地方受験生が都会の大学を受験する時に気を付けるべきポイント

はじめに

いよいよ受験シーズンがやってきましたね!今まで皆さんが頑張ってきた成果を発揮する時です。

そうは言っても、緊張してしまうものが人間ですよね。ましてや地方受験生にとっては、慣れない土地での受験になり不安なことと思います。

地方受験生が都会の大学を受けるとなると慣れない環境での受験になるため、都会の受験生に比べると少々不利な立場にあることは事実です。

本記事では、兵庫県の田舎に住んでいた筆者が、実際に1週間ほど一人で東京へ受験に行った際の失敗をもとに、地方受験生が気を付けるべきポイントとその対策案をいくつかご紹介します。

地方受験生の方はもちろん、そうでない方も是非受験前に一度読んで参考にしてくださいね!

地方受験生が気を付けるべきポイント

地方受験生が気を付けるべきポイント①:受験の時の服は私服がベター

【失敗】制服で受験に行き、温度調節が上手くできなかった

初めて試験会場に向かった際に、筆者が一番失敗したと思うものが服選びでした。

筆者は服を決めるのが面倒だったため、学校の制服であるセーラー服で試験会場に行きました。

しかし会場に着いてみると、周りの受験生は9割近くが私服でした。

そのため会場の中でもかなり浮いた印象になり、恥ずかしくなりましたね。

それだけならまだ良かったのですが、暖房が効いていた試験会場では厚手のセーラー服は暑すぎました。

その一方で足元はスカートとタイツだけの薄着だったため、座席が出入り口に近かったこともあり、外からの冷気で足元だけ冷えてしまいました。

上半身は暑いのに足元だけが寒いという最悪な状況になり、試験中もイライラしてしまったことを今でも覚えています。

さらに制服は重くてかさばるため、荷造りもかなり大変でした。

【解決策】 温度調節のしやすい私服を着て行こう

制服は確かに服を決めなくていいというメリットがありますが、温度調節がしにくく重いというデメリットもあります。

基本的にどの大学も服装に関しては受験生の自由ですが、個人的には温度調節のしやすい私服の方がおすすめです。

試験会場までの道中は寒いですが、教室に入ると意外と暖房が効いていて暑いことも多いため、「少し寒いかな?」と思う服装の上に何枚か重ね着しておくとベストです。

服選びの際は、「カンニングとみなされて受験できなかった」ということにならないよう、英字地図などがプリントされていないか注意してくださいね。

またホテルで過ごす時のために、普段着ているパジャマや部屋着を1着持っていくこともおすすめします。

いつも着ている服を着るだけでもかなりリラックスするため、慣れないホテルの環境でも落ち着いて勉強することができますよ。

地方受験生が気を付けるべきポイント②:移動中の荷物はできるだけ軽く

【失敗】荷物が重すぎて無駄な体力を消耗してしまった

筆者は心配症ということもあり、移動中や休憩時間も参考書を見るだろうと考えて、かばんに入るだけたくさんの参考書を試験会場に持って行きました。

当然ながらかばんは重くなり、駅から試験会場までの受験生でごった返した道を移動するだけで、予想よりもはるかに体力が削られました。

同じように大量の荷物を持ってきた受験生の中には、会場入り口で受験票の提示を求められた際、受験票をすぐに出せず荷物を広げている人も見かけましたね。

さらに筆者の場合、試験会場が初めての場所で土地勘も無かったため、電車に乗るなどの移動だけでも緊張しました。

結局、荷物が多いことに加え、慣れない場所への緊張から試験会場への移動だけで疲れてしまうという事態になりました……。

【解決策】荷物はできるだけ軽く、必需品も出し入れしやすくしておこう

試験会場に持ち込むかばんは軽くてたくさん荷物が入るものを選びましょう。

この時にICカード受験票はすぐに取り出せるようにしておくように準備しておいてください。

改札や試験会場前で荷物を広げる羽目になると周りの人にも迷惑がかかりますし、落し物をする可能性も高くなります。

これらの物を即座に出すことができるようリュックとは別でサブバッグなどを用意することもおすすめです。

また地方受験生の場合、慣れない場所での移動で疲れ切ってしまうことのないよう、できるだけ試験会場に近いホテルを予約することをおすすめします。

