はじめに
受験生の皆さんの中には「偏差値の高い大学に進学したい」と考える方は多いのではないでしょうか。
将来の夢や目標が決まっていないという受験生にとって、モチベーション維持のために偏差値の高い大学を目指すのはおすすめです!
私自身も国公立大学、私立大学の枠に縛られずに偏差値の高い大学に進学したいと考えていました。
そこで、受験期には早稲田大学と東京外国語大学の両校を第一志望校に掲げました。
しかし、難関私立大学と国公立大学の勉強を両立させるのは簡単なことではありませんでした。
この記事では、私がどのようにして早稲田大学と東京外国語大学の両校の合格を掴み取ったのかを紹介していきます。
実は穴場!東京外大がおすすめな2つの理由
私が数ある国公立大学の中から、東京外国語大学を選んだのには理由があります。
もちろん、一番大きな理由は第2外国語や外国の文化、歴史を学べるカリキュラムです。
しかし、これ以外にも2つの理由があります。
【東京外大がおすすめな理由】①共通テストの受験科目が少ない!
1つ目の理由は、共通テストの受験科目が少ないからです。
多くの国公立大学では、国数英に加えて地歴公民から2科目と理科基礎が必須です。
東京外国語大学は、地歴公民と理科基礎のうち2科目のみでよいので、自分の得意な科目を選択して受験することができます。
受験科目が少ない分、早稲田大学の対策や東京外国語大学の2次試験にかける時間を増やせるのは大きなメリットですね。
【東京外大がおすすめな理由】②2次試験は2科目だけ!
2つ目の理由は、2次試験の科目が外国語と歴史の2科目だけだからです。
外国語の配点が400点中300点を占めるので、英語が得意な受験生は特に有利になりますよ。
また、歴史の出題レベルも標準的なので、教科書をベースとした学習で対応できる問題が多いのが特徴です。
共通テストのみで利用する科目を短期間で仕上げる方法
【共通テストのみで利用する科目の勉強法】①公民・理科基礎
早稲田大学と東京外国語大学の2次試験対策に力を入れるには、共通テスト対策を短期間で仕上げることが重要です。
まず、公民・理科基礎の勉強法を3つ紹介します。
1つ目は、多くの参考書に手を出さないということです。
公民と理科基礎は暗記科目なので、自分に合った1冊を完璧に仕上げることを意識しましょう。
2つ目は、毎日5分だけでも良いのでコツコツ暗記することです。
直前期に詰め込もうとすると入試本番に間に合わない恐れがあります。
3つ目は、日々の授業や定期テストを疎かにしないということです。
習ったことはその場で覚えるつもりで真剣に取り組むことで他教科に割く時間を増やすことができますよ。
【共通テストのみで利用する科目の勉強法】②数学
次に、数学の勉強法を3つ紹介します。
1つ目は、早いうちに公式をマスターするということです。
共通テストの出題形式は特殊ではありますが、必要となる基礎知識はセンター試験と変わりません。
基礎を固めることが得点アップへの近道です。
2つ目は、全部の分野を満遍なく勉強することです。
共通テストでは全分野から出題されるため、勉強漏れを防ぐ必要があります。
特に、「データの分析」は得点源になりやすいので確実に点数が取れるようにしましょう。
3つ目は、マーク模試を有効活用するということです。
新しい入試方式に変わり、過去問が少ないことに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで役立つのがマーク模試です。
本番に近い形でたくさん演習を積むことで、より実践的な力を身につけることが出来ますよ。
東京外大と早稲田に合格するための年間スケジュール
【東京外大と早稲田に合格するための年間スケジュール】①春〜夏
最後に、東京外国語大学と早稲田大学に合格するための年間勉強スケジュールを紹介していきます。
まずは春〜夏にかけての勉強についてです。
この時期は志望校の過去問に目を通してみましょう。
まだ解く必要はありませんが、今の自分の学力との差や出題内容を把握することで今後の勉強の方針が明確になっていきますよ。
まずは教科書内容をしっかりと理解し、基礎を固めることを最優先にしましょう。
焦って過去問や難易度の高い問題集に手を出すのはかえって本末転倒となります。
【東京外大と早稲田に合格するための年間スケジュール】②秋〜冬
次に秋〜冬にかけての勉強についてです。
この時期は過去問を1週間に1年分くらいのペースで少しずつ解き始めましょう。
東京外国語大の入試は論述が中心なので、まずは形式に慣れるために時間を測らずに書いてみる練習をすると良いですよ。
早稲田大学の入試は出題形式や傾向が似ている学部も多いので、志望学部以外の過去問を中心に解いてみましょう。
志望学部の過去問は直前期に解くことをおすすめします。
過去問演習は大事ですが、この時期は共通テスト対策が優先です。
そして、膨大な数の模試に圧倒されそうになるかもしれませんが、毎回の復習を欠かさず丁寧に行うことで確実に実力がつきますよ。
【東京外大と早稲田に合格するための年間スケジュール】③共通テスト後〜入試直前期
最後に、共通テスト後〜入試直前期にかけての勉強についてです。
この時期、私は東京外国語大と早稲田大の対策を1:2の比重で行っていました。
早稲田大の入試は詳細な知識まで問われることが多いので、知識を詰め込むことにフォーカスすると良いですよ。
私立入試は特に、1点の差で合否が決まるので、知識の漏れをなくすために気を抜かず暗記に取り組みましょう。
では、早稲田大対策のための英語、日本史・世界史、国語の勉強法を紹介していきます。
まず、英語と国語は時間を測って過去問を解き、大問ごとにかける時間や解く順番をシュミレーションします。
ただし、出題形式や難易度が急に変わることも想定して演習することが大切です。
日本史・世界史は年号や文化史などの暗記事項を1つでも多く頭に入れるために1問1答や用語集を何度も繰り返しましょう。
次に、東京外国語大対策のための英語と日本史・世界史の勉強法についてです。
英語はリスニング、ライティング、スピーキングの3つの対策に集中してください。
感覚が鈍らないように毎日、「英文を聴く」「200〜250字のライティングを1本以上書く」「英文を音読する」など自分で決めたことを継続して行うことをおすすめします。
日本史・世界史は400〜600字の論述問題を40分程度で書き上げる練習を繰り返し、学校の先生に添削していただきながら論述力を磨きましょう。
添削していただいたものは必ず書き直しをし、減点をされない文章を書くことを意識することが重要です。
おわりに
私のように、漠然と「偏差値の高い大学に進学したい」と考える受験生は少なくないと思います。
そして、その目標を実現するための受験スケジュールや併願の仕方は人それぞれです。
自分に合った受験戦略を組み立て、勉強法を工夫することで進路の幅は必ず広がるので、最後まで諦めず頑張っていきましょう。