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数学の計算革命の特長
【計算革命】①計算を早く正確に行うためのノウハウが詰まっている
入試は時間との戦いです。
特に数学で、解き方は分かっているのに計算に時間がかかりすぎて結果解答できない……という経験のある人も多いのではないでしょうか?
また、解答のみを答える問題で簡単な計算をミスして0点になってしまった……というのも時々起こる悲劇です。
これらのミスをケアレスミスだからと甘く見ていると、受験期に非常に後悔します!
いくら解答のプロセスを学んでも、得点に結びつかない……という悲しい事態が発生するのです。
そのような事態を避けるためにもこの『数学の計算革命』を活用しましょう!
本書には、計算のスピードを上げたり、ミスしないようにするための方法が載っています。
加えて、制限時間が設けられているので、どんなスピードで解く必要があるのかを知ることができるのも良い点です。
これらのテクニックは、慣れないうちはややこしく感じるかもしれません。ですが、繰り返し解いて慣れてしまえば大きな武器になります。
すべての方法を使用する必要はありませんが、自分に合うものはどんどん利用しましょう!
【計算革命】②段々とレベルアップできる問題構成
『計算革命』は一つのテクニックに対して7日分の演習問題が用意されています。
実はこれが『計算革命』の最大の特徴といえるのですが、1日ごとに段々難易度が上がっていくように構成されています。
1日目はとても簡単ですが6日目、7日目となってくるとかなり難しく、1回目は時間内に解ききれないかもしれません。
その時は1度難易度の低い問題に戻って計算方法を体に覚えさせましょう。
これは使える計算方法だ!と思ったら、1週間の練習問題のうち半数以上は満点をとるレベルになるまで取り組みましょう。
また、『計算革命』の問題は標準編、発展編に加えて追加補充が用意されています。
そのため、標準や発展問題だけでは物足りない人は貪欲に追加補充に取り組めるし、逆に他の教科が大変で計算演習に時間を割けない人は標準編のみ繰り返し取り組むのでもいいと思います。
【計算革命】③短期的記憶力を養える
本書で紹介されている計算方法を用いると、計算を紙に書きだす量がとても減ります。
これが時間の短縮に繋がるのですが、その分計算を頭の中だけで瞬時に行わなければなりません。
例えば26×43のような2桁×2桁を計算を考えてみたいと思います。
筆算を縦に書くよりも、26×40=824を覚えておいて26×3=78を足すという一連の動作を頭の中で出来たほうが書く量が少なく済みますよね。
しかし、これは計算結果を正しく記憶しながら別の計算を行う力がないと本書の計算方法を使用したところでむしろミスが増えてしまいます。
これを短期的記憶力と本書では呼んでいます。
この力は本書を利用し続ければ身についていくものですが、これは数学だけでなく他の勉強にもすごく役立ちます!
例えば英語の長文を読むとき、皆さんはどのように読んでいきますか?
最初に設問を把握してから本文を読んで……あれ、設問なんだっけ?
こんな経験がある人はいませんか?
何度も問題文と設問を行き来して解答の根拠を探し出すのは大変です。
ここで短期的記憶能力に優れていれば、設問を覚えておきながら問題文を読むことができるため、大幅な時間の短縮に繋がります。
数学の計算革命のおすすめの勉強法・使い方
【計算革命】①2年生から使うのが吉
『計算革命』は事前にその単元を知っていることが前提で、その上で計算に特化しています。
ですから1年生が取り組むのは少々大変かもしれません。
2年生から、1年生の範囲の簡単な復習用に使うのもいいと思います。
筆者(文系、つまり数3はやらない)は取り掛かったのが遅く3年の夏休み前から始めました。
特に理系の人は、この時期に始めると1日に進める量が多くて他教科の勉強を圧迫するので注意しましょう!
【計算革命】②1周で終わらせず、継続して取り組む
『計算革命』は1日10分、26週で完成すると謳っています。
1日に2日分進められれば、毎日取り組むと3ヶ月程度で1周終わるのです。
しかし、計算力は短期間で得られるものではありません。
そのため、毎日欠かさず長い間継続して学習するのがよいでしょう。
これは先程2年生から取り組み始めるのが吉、と述べた理由の一つでもあります。
2年の秋ぐらいからなら解ける問題も増えてくると思うので、計算に自信のない人は早いうちから取り組むべきだと思います!
私は、自分でやっていて2周では不十分だと感じました。3周以上はマストだと思います。
【計算革命】③毎日取り組む時間を決める
前述した通り、計算演習で大切なのは毎日欠かさず取り組むことです。
そこで、習慣化するためにも自分で取り組む時間帯を決めるのがよいと思います。
筆者のオススメは朝です。朝、すべての勉強の1
番最初に『計算革命』に取り組む癖をつけましょう。
このようにすることで、頭をパッと勉強モードに切り替えられます。
また、『計算革命』の難点が分厚くて持ち運びに向かないことなので、家にいる時間(朝起きた時や寝る前など)をルーティンにしたほうが良いと思います。