数学が苦手な人にお勧めな黄チャートの特長とおすすめの使い方・勉強法

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黄チャートの特徴

チャート式の数学問題集は受験用参考書として知っている人も多いと思いますが、その中でも黄チャートについてまとめていきたいと思います。

私が青チャートではなく黄チャートを使った理由

チャート式だと青チャートを使う人が多いんではないでしょうか。実際私の周りの友達も青チャートを使っている人が多かったです。そんな中、私があえて黄チャートを使ったのには二つ理由があります。

まず一つ目は、数学に苦手意識があったので、そんな自分でも独学でしっかり基礎が身につく参考書をやろうと思っていたからです。青チャートは書店で見たときに、最後の方が難しいなっていう印象で、黄チャートは結構スラスラ解けるけど、所々わからない部分があるなって感じたので、黄チャートの方が進んで勉強できるなと思いました。

もう一つは、一橋大学の学園祭で売っていた黄本という一橋の受験情報が詰まっている本を読んでいたときに、数学苦手な人は黄チャートで十分対策できると書いてあったことです。その時は、一橋の数学は難しいからハイレベルな参考書を使わないといけないなと思っていたのに、苦手だったらまず基礎を固めた方がよいということで黄チャートがおすすめされていたので、黄チャートを絶対に買おうと思ったことです。

数学が苦手だと思ってる人は特に文系の人に多いと思いますが、試験問題が難しいからと言って無理にレベルの高い参考書をやるよりも、出来ないところがどこなのかを知って、そこをつぶしていくために網羅性が高くて難しすぎない黄チャートはおすすめです。

授業を受けていれば出来る問題から入試問題までそろっている高い網羅性

まず、黄チャートは数学の範囲で黄チャートⅠA  https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81hrS6B2ptL.jpg

黄チャートⅡB  https://img.fril.jp/img/88763878/m/248755050.jpg?1498644776  

黄チャートⅢ https://rakuma.r10s.jp/d/strg/ctrl/25/bc89089450edb5e40ee7802a5a35a9c105ab8580.48.1.25.2.jpg の三種類に分かれています。

また、チャート式では色別に難易度が分かれていて、難易度が低い順に白・黄・青・赤となっています。白は基本中の基本でセンター対策や授業の復習にぴったりで、青・赤チャートは数学に苦手意識のない人が使うのにもってこいの少し難易度高めの参考書です。今回紹介する、白と青にはさまれた黄では、対象としているターゲットも広く、センター試験から地方国公立までの受験生を対象にしているため、授業の復習のような簡単な問題から入試問題までそろっています。簡単な問題から足掛りを掴んで理解していけるので、数学に苦手意識のある人でも始めやすい参考書になっているんです。

数学が苦手な人もそうでない人も受験には数学の全分野を網羅した参考書を一冊はやる必要があります。その中でも黄チャートは、難しい問題への橋渡し的な役割を担ってくれる網羅性の高い参考書なんです。

すべてが基本問題&演習問題のセットなので解法を確実に頭に入れられる

チャート式の特徴として、 掲載してある問題の多さ があげられます。

黄チャートの問題形式は、数学の単元ごとに章分けされた中の一問一問が、基本問題・基本問題の解説・練習問題の三セットになっていて、各章の最後に少し難しめの問題がまとまったEXERCISEという項目があります。

具体的に言うと、黄チャートⅠAでは基本問題が262題、EXERCISEが231題で、ⅡBでは、基本問題が361題、EXERCISEが305題、Ⅲでは基本問題が238題、EXERCISEが204題あって、その問題の多さが明らかですね。なぜ、そんなに問題が多くなっているかというと、問題のパターンに応じてたくさんの解法を載せているためです。例えば二次関数の章では、二次関数のグラフ・最大/最小値・二次方程式・二次不等式など他にもあって全部で55ものテーマに分けられているんです。

なので、黄チャートに載っている解法を覚えてしまえば、ほとんどすべての解法を頭に入れることが出来ます。たくさんの参考書を併用して使うよりも、このように一冊で網羅してある参考書を使う方が勉強の効率がよいですよね。

たくさん例題は載っているけれど演習量が少ない問題集もみかけますが、チャート式では先ほども言ったように一問が、基本問題・解説・練習問題の三セットになっているので、実質そのテーマに沿った解法を使って三回問題を解くことになるため、その場で確実に解法を頭にたたき込める構成になっています。

別冊付きの解説がくわしくてわかりやすい

もう一つの特徴として、 黄チャートの解説が詳しい ことがあげられます。チャート自体、解説の量は比較的多いのですが、青チャートと比べても黄チャートの方が断然わかりやすいなと感じます。それは、もしかしたら黄チャートに掲載されている問題自体、扱っている問題も難しすぎる問題はなく、入試問題であってもほとんどは王道な解法パターンの問題を取り扱っているからかもしれませんね。

