スキマ時間とは……
電車に乗っている時間、何かを待っている時間、歩いている時間、トイレやお風呂の時間、起床後すぐや就寝前など、手や目が空いていればいつでもどこでも発生しうる時間のことです。
スキマ時間はついついボーッとしたり、音楽をきいたりする無駄な時間とみなされがちですが、とんでもない!
むしろ短いスキマ時間だからこそ、集中力がアップし、効率の良い勉強・実りのある勉強ができるのです。
「スキマ時間なんてそんなにないよ……」と思われるかもしれませんが、一説によれば、忙しいビジネスマンのスキマ時間でさえ1日平均5時間はあるといわれています。
これだけの時間が毎日浪費されてしまってはもったいないですよね。
毎日のスキマ時間を活用することによって、膨大な勉強時間を確保しましょう!
スキマ時間でやれる事
1. 英単語・古文単語
スキマ時間でやれる定番ナンバーワンが英単語。
英語の基本中の基本であり、重要性が高いこと、スキマ時間を使って毎日英語に触れることができること などから、スキマ時間でやるのにもってこいなのです。
勉強法は英単語帳とシャープペンさえあれば、あとは簡単!
英単語を見て日本語訳を当てる→間違った語句に印をつける
を繰り返すだけです。
また、英単語帳は例文がついているものがオススメ。例文と一緒に覚えられて、効率的です。
「英単語の発音が気になる!」という人は予めiPodなどに英単語帳に付属のCDを入れておくと良いでしょう。
古文単語も英単語と同様に勉強できますね。
2. リスニング
満員電車の中、歩いている時間や買い物している時間など、何かを見ながら、もしくは何かを持ちながら勉強することができないときでも、聴覚だけは使えます。
iPodなどに英語のリスニング教材を入れておくと、いつでもリスニングの勉強ができるようになります。
3. 予備校の復習
予備校の復習は記憶が残っているその日のうちにやっておいたほうがいいもの。
しかし、予備校は帰りが遅くなることもしばしばです。家に帰ってから机に向かって勉強する時間がとれないことも多いでしょう。
その日の授業の概要だけでも電車の中やお風呂の中、寝る前など、スキマ時間を使ってその日のうちに復習しておくといいですよ。
4. その他
普段の勉強の中で、暗記事項はスキマ時間に回していくことをお勧めします。暗記は問題演習などと違い、机が必要なく、いつでもどこでもできるものです。
机に向かっているときは、机に向かっているときにしか勉強できないことをして、暗記物はどんどんスキマ時間を使って覚えてしまいましょう。
スキマ時間別勉強法
1. 起床直後・就寝前を大切に
人間の脳は、朝起きてから2〜3時間に活動が最も活発になり、睡眠中には1日の記憶を整理するといわれています。起床直後・就寝前の時間は1日の中でも特に重要な時間といえ、脳の働きに合った勉強をしていくことが大切です。
脳の活動が活発な朝の30分には、簡単な問題演習や前日の復習などを行うのが良いでしょう。
朝爽快に目覚めるために、早寝早起きの習慣を身に付けることも必要です。
ちなみに、脳が1日の記憶を整理する睡眠の前の30分には、暗記物が適しています。
2. 通勤電車の中は最高の勉強部屋
通勤電車は他にやることもなく、集中して勉強するにはベストの環境です。教材は暗記物が最適でしょう。
通勤電車では、一駅ごとにどれくらいの量を覚えるか目標を立て、ゲーム感覚で暗記していけば、集中力を発揮することができておすすめです。
3. その他
前述したように、散歩や買い物のときでもリスニング教材を使った勉強ができますし、トイレの壁などに暗記するものを貼っておけばトイレでも勉強ができますね♪
スキマ時間を活用するために…
スキマ時間は準備が肝心!
スキマ時間があっても、その時間にやるべきことが用意されていなければ、いきあたりばったりになり時間が無駄になります。
毎日の勉強の中でスキマ時間に覚えるものを意識的に用意しておきましょう。
もっとも、これは無理に暗記するものを作れということではありません。
机の前で勉強していくと、どうしてもまとめて暗記しなければいけないもの、復習しなければならないものが出てきます。これらをその場でいちいち覚えていると勉強の進行が遅くなるので、スキマ時間に回しましょう。
こうすることで、机の前では深い理解を要する勉強、問題演習などに集中することができます。そして、スキマ時間では本当に必要なものをしっかり繰り返し暗記・復習できるのです。
このように、工夫次第でスキマ時間をいくらでも活用することが可能です。皆さんもスキマ時間を上手く使って、勉強を質・量ともにグレードアップさせてくださいね♪♪