今回お話を伺ったのは、東京大学文科二類の2年生、髙橋麻美(たかはし・まみ)さん。
文科二類は経済学部に進む学生が多いですが、彼女は「進学振り分け」の制度を利用して、来春からは文学部の英文学専修に進みます。
夏目漱石も卒業(当時は英文学科)した英文学専修の進学内定者として、現在は、メアリー・シェリー著『フランケンシュタイン』の講読の授業などに取り組んでいるそう。
そんな彼女の受験生活について、語っていただきました。
(註:東大の「進学振り分け」制度は、2016年度より「進学選択」制度に名称が変更されました)
受験は友達と一緒に
なぜ、東大を目指すことにしたのですか?
「桜蔭高校というところに通っていたので、まわりにも東大を目指す子が多かったんです。友達が行くから自分も……というか(笑)。それに、東大なら、まわりに優秀な人がいっぱいいていいな、と思いました」
「受験時代も、まわりの子たちが頑張って勉強していたから、自分も頑張ろう! って。『受験は団体戦』じゃないですけど、まわりの人に与えてもらった影響は大きかったと思います」
塾から帰ったら、家では勉強せずに寝る
勉強時間はどれくらい取っていましたか?
「高校3年生のときは、学校以外に5時間ぐらいでしょうか。放課後には『鉄緑会』という塾に行って、そこでみっちり勉強していました」
「私は塾から家に帰ったら、お風呂に入ってすぐ就寝していました。家では勉強していませんでしたね。あんまり遅くまで起きていてもしょうがないし、寝たほうが効率よく勉強できると思います」
受験時代、つらかったのはどんなことでしたか?
「やっぱり、遊ぶ時間が取れないことでした。ただ、さっきも言ったように、まわりもみんな勉強していたので、私もがんばろう……! とやる気になりました」
「付き合っていた人とは受験勉強が本格化する前に別れてしまって、それからは彼氏ができることもなく、受験まっしぐら! でした(笑)」