300問近い基本問題の解説は、誰でも理解できるように式の変形まで丁寧に書いてあります。また、チャート式には練習問題とEXERCISEの解答と解説が載っている別冊がついていて、こちらも数式の省略や説明の飛躍がほとんどないのでわかりやすいです。解説がわかりやすい参考書というのは独学に向いていますね。

数学が嫌いになる一つの原因として、難しすぎる参考書や解説の不十分な参考書を使うことで、参考書をやっている時に「この式の意味がわからない」といった箇所が多くありすぎてやる気をなくす事があげられると思いますが、黄チャートを使っていてそのようなことは滅多にないです。

参考書選びはその科目を好きでやっていけるかどうかが決まってくるので意外に大事なことなんですよ。

黄チャートのおすすめの勉強法・使い方

ここからは実際に私が使っていて、おすすめしたいなと思う黄チャートの勉強法について紹介します。

一冊が重いので、持ち運びには章ごとに切り分けるのがおすすめ

私も最初受験対策のために黄チャートのⅠA・ⅡBを購入してやろうと思ったのですが、実際他の科目の参考書もあるので黄チャートの二冊を持ち歩くのは相当大変でした。自分の勉強のペースとしてⅠA・ⅡBを両方少しずつやっていきたいとは思っていたのでどうしようか悩んでいた時に章ごとに分断して持っている友達がいてこれはいいなと思ってやり始めました。

その方法は簡単で、数学の単元ごとにカッターで切って、左側にホッチキスでとめるだけです。カッターの切れ目が汚くなってしまったらセロハンテープで補強しました。これを全ての章ごとに切り分けて、無くさないように保管していました。

この方法を使ってから、持ち運びも断然便利になったし、そのままの状態で使っていた時は量が多くて終わりがなかなか見えず嫌になることもあったのですが、切り分けることによって単元が終わるごとに達成感が出て勉強がはかどるようになりました。

高校2年生から使い始めるのがベスト

黄チャートの良い点として、学校の授業でその単元をやれば、自分でやっていけるほどの難易度だということです。だいたい高校2年性になると数ⅡBに入り始めた頃だと思うので、受験対策の数学の基礎固めをする時期としておすすめで、特にいいのは夏休みです。

チャート式は網羅性が高い分、量も多いので学校の授業と宿題の合間にやるのは結構大変だと思うので、夏休みをうまく利用するのが良いです。夏休みまでに終わっている単元を復習することをまず目標として、やっていない範囲の予習が出来ると、なをいいと思います。復習範囲は基本全部解きますが、予習となったら基本問題だけで十分です。

高3からでも間に合うと思っている人もいると思いますが、高3になると特に国立志望の人は他にもたくさんやらなくてはいけない科目がでてきたりして、数学の全範囲を時間をかけて復習する時間を取るのは難しくなります。なので、勉強のモチベーションもあがり始めていて、まだ主要三科目に重点的に時間をかけられる高2の夏がチャート式をやり始める時期としてはベストなんです。

苦手な分野はまずは基本問題だけ、得意な分野はEXERCISEまでやろう

数学といっても自分の得意な分野と苦手な分野があると思います。苦手な分野は無理して難しい問題をやっても本末転倒なので授業の復習となる基本問題を完璧にできるようにしましょう。基本問題は授業で習っていれば、結構スラスラ解けますし、知らない解法でも理解できないほど難しい問題ではないので、無理なく進められると思います。まずは数学に対する苦手意識をなくすところから始めていくのが良いです。

一方、得意な分野は章末にあるEXERCISEまでやり込みましょう。EXERCISEの問題は入試問題や色々な解法の組み合わせないと解けない問題がそろっているので、二次試験に向けた対策が出来ると思います。

このように自分の勉強状況に応じてどこまで進めるのかを考えながらやると、夏休みの間だけでも全範囲を網羅できると思います。

反復して、何度も復習するのが大事

まず、問題を解いて間違ったら、わかるように印をつけましょう。私は数学の章ごとに切り分けていたので、章が一周終わったら、二周目は一度間違えたところをやるようにしていました。チャート式は問題量が多い分、すべて問題を二周も三周もするのは時間的にきついので、間違ったところを自分でわかるようにするのは大切です。

また、本当に時間がないという人は、基本問題だけを復習するのがいいと思います。基本問題の解法を頭にたたき込むための演習がその後に続く練習問題なので時間がないのであれば、最悪、基本問題だけでも大丈夫です。

数学も他の科目と同じように何回も繰り返して手を動かしてやりこむ必要があります。基礎固めは早いうちにコツコツと着実に進めていくことをおすすめします。