論理的に読解する力が必要です。
いずれにしても、用語のつめ込みなどの断片的な暗記では、センター試験以上に高得点が望めない構成になっています。
しかし、本質的な理解が必要ということは変わりません。というのも、入試形式が変わっても、問われる「知識」のレベルや内容は同じため基本的には変わらないからです!
したがって、私が受験したのはセンター試験ですが、私のセンター試験日本史Bの勉強法も参考になると思います!
参考書を使った具体的な勉強法
『日本史B 講義の実況中継①②③④』(河合塾出版)
この参考書は、基礎から応用まで広くカバーされています。また、この参考書の他の参考書と大きく違う点は、CDが付いていることです。
ここからはこの参考書の使い方を順を追って説明していきます。
私は、10月からこの参考書を使用し、受験前日まで取り組みました。10月から11月までは、1日3~5時間を費やし、1日1単元進めていきました。
まず最初に、歴史の流れを理解します。その際、出来事が起こった順番をきちんと整理することを意識しましょう。
別冊の年表も活用し、自分が不安だと思う時代の年表を書き写して覚えるようにするなどして確認しましょう。年表を時系列順に解説してくれるCDを一緒に使うと良いですよ!
『日本史B 一問一答 完全版』(東進ブックス)
参考書のレベルはセンター試験レベルから難関私大レベルまで広くカバーされています。
問題によって、★(難関私大レベル)、★★(一般私大レベル)、★★★(センター試験レベル)の3レベルが分かれています。
共通テスト(旧センター試験)に向けて取り組むべき問題は、★★(一般私大レベル)と★★★(センター試験レベル)が付いている問題です。
この2つにしぼって取り組むことをおすすめします!
ここからはこの参考書を実際にどう使ったのかを説明していきます。
10月頃は、1日2ページのペースで取り組んでいました。11月には、1日に一時代ずつ取り組み、12月は2日に1周するペースで取り組みました。
12月下旬までにセンター試験レベル(★★★)の問題をほとんど答えられるようにしました。
受験当日も携帯して、直前まで知識の確認をしていました。『日本史B 講義の実況中継①②③④』で学んだ範囲をこの参考書でアウトプットします。
間違えた問題は、『日本史B 講義の実況中継①②③④』に戻って確認し、再度インプットします。この参考書を合計で50周以上したと思います。
『センター試験過去問レビュー』(河合塾出版)
この参考書は、共通テストを受験する人にもおすすめです。私は、12月から本番前日まで使用していました。
なぜこの時期かというと、過去問は広範囲なので、全時代を勉強してから解いた方が、自分の実力や弱点が明確になるからです。
この過去問は、28回分の過去問が収録されているので演習がたくさん行なえます。
この参考書の使い方を順を追って説明していきます。
解く際は、本番の入試と同じ制限時間で過去問演習をします。そして、解答を確認し、間違えた問題を『日本史B 講義の実況中継』と『日本史B 一問一答 完全版』で再度チェックします。
間違えた知識自体と、その周辺知識の確認に努めましょう!
おわりに
受験生の頃、私は先生に「最後まで諦めなければ、結果を残せる」と声をかけてもらいました。
当時の私は正直、そこまで先生の言葉を信じていませんでしたが、受験が終わってから振り返ると、最後の最後まで頑張ったことで合格につながったと確信しています。
特に現役生は、受験当日まで成績は伸びます!諦めずに頑張りましょう!