学部・学年 | 東京大学農学部4年・理科二類より進学 |
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出身高校 | 京都市立堀川高校出身 |
高校の部活 | テニス部 |
センター試験得点 | 790/900点 |
今回お話をうかがうのは、東京大学農学部の4年生、木戸玲子(きど・れいこ)さん。
「応用生命科学課程」の「生命化学・工学専修」に在籍し、来春からは大学院に進むという木戸さん。
「卒論は、とある細菌の一酸化窒素応答というテーマで書いています。その細菌はヒトにも感染して、炎症や発疹、敗血症とかの原因にもなるうえに、抗生物質があんまり効かないっていうこわい菌です。この細菌には、バイオフィルムっていう、お風呂のカビが表面に張るような膜を作って身を守る性質があるんですけど、この細菌菌は肺の中でこのバイオフィルムを作ったりするんです。好気性(酸素を必要とする)細菌である菌が、どうして嫌気状態(酸素の少ない状態)の肺の中でバイオフィルムを作っているのか、それはその遺伝子が原因なのか……ということを調べています」
そんな木戸さんの受験生時代について聞き取りました。
高校の先生が決めた
木戸さんは、なぜ東大を目指されたのですか?
きっかけは高校の先生です。なんか私進路志望調査票をずっと白紙で出してて、したら先生が勝手に決めました(笑)。
『模試よかったから、いけるやろ』みたいな感じだったっぽいです(笑)
親に怒られて危機感
受験生時代の勉強時間はどれくらいでしたか?
私浪人してて、現役のときは学校のあと家で2時間ぐらい……? あんましてへんかった(笑)。
浪人時代は直前はさすがに8時間とか、予備校の自習室で勉強してました。けど休憩挟みまくりで、友達としゃべったりしてました(笑)
受験生時代、一番ダメージを受けたのはどんなことでしたか?
親に『予備校代返してもらうで』って言われたときですね。
友達と遊びまくってたら、秋の模試でE判定出しちゃって、うちの親って公立以外の教育にお金出すの嫌って人たちで、このまま東大落ちちゃったら無駄やったってめっちゃ怒られると思って、さすがに危機感持ちました
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