【模試で高得点が取れない人必見】模試の過去問を日常学習に活用するメリットと方法

はじめに

普段はできるはずの問題なのになぜか模試になると解けない、という経験がある高校生は多いのではないでしょうか?

筆者自身、模試で高得点を取れないことが続きましたが、模試の過去問を日常学習に取り入れてからは、模試の成績が安定するようになりました。

そこで今回の記事では、模試の過去問を日常学習に活用するメリットとその方法を紹介します。

「模試は学校や試験会場で受けるもの」というステレオタイプを壊し、模試の過去問を日常学習の1つの選択肢にして、模試で高得点を取れるようになりましょう!

模試の過去問を日常学習に活用する3つのメリット

【模試の過去問を解くメリット①】全分野の復習ができる

教科書や問題集では問題が単元ごとに並んでいることが多いので、勉強しているうちに前に学習した分野の内容を忘れてしまうことってよくありますよね。

例えば、模試を受けた時に習っている分野の問題の問題で得点できても、前に習った分野の問題では思うように得点できなかったという経験はありませんか?

模試では、問題が全ての分野から満遍なく出題されるので、これまで習ってきた内容を忘れていると得点が伸びません。

そこで、模試の過去問に取り組んで内容を全体的に復習することにより、自分が忘れてしまっている分野苦手な分野に気づくことができます。

模試の過去問を通して、忘れていた分野を復習し再び理解することで、模試本番でも安定して得点できるようになりますよ!

【模試の過去問を解くメリット②】時間配分慣れする

模試で「時間があと5分10分あれば正解できたのに……。」という経験はありませんか?

模試の成績は、もちろん学習内容の理解度によって大きく上下しますが、時間配分の上手さによっても変わってきます。

日常学習では時間を測って問題を解く機会が少ないのに、模試の時になって完璧な時間配分で解こうとしても、ほとんど失敗します。

しかし、普段から時間を意識して練習すれば、模試の得点を最大化する時間配分を身につけることができます。

模試の過去問を日常学習に取り入れて時間配分の練習を積んでいくことで、模試の時に時間配分に困らなくなりますよ!

【模試の過去問を解くメリット③】科目を絞って短時間で学習できる

①②で述べたメリットだけを見ると、「実際の模試をたくさん受ければ良いのでは?」と思う人もいるかもしれません。

しかし、実際の模試では基本的に全ての科目を受けなければならず、会場に行くのにも時間がかかります。

数学だけを演習したい場合、模試を受験すると数学以外の科目も受けなければならず、会場までの移動にも時間が取られるので非効率ですよね。

模試の過去問を利用することによって、科目を絞って効率的に勉強できますよ!

模試の過去問の活用法

模試の過去問を日常学習に取り入れるメリットはわかりましたね。

ここからは、具体的な模試の過去問の活用法を、筆者の経験を交えながら紹介していきます!

模試の過去問に取り組むべき科目・時期

模試の過去問に取り組むべきなのは、勉強が順調な科目得意科目です。

基礎が固まっていない状態で、模試の過去問に取り組んでも効果が薄くなってしまいます。

ですから、苦手科目の場合、基本的な問題が載った問題集に取り組んでいくのがおすすめです。

筆者は、得意科目の英語と化学を模試の過去問で演習し、苦手科目の物理を基礎的な問題集で克服を目指しました。

また、模試の過去問に取り組むのは高3の春までにしましょう。

なぜなら、高3の夏以降で模試の過去問をやる余裕があるならば、志望校の過去問にどんどん取り組んだ方が良いからです。

まだ入試まで時間がある高1、高2の間に、得意科目は模試の過去問で実践的な演習を積み、模試の成績を安定させましょう!

模試の過去問の取り組み方

模試にはさまざまな種類があり、過去問を解く際には自分のレベルに合った模試を選ぶのがポイントです。

東大・早慶志望の高校生には、ハイレベルな問題が多く出題されている駿台模試の過去問がおすすめです。

実際に、東大志望だった筆者は駿台模試の過去問に取り組んでいました。

GMARCH志望の高校生には、受験の標準的なレベルの問題が多く出題されている河合塾の全統記述模試の過去問がおすすめです。

基本事項の確認をしたい高校生は、進研模試共通テスト模試の過去問に取り組むのも良いでしょう。

さらに詳しい模試の特徴を知りたい方は、下の記事を参考にしてみてください。

徹底調査!模試の種類や各予備校の記述模試の難易度・特徴を紹介してみた

2020.10.22

また、時間配分の練習をするために、模試の過去問は必ず制限時間を守って解いてくださいね。

最初から順番に解く方法解きやすい問題から解く方法など、時間配分のやり方はたくさんあります。

色々な方法を試して、過去問を解くなかで自分に合ったやり方を見つけていくのが良いでしょう。

自分が取り組むべき模試の種類を選んだ上で、時間を測って模試の過去問に取り組みましょう!

模試の過去問の復習方法

模試の過去問を解いた後はきちんと復習しましょう。模試と同じく、模試の過去問も解きっぱなしではもったいないですよ。

模試の過去問の復習方法は、模試の復習方法と同じで丁寧に行ってください。

模試の過去問を通して、模試の復習方法を確立することもできますよ。

実際に、筆者は高3の1学期に東大模試の過去問に取り組んで復習方法を確立していたため、夏の東大模試の復習をスムーズに行うことができました。

模試の復習方法については、下の記事を参考にしてみてくださいね。

【模試の解き直しに】東大生が教える!「模試復習ノート」の作り方【復習タイミング別・科目別】

2022.03.30

模試の過去問の入手方法

【模試の過去問の入手方法①】学校や予備校に聞いてみる

ほとんどの学校や予備校は、模試の過去問のデータを持っています。

筆者は学校の先生にお願いして、模試の過去問を手に入れていました。

まずは、学校の先生や塾の先生に、模試の過去問を持っているかどうか聞いてみましょう!

【模試の過去問の入手方法②】模試の過去問集を購入する

学校や予備校は模試の過去問を持っている場合がほとんどですが、もし持っていなかった場合、市販の模試の過去問集を利用するのが良いでしょう。

共通テスト模試の過去問集は、マークシートが付いているので、マークシートを塗る練習も同時にできます。

また、東大、京大、一橋大、東工大などの難関大を受験する人には、冠模試の過去問集が販売されていますよ。

ぜひ、書店で模試の過去問集を探して自分に合ったものを見つけてくださいね!

【模試の過去問の入手方法③】過去に受けた模試の冊子を保管しておく

過去に受けた模試を再利用するという方法もおすすめです。

模試を受けてから1年くらい経つと、大抵の場合、1度解いた問題でも忘れてしまっています。

1年越しに模試を解くと、正解する問題は増えます。

当時の模試の成績表と比べてみると、「こんなに勉強ができるようになったんだ!」と思えるので、モチベーションも上がりますよ。

しかし、1年前は解けていたが解き方を忘れてしまった問題1年経っても解けるようになっていない問題もあるでしょう。

これらの間違えた問題を復習することにより、自分の苦手分野を把握し克服できるので、さらに成績を上げることができます!

おわりに

模試の過去問を日常学習に取り入れる勉強法は、あまり知られていませんが、多くのメリットがあります!

模試の過去問を日常学習の手段の1つとして、模試の成績が安定するように頑張ってください!

解いて終わりじゃもったいない!過去問演習のやり方をまるっと解説

2021.10.24



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