移動時間も大いに省けますし、安心して会場へ向かうことができますね。

地方受験生が気を付けるべきポイント③:受験中の食事バランスには注意

【失敗】栄養バランスを無視した食事で身体に負担がかかった

筆者は複数の大学を受験するため、1週間ほどホテルに滞在していたのですが、その間の食事は毎回外食でした。

最初のうちは自分で好きなものを食べられる自由を感じていましたが、毎日3食となるとさすがに飽きてしまいましたね。

また食事先はファストフード店やファミリーレストランが中心だったため、がっつりとした食事ばかりで野菜などはあまり摂れていませんでした。

受験の緊張に加え、このような偏った栄養バランスの食事をしていたことで身体に負担もかかったのでしょう。

普段なら平気だった食事量でも消化不良になり、気分が悪くなってしまった思い出があります。

【解決策】外食でも普段食べているメニューに近いものを選ぼう

ご飯のチョイスとして、ファストフードなどの脂っぽいメニューは出来るだけ避けましょう。

緊張で胃腸に負担がかかると消化が上手くいかなくなるため、気分が悪くなることがあります。

オススメとしては定食屋などでセット料理を頼むことです。最近では健康を意識したメニューも多いため受験期にはベストな食事でしょう。

また試験当日の朝ごはんは、普段食べているものに近いメニューを選びましょう。

エネルギーをつけるために多めに食べたいという気持ちも分かりますが、食べすぎには要注意です。

ビタミンドリンクなどを飲むことも非常に良いですね。

特にビタミンCには、疲れを引き起こす酵素の作用を抑える働きがあるためおすすめです。普段よりも意識して摂ってみてはいかがでしょうか。

受験期の食事は普段以上に重要です。バランスの取れた食事と腹八分目を意識してくださいね。

地方受験生が気を付けるべきポイント④:気分転換のためにも話し相手は必要

【失敗】受験後に話を聞いてくれる人がいなくて挫折しかけた

初めての受験となれば、誰しも1つや2つうまくいかないことが起こり得ますよね。

ましてや慣れない土地で1人で受験するとなると、いつも以上に不安を感じたり落ち込みやすくなってしまうかもしれません。

筆者の場合は第一志望校の学部受験の際、試験で自分の実力が思うように出せず、非常に落ち込みました。

「二度とこの大学に足を踏み入れることは無いな」と思い半泣きで大学を後にし、ショックで身体に力が入らず、駅でスマホを落としかけた記憶があります。

試験会場からホテルに戻っても、家にいる時とは違い誰も話し相手がいないため、1人で絶望を抱え込んで挫折しそうになりました。

しかし筆者の場合、既に受験が終わっていた友達とたまたま電話する機会があったため、少し話をしただけでもかなり気が楽になりました。

そのおかげで「まだチャンスはあるから、次の試験で挽回すればいい」とすぐに立ち直り、勉強に集中することができましたね。

【解決策】少しの間だけ誰かとコミュニケーションを取ろう

人は数日間話さないだけでストレスがとてもかかるものです。

さらに受験後となれば様々な感情が入り混じり、「誰かに話を聞いて欲しい」という気持ちが生まれることも往々にしてあります。

普段ならば些細なことでも共有できる人がいても、それができないとなるとストレスが溜まってしまい自分の力を発揮しにくくなるかもしれません。

家族や信頼できる友達など、一日の中で少しの間だけでもコミュニケーションを取ることを意識してみてはどうでしょうか?

ダラダラ話しすぎないように、お互い時間に注意しながらもコミュニケーションを取るように約束してみてもいいかもしれませんね。

LINEや電話を少しだけしてみると気分転換にもなり、一人の勉強もはかどりやすくなりますよ。

おわりに

受験期には色々と予期せぬハプニングは起こるものです。もちろん起こらないに越したことは無いのですが、そのような事態に直面しても落ち着いて対処してくださいね。

出来るだけ最小限にリスクを抑えるためにも、準備はしっかりしておきましょう。受験までの下準備も合格の秘訣のうちですよ。

みなさんが後悔の無い受験ができるように応援しています。




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