新生活を楽しむ!!東大生って普通です。
―それでは東大入学後の話に移りたいと思います。地方女子として、入学してから大変だったことはありましたか?
そんなにないですね。地方だからやっぱり知り合いは全然いなかったんですが、だからと言って居心地が悪かったとかいうのはありませんでした。というのも、私のクラスの女子が7人中6人地方出身だったからかもしれません。みんなでさみしいねって言いながらすぐに仲良くなりました(笑)あと、周りに知り合いがいないからこそ、新しい生活の幕開けみたいな感じで、フレッシュな気持ちになれて純粋に知らない土地での生活を楽しんでいました(笑)
―7人中6人地方ってすごい割合ですね!それはすごく仲良くなりますね!では実際に入ってから感じた東大生の印象はどうでしたか?
あっ意外と普通なんだ!って思いました(笑)やっぱり地方だと周りに東大生なんかいなくてテレビに出る東大生しか知らないので、普通の人もたくさんいることに本当に驚きました!地方の子に、東大生って意外と普通なんだよって伝えたいです!!(笑)
進学選択のありがたみ
―今現在のお話を聞かせてください。文三で入学して、今は経済学部に内定していますよね?なぜ経済学部を選んだのでしょうか?
そうなんです。私すごく数学が苦手で、まあ今も苦労しているんですけど(笑)もともと、留学の影響もあってか国際系の学問に興味があったんです。でもたまたま1年のときにとっていた授業でちょこっと経済の話が出てきて、経済って面白いなと思ったのがきっかけで経済学部に行きたいと思うようになりました。その授業では国際関連の歴史要素のある経済の話だったんですが、そういう(数学要素の少ない(笑))分野に興味があります!自分が経済学部に進むなんて入学するときは考えてもいなかったし、これができるのは進学選択のある東大ならではなので本当に東大に入ってよかったなと思います!
―将来やりたいことや、そのために今頑張っていることなどはありますか?
今はっきりと将来やりたいことはなくて、将来の道を模索しているところなんです。東大受験も経済学部進学もなんでも突然決めてきたように、将来がなかなか定まらないんですね(笑)でも、留学のためには英語のスコアが必要なので、またいつか留学したくなったときに役立つかもしれないと思って、英語の勉強はそこそこしています。2年では英語の授業が全くなくて不安というのもありますし。夏休みにドイツに旅行に行って向こうではずっと英語を話していたので、そのまま少し勉強してIELTSのテストを受けたりもしました。
壁を打ち破ってほしい!!
―では最後に、地方の女子高生にメッセージをお願いします!
地方女子が東大を目指すにはいくつもの壁があると思います。身近に東大生がいないから東大っていうのが神格化されていて、東大に行きたいと言うのを恥ずかしいと思ってしまうし、女子なんだから東大行かなくてもっていう家族の反対もあるかもしれないし、加えて地方だから勉強するにも不都合は多いし…それでも、やっぱり東大に行きたいんだっていう自分の意志を貫き通すことが大事だと思います。自分には無理だと最初から諦めずに、いくつもの壁を打ち破ってください!!
―やはり意志の強さが大事ですよね。以上でインタビューを終わりにします。興味深いお話ありがとうございました!
高校時代の留学、恩師との出会い、東大入学、進学選択などの経験があってこそ、彼女の今の生活があることがよくわかりました。また、このインタビューを通して、彼女のメンタルの強さを感じた方も多いのではないでしょうか。いつも笑顔で明るい彼女の内には、いくつもの障壁を乗り越えてきた強さが隠されているのだなと思いました。高校生のみなさん、そんな素敵な東大女子を目指して頑張ってくださいね!
東大女子キャン運営委員会とは?
東大の男女比の偏りに問題意識を持ち、女子高校生に東大を身近に感じてもらうために活動する団体。
女子高校生向けのウェブでの情報発信や東大本郷キャンパスでのイベント開催をしています。女子高校生の進路選択を全力で応援しています!