詳説世界史研究の特長とおすすめの使い方

詳説世界史研究の特長

【世界史研究】①教科書以上に詳細な記述で理解度アップ

世界史の教科書は単調でつまらない……。つながりがわかりにくい……。

世界史が苦手な人はもちろん、好きな人でもこのように思った経験が一度はあるのではないでしょうか。

教科書は、用語の量に反して説明が少なく、ぶつ切りにされた史実の羅列が続くため、読んでいてつまらないと感じやすいのです。

そんな教科書の足りない部分を補ってくれるのがこの参考書です!

事象やその背景がしっかり理解できるように、コラムにまで工夫が凝らされている『詳説世界史研究』は、通史を理解するのに大きな助けとなります。

また、テストの際にはコラムのちょっとした雑談のような情報が、必要な知識を思い出す助けにもなってくれます。

【世界史研究】②豊富な図解で資料集いらず

世界史を勉強する時のもうひとつの不満といえば、なんといっても「資料集が大きくて重いこと」ではないでしょうか。

フルカラーで大量の情報が掲載されている資料集は、通学カバンの中でも一番重いのではないでしょうか。

筆者は通学時間が長かったこともあり、学習に必要だとわかっていながら、資料集を約半年間にわたって自宅の本棚に放置し続けていました(笑)

しかし、これはあまり褒められたものではありませんね。そこで、この『詳説世界史研究』の出番です!

この参考書は教科書と同じサイズでありながら、各所に地図や年表が散りばめられていて、資料集と同じくらい視覚的情報が豊富です。

記述と関連した情報がすぐに見つかるこの参考書を使えば、文章とイメージの双方をリンクさせて効率的な定着を図ることができます!

【世界史研究】③使用率No.1教科書との連動でブレなく学習可能

世界史の教科書は様々な種類がありますが、教科書会社ごとに微妙に書いてあることが異なります。

これは、新たな学説や独自の内容をどれだけ入れるかが、各社によって異なるために起こる現象です。

「あれこの参考書、教科書となんか若干違う……?」ということが起こると、複雑な名前や内容を扱い続けている脳は、混乱してしまうものです。

しかしこの参考書は、高校での採用率No.1の教科書『詳説世界史』と関連があり、章や小見出しが教科書ときっちり一致しています。

また内容面でも教科書に準拠していて、記述や表記のブレがありません。

必要な情報をサッと探せて、正確な学習をサポートする、そんな参考書がこの『詳説世界史研究』なのです!

よってこの参考書は『詳説世界史』を使っている人には特におすすめです。

詳説世界史研究のおすすめの勉強法・使い方

【世界史研究】①教科書の補強として必要な部分を読む

この参考書は内容が充実しているため、文字が教科書よりは小さく、文の量も多くなっています。

いくら世界史学習が好きな人でも、これを最初から最後まで一気に精読するのはなかなか厳しいものです。

そこでまずは授業で扱っている範囲を読みましょう。

あくまで教科書の補強としてなので、他の範囲を読み進めるよりも、今授業で扱っている範囲を何度も読み直すようにしましょう。

教科書に書かれている事象の背景を押さえてその意義をしっかり把握するようにすると、定着が進みやすくなるのでオススメです。

通史が一通り終わる頃には1冊丸々精読が終わっているという状態になるはずです。

一周読み終わった後には二周目に入るよりも、必要に応じて該当ページを読むようにするとその他の学習を圧迫せずに深い理解を維持することができます。

【世界史研究】②記述練習にそのまま文章を活用する

世界史では論述形式の問題が多く見られます。

しかし最初から問題を出されて「書いてみて」と言われてもそう上手くは書けないものです。

そこで、論述問題を解く際は、まずは参考書の記述を真似をしてみるのが手っ取り早いのです。

①の方法で精読が終わっていると考えると、この参考書の文章はみなさんにとって馴染み深いものとなっているはずです。

その読み慣れた文章から、問題文と照らし合わせて必要な部分を抜き出し、解答を作成してみましょう。

書いてみることで正しい言い回しと本文の流れを掴むことができ、自分で書く時のイメージを持つことができます。

いったん書き終わったら、模範解答と自分の解答を見比べて、自分の解答に足りていない要素を探しましょう。

このように解答作成と確認を繰り返していくことで、問題に対してどのような要素を答えれば良いのかわかるようになっていきます。

今まで説明してきたことは私立大学入試の択一式問題対策にも有効です。私立大学専願の人もぜひ記憶の整理と定着のために、取り入れてみてください。

【世界史研究】③索引から書かれていた記述を思い出す

ここまで、①でみなさんはインプットを終了し、②では見本となる表現を見ながら答案を書く練習をしました。

そして、最後に皆さんがやらなければならないことは、見本を見ずに答案を書く練習です。

定期テストも大学受験も試験場の中で、自分自身で何も見ずに答案を書かなければなりません。

その練習に最適なのがこの参考書の索引を使ったチェックです。索引には重要な歴史用語がズラッと並んでいます。

まずは単語の意味そのものを思い出してみましょう。単語に関しては特に正確な暗記が必要になります。

次に単語に関連する史実を思い出して、口に出すか、紙に書いてみましょう。

単語を正しく使えなければ、本番ではその文章は不正確な記述となってしまいますので、文章をしっかり自分で考えてみるのが良いでしょう。

そして充分に書けたと思ったら、その後索引に書かれているページを開いて読んでみて、単語の意味が合っているか確認したり、自分の記述に不足している要素を探したりしましょう。

そうすることで記述に必要な意味と文脈の確認ができるのです。




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