予想とは違った大学生活
―それでは大学入学後の話を聞かせてください!東大に入ってよかったと思うことはなんですか?
新しい友だちがいっぱいできたことだと思います!高校2,3年の頃は勉強がメインで、本当に仲がいい子とか一緒に遊びに行く友だちってそんなにたくさんはいなかったので。東大に入ってからは、知り合いも少ないから自分から積極的に話しかけたりして、友だちがたくさんできたのは本当に嬉しかったな。一緒に遊ぶのが楽しいだけじゃなくて、真面目な話もできることが嬉しいです!例えば、死生観について哲学的な話をしたり(笑)。真面目な話もできるし、楽しく遊ぶこともできるし、っていうのは東大生ならではかも。そこはいい意味でイメージと違ったな。
あとは所属サークルのESSのドラマセクションのメンバーに出会えて、活動がとても楽しかったこと!活動がとても忙しくて、みんな真剣に取り組んでいた分ぶつかることもあったけど、みんなでひとつのものを作りあげていく中で自分も成長したと思うし、とても充実していました。
―それに関連してほかに大変なことはありましたか?
大学に入ったらやりたい勉強ができる!と思っていたのに、理系の授業とかあまり好きじゃない分野の勉強もやらないといけなくて、ちょっとイメージと違いました(笑)。それがリベラルアーツのいいところだし、もちろん勉強してよかったとは思いますけど!
―私も文系なので、理系の授業には苦労しました…。念願のイタリア語の勉強はどうでしたか?
とても楽しかったです。同じイタリア語クラスの友だちとイタリア旅行にも行ったんですけど、現地で実際に話してみたり、観光地のガイド文を読んでみたり、あとジェラートの味の説明がわかったり、そういった経験ができたのも最高でした!
―それはいいですね、うらやましい!ところで、進学先は…
教育学部の教育心理学コースです!さっきも話したように、もともとは教養学部のイタリア地中海研究コースでイタリアの研究をする予定だったんですけど。イタリアの美術も好きなので文学部の美学芸術学もいいなと思っていて。あとは、教育心理学系の授業を取ってみたらおもしろかったので教育心理学コースも考えて、その3つでとても迷いました。迷った結果、イタリアと芸術は趣味の範囲で自分で本を読んだりするのでもいいかなと思って、就職のことなども考えて今の進学先を選びました。
―なるほど。将来はどのようなことをやりたいと考えているのですか?
まだ考え中なんだけど、幼児の発達心理に興味があるので、子ども向けの通信教育や知育玩具の開発をして、幼児教育に間接的に関わる仕事をしたいなと漠然と思っています。
―幼児の英語教育とかも興味があるんですか?ESSの活動も生きるかもしれませんよね!
それは考えてなかった!でもそれもおもしろいかも。数学が苦手なので心理統計は大変だけど、学科の勉強はとても楽しいです!
東大さ行ぐべ!
―では最後に、高校生へのメッセージをお願いします!
東京はとても楽しくて、大学生活は高校生活の何百倍も楽しいよ!東京に来ることを躊躇しないで、ぜひ東京へ、そして東大に来て欲しいです。いつでも「もう遅い」と思わずに頑張ってほしいなと思います!
―メッセージ、そしてインタビューへのご協力ありがとうございました!
東大に来てたくさんの人や学問と出会い、自分でも予想していなかった方向へと進んだ橋本さん。大学ではさらに世界が広がり、高校時代とは大きく生活が変わると思います。まだ自分のやりたいことが決まっていないという方も、もう決めているという方も、自分の可能性を狭めずにぜひ頑張ってくださいね!
東大女子キャン運営委員会とは?
東大の男女比の偏りに問題意識を持ち、女子高校生に東大を身近に感じてもらうために活動する団体。
女子高校生向けのウェブでの情報発信や東大本郷キャンパスでのイベント開催をしています。女子高校生の進路選択を全力で応援しています!