はじめに
みなさんは、模試や入試の時、どんな昼ごはんを食べていますか?
特に何も考えずに決めている人も多いかもしれませんね。
しかし、食べたもので私たちの体が動いていると考えると、模試や入試という大切な時の昼ごはんはやっぱり考えて食べたいものです。
そこで今回は模試や入試の時の昼ごはんを決めるポイントと、具体的なおすすめを紹介します。
目次
模試・入試の時の昼ごはんを決める時のポイント3選
ポイント①:栄養バランスや糖質摂取を意識しよう
1つ目のポイントは、バランスや栄養素を意識することです。
3大栄養素や5大栄養素という言葉を知っている人も多いかもしれませんね。
もちろんすべての栄養素をバランスよく摂ることが理想的ですが、模試や入試の昼ごはんですべて摂取するのは少し難しいと感じる人もいるでしょう。
そこで模試や入試の時に最低限摂取して欲しいのが、脳が活動する源となる「糖質」です。
糖質は食物繊維とともに炭水化物を構成している栄養素で、「血糖値を上げる唯一の栄養素」と言われています。
模試や入試の間に脳が働かなくなってはいけないので、糖質は必ず摂るようにしましょう。
ただ糖質を多く含んでいても、高GI食品と呼ばれるものは、食後に血糖値が急に上がるため、空腹を感じたり、眠くなりやすくなるため注意が必要です。
血糖値が急上昇しにくい低GI食品を選ぶと良いでしょう。
また糖質と一緒にタンパク質を摂ることでも、血糖値の急上昇・急下降を抑えることができると言われています。
工夫して必要な栄養素を効率良く摂取できると良いですね。
ポイント②:消化に悪いものは避けよう
2つ目のポイントは、消化に悪いものは選ばないようにすることです。
試験当日は、緊張で胃腸の働きが普段通りではない可能性があります。
いつも通りに消化が行われないと、「なんとなく体調が悪い」と感じて試験で実力を発揮できなくなるかもしれません。
また消化にはエネルギーを使います。消化するのにたくさんエネルギーを使ってしまい、脳にエネルギーが行かなくては困ってしまいますよね。
しっかりと試験に集中できるように、消化に良いものを食べるようにしましょう。
またいくら消化に良いものでも、食べ過ぎると胃腸に負担がかかってしまうので、食べる量にも気を付けましょう。
ポイント③:食べ慣れたものを選ぼう
3つ目のポイントは、特別なものを食べないことです。
普段から食べ慣れていないものを選ぶと、肝心の試験に悪影響が及ぶことがあります。
例えば、普段の模試ではしっかり昼食を食べていたのに、入試本番でいきなりカロリーメイトだけにすると、空腹で集中できないかもしれません。
また眠さ対策や集中力アップのために、飲み慣れないエナジードリンクやコーヒーを飲んだ結果、利尿作用が働いて試験中にトイレに行きたくなってしまう可能性もあります。
ですから、普段食べているものを選ぶようにすると良いでしょう。
模試の時に昼ごはんを決めてルーティン化しておけば、入試当日に何を食べようか迷ったり慌てたりしにくくなるためおすすめです。
特に1人でホテルに前泊して受験する予定の人は、模試の時からコンビニなどで買ったごはんに慣れておくと良いです。
何度か模試を受ける中で自分に合った昼ごはんメニューを見つけ、その後ルーティン化していくと良いですね。
おすすめの模試・入試の時の昼ごはん
ここからは、ポイントを踏まえて実際におすすめの昼ごはんを紹介します。
おすすめの模試・入試昼ごはん①:おにぎり
おにぎりは消化に良い食べ物です。代表的なおにぎりの具ともいえる梅や鮭は、特に消化に良いと言われています。
またツナマヨのおにぎりは糖質とタンパク質を同時に摂ることになり、血糖値が急上昇しづらくなるため、眠くなりにくくおすすめです。
おにぎりはほとんどのコンビニやスーパーマーケットで売られているので、買いやすいこともメリットですね。
家で作る場合は、小さめのおにぎりをいくつか持っていくと食べる量を調節しやすいですよ。
その場合はおかずも一緒に持っていけば、栄養バランスも良くなりますね。
おすすめの模試・入試昼ごはん②:サンドイッチ
サンドイッチのメリットのひとつは、食べやすいことでしょう。
卵やハム、レタスが入っているサンドイッチは、野菜やタンパク質も手軽にとれるのが嬉しいですね。
栄養素面で見ても、糖質だけの摂取にならないので血糖値の急上昇を抑えられます。
ただし揚げ物は消化が悪いので、カツサンドなどは避けるようにしましょう。
昼ごはんをサンドイッチにする場合は、持ち運ぶときに参考書などでつぶさないように気を付けてくださいね。
おすすめの模試・入試昼ごはん③:カロリーメイト
カロリーメイトは、「昼食はあまりたくさん食べたくない」という少量派におすすめです。
実はカロリーメイトには、タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルといった、糖質以外の栄養素もバランスよく含まれています。
そのため、試験で緊張していて食欲がないときでも、バランス良く栄養を摂取することができるのです。
また短時間で、片手で簡単に食べられるので、「昼休みにもしっかり勉強したい!」という人にも向いているでしょう。
【番外編】模試・入試時はおやつでの調節もおすすめ
ここまで読んだ人の中には、「昼ごはんだけだと、おなかが空いてしまうかも」「一度にたくさん食べられない」と心配になった人もいるかもしれません。
そんな人には、昼ごはんに加えておやつで食べる量を調節するのがおすすめです。
昼ごはんで一度にたくさん食べるのではなく、おやつも少しずつ食べることで糖質をこまめに摂れ、血糖値を急上昇させることなく保つことができます。
また満腹にならないので、眠くなりにくいというメリットもありますよ。
ここでは、おすすめのおやつを2つ紹介します。
おすすめの模試・入試おやつ①:チョコレート
もしかしたら皆さんの中には、既に試験の時のおやつとしてチョコレートを食べているという人もいるかもしれません。
たしかにチョコレートには、手軽に糖質が取れるイメージがありますよね。
しかし実は、チョコレートなら何でも良いというわけではありません!
例えばミルクチョコレートは高GI食品なので、食べた後に眠くなってしまう可能性が高いです。
おやつにチョコレートを食べたい人は、カカオの含有率の高い低GIのチョコレートを選ぶようにしましょう。
また自分では強く感じていないかもしれませんが、模試や入試の時、多くの人はストレスを受けているはずです。
「GABA」という成分には、一時的・心理的ストレスを低減する効果があるといわれています。
GABA入りのチョコレートを食べれば、糖質が取れるだけでなくストレスも減らせて一石二鳥ですね。
おすすめの模試・入試おやつ②:ラムネ
ラムネには、ブドウ糖が含まれています。
ブドウ糖は、糖の中でも速やかにエネルギーとして摂取できるといわれているので、模試や入試のときにピッタリです。
ラムネを選ぶ際は、ブドウ糖の配合率が高いものを選ぶと良いですよ。
またラムネはあまり後味が残らないため、「試験中に、食べたものの後味で口の中が気になるのは嫌だな」と感じている人にもおすすめです。
価格も安いので、受験生の財布にも優しいですね。
おわりに
いかがでしたか?
今まで模試や入試の昼ごはんを意識してこなかった人も、これからは気にかけて、一枚上手の受験生になってみてくださいね。
模試のときから、試験だけでなく昼ごはんも万全に準備して、本番の入試に備えましょう!