はじめに
あなたは学校で、受験勉強は「団体戦」!と言われたことはありませんか?
しかしネットでは、受験は「個人戦」だという人もいて、どうすればよいか悩んでしまいますよね……。
学校や塾に頼らず、一人で勉強を進める「個人戦」、学校や塾に行きながら、友達とも一緒に勉強する「団体戦」、受験勉強はどちらが望ましいのでしょうか。
そこでこの記事では、「個人戦」と「団体戦」のそれぞれのメリットとデメリットを詳しく解説し、あなたにとってベストな勉強法を見つけるためのヒントを教えていきます。
目次
「個人戦」のメリットとデメリット
「個人戦」のメリット
「個人戦」のメリットは、大きく3つあります。
1つ目は、自分のペースで勉強を進められることです。
例えば、英単語の暗記が苦手な場合、普通より1日に覚える単語数を減らして、ゆっくり進めることができるんです。
また、自分に合った勉強法を見つけやすいことも、「個人戦」のメリットとしてあげられます。
自分一人で勉強することで、最も効果的な勉強法を試行錯誤しながら見つけられます。
一方、「団体戦」ではみんなで一緒に勉強するので、勉強法を試行錯誤する自由は少なくなってしまいます。
「個人戦」では、自分に最適な勉強方法を探す自由があると言えます。
「個人戦」のメリットには集中力を高めやすいこともあります。一人で勉強する環境では、周囲の雑音や他人の存在による気の散りを最小限に抑えることができます。
集中力を高めることで、深い理解や長時間の勉強がしやすくなってくるんです。
「個人戦」のデメリット
「個人戦」のデメリット1つ目は孤独感を感じやすいことです。筆者である私も、友達と会う機会が減った夏休みは、夜遅くまで勉強した後、とても大きな虚無感をよく感じていました……。
また、「個人戦」では自分だけで問題を解決することが難しい場合があります。
勉強していると、解説を読んでも分からない問題が出てきます。そういう時に、「個人戦」では、分からない問題を自分自身か先生を頼るかして解決する必要があり、効率的に解決できない場合があるんです。
人に勉強を教えることで自分もより深い理解ができるという「団体戦」のメリットが、「個人戦」では失われてしまうことが多いのも残念なポイントですね。
モチベーションの維持が大変なのも、「個人戦」の難点です。目標が遠いと感じた時や、成績が伸び悩んだ時には挫折しやすいです。
「個人戦」では相談できる人が「団体戦」に比べて少なく、悩みを溜め込んでしまいがちなので、悪循環が発生してしまいます。
「団体戦」のメリットとデメリット
「団体戦」のメリット
「団体戦」のメリット1つ目は、モチベーションを維持しやすいことです。仲間と共に勉強し、互いに励まし合い、競い合うことで、モチベーションを高く保つことができるでしょう。
例えば、同じ目標を持つ友達と一緒に模試を受けることで、競争心が刺激され、自然と勉強に熱が入るはずです。
他の人から刺激を受けられることも大きなメリットといえるでしょう。勉強仲間から志望校決定や勉強法に関する新たな考え方を聞いたり、アドバイスを受けたりすることができます。
他の人の勉強法や考え方に触れることで、自分の勉強法にも改善のヒントを得られるんです。
前述のとおり、「団体戦」では互いに分からないところを助け合うこともできます。
互いに教えあうことで、勉強の効率が上がり、時間を有効に使えるようになりますよ。
「団体戦」のデメリット
「団体戦」のデメリット1つ目はグループ内でのペースに合わせる必要があることです。
例えば、数学の勉強で自分はもう微分まで勉強しているのに、周りに合わせて2次関数をやらなければいけないとなると、不満を持ってしまいますよね。
それに加えて「団体戦」では意見の衝突が発生しやすいです。他の人と勉強していると、勉強法や勉強時間について意見が分かれることがあります。
勉強の効率を上げるために集まって勉強しているはずなのに、衝突に時間を使ったら本末転倒でしょう。
「団体戦」は集中しにくい環境になることもあります。グループで勉強する環境は、どうしても雑音が多くなってしまいます。
友達との会話が勉強の妨げになることもあるでしょう。
勉強の話をしていたはずなのに、いつのまにかただの雑談になってしまっていたなんてことはあるあるです。
受験勉強におけるベストな勉強法
「個人戦」と「団体戦」の組み合わせ
ベストな勉強法は「個人戦」と「団体戦」のメリットを活かすことです!
それぞれのいいとこ取りをすれば最強です!
例えば、基礎的なところや暗記は「個人戦」で行い、定期的に友達と集まって情報交換をしたり、一緒に模試を受けたりすることで、「団体戦」の利点も取り入れることができます。
また、もし「個人戦」をメインでやりたいなら、モチベーションの維持方法を探るとよいです。
勉強のモチベーションを維持するためには、目標を明確にし、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。
定期的に達成感を感じることで、モチベーションを高く保つことができるでしょう。
一方、「団体戦」をメインでやりたいなら、自分の意思を強く持つようにしましょう。
もし周りがサボっていて、それに自分も流されてしまったら、集まって勉強する意味がありません。
一緒にやる友達が少しでもサボっていたら、自分自身に言い聞かせる意味でもちゃんと注意をしてください。
自分と同じぐらい受験に対する熱量を持っている仲間を見つけると上手くいくと思います。
おわりに
いかがでしたか?
受験勉強において、自分に合った勉強法を見つけることはとても大事ですが、やはり難しいですよね。この記事で述べた「個人戦」と「団体戦」の両方のメリット・デメリットを理解することは、自分に合った勉強法を見つけるのにきっと役立ちます。自分に合った方法で、合格を勝ち取りましょう!