こんにちは。
今回は知っているようで知らないであろう、センター試験追試について解説します。
「私は本試験を受けるから、関係ない!」なんてことは決してありません!予期せぬ病気や怪我などでお世話になるかもしれません。
さらにセンター試験追試も過去問があり、これを利用しない手はありません!
そんな利用の仕方までまとめてありますのでご活用ください。
目次
そもそもセンター試験の追試とは?
みなさんは「追試」がどういうものかご存じですか?
簡単に言うと、病気や危篤などやむを得ない理由で試験を受験できない人のために用意された試験のことなんですね。
また、よく学校で行われる追試っていうと「得点の何割が……」といった感じに減点されるイメージがありますよね。
しかし、センター試験追試は減点されません!得点はそのまま適用されます。
ですが、そうなると「みんなが追試験を受けたほうが長く勉強できるから得やん!」となりますが、そういう訳ではございません!
センター試験追試の問題は本試験よりやや難しいんですね。
- 追試は本試験を受けれない人のための試験
- 減点されることはなく本試験と同じ扱い
- 本試験より難易度が高い
センター試験追試をもう少し解説!
だいたい追試験についてわかっていただけだと思いますが、もう少し詳しく説明しますね。
センター試験追試はどういう時に対象となる?
どういう時に追試験を利用できるのかをを説明しますね。
センター試験追試が対象となる人は以下のような場合に限ります。
- 病気(インフルエンザ・ノロウィルス・風邪等を含む。)・負傷により試験を受験できない者
- 試験上に向かう途中事故により試験を受験できない者
- その他やむを得ない事由(両親等の危篤・自宅の火災等)により試験を受験できない者
この条件に当てはまる際は追試験の対象者となります。
センター試験のある1月中旬は気温も低く体調を崩しやすい時期でもあります。また、交通機関の遅延・運休で受験できない可能性も十分にあります。
「いや、私は大丈夫」なんてことはありません!
「万が一の時は追試験を利用する可能性がある」ということを覚えくと安心ですね。
センター試験追試験の申請手続きの方法
それでは追試験の手続きの方法について大学入試センターの「受験上の注意」をもとに解説します。
- 受験票に記載されている「問い合わせ大学」に電話連絡を行います。
- 申請受付期間に受験票と「受験できない理由が証明できるもの」を「問い合わせ大学」に持参して、申請します。
以上の手続きを行うのは本人でも代理人でも構いません。大学に持参することが出来ない場合は、大学に電話連絡し指示を仰ぎます。
追試申請受付期間は要注意
申請受付期間は以下のとおりです。(2018年度)
- 本試験前 9:00〜17:00
- 1日目 7:30〜18:10
- 2日目 7:30〜17:40
申請受付期間を過ぎた申請は一切出来ません。また、2日目に1日目分の追試験の受験を申請することができないことに注意が必要です。
つまり、受験が出来ない際はドタバタするかもしれませんが、受付時間の終わる18:00頃までには申請を済ませる必要があります。
センター試験追試の注意点
当たり前ですが追試の受験を許可された場合、本試験を受験することはできません。本試験を受験しても無効となります。
また、1つの科目でも受けた場合、その日の全ての科目の追試を申請することはできません。
体調不良だったけどなんとか1科目を受けた。だけど、その後やっぱりダメで受けられなかった。
こんな場合の点数は、(なんとか受けた試験の点数)+0×(その日受験する予定だった科目の数)となってしまうのでくれぐれも無理は禁物です。
無理なら一科目も受けずに追試の申請をした方が吉です。
センター試験追試の受験勉強における活用法
ここからはそんな追試の活用術についてご紹介します。
センター試験追試の特徴を確認しよう
先程も申し上げましたが、追試は本試験より後に課される試験なため、公平を期すために本試験よりやや難しいという特徴があります。
この特徴を利用した受験勉強法を紹介します!
センター試験追試の過去問を利用した方がいい人
何度も言うようにやや難しいので「誰でもやればいい」という訳ではありません。基礎が習熟しないうちは手を出しても時間がもったいないだけだと思います。
基礎が固まっていない人が追試を解く時間があれば、過去問や予想問題を解いて少しでも基礎を堅める選択が賢いと思います。
一方で、自分の実力に自信がある人にはおすすめできます。センター8割以上が取れるようになり、もっと実力をつけたい!という方にはぴったりです。
本番は緊張して実力の全てを出すことが難しい場合もあるので、追試のようなちょっと難しい問題を解くことで本番は余裕を持って解くことができます。
センター試験追試の具体的な利用の仕方
具体的な利用の仕方について説明しますね。
- 時間は計らなくていい
時間を計って解くことはもちろんいいですが、時間を計らずに大問別に解くことがおすすめです。
追試の問題は難しいので、じっくり考えて力をつけることができるからです。
- 解けても解けなくてもいい
解けた場合は自信にすればいいし、解けなくても落ち込む必要はありません!
センター試験追試は難関大受験者でも手応えがあるレベルです。
自分の実力の確認と向上のために使いましょう。
- いっぱい解かなくていい
追試にいたっては何年分も解く必要はありません。得意な教科の1、2年分を解いてみれば十分です。(やり込みたい人はいっぱい解いても良いですが)
センター試験追試|まとめ
いかがでしたか?
追試は誰しもが受ける可能性のある試験です。
対策まではいかなくて、そのような制度を利用できることは知っておきましょう。
また、意欲的な受験生は得意科目の追試を解くことによりさらなる実力をつけましょう!
大学入試センターの過去3年分の試験問題では追試も含めて確認できるので、利用してみてください。