【早大生からのメッセージ】現役早大生が実際の早大の姿を語る、実録ロングインタビュー!

はじめに

言わずと知れた日本最大級の私大、早稲田大学。

テレビなどでは華やかな大学として扱われていますが、実際に通っている学生から見た早大の姿はどんなものなのでしょうか。

本記事では、現役早大生へのインタビューを通して、早大のリアルな姿に迫ります。早大に興味のある人はぜひご覧ください!

このメッセージの内容は2019年現在のものです。ここで触れられている内容は今後変更となる場合もありますので注意してください。

今回メッセージを書いてくれた方はこちら!

名前 リクオ
出身高校 私立岡山白陵高校
在籍している学部と学年 人間科学部2年

人種のるつぼ。あらゆるタイプの人がいる日本最大級の私大

まずは早大の雰囲気や学生生活について教えてください

慶大と並び日本最大級の規模を誇る早大には、現在5万人以上の学生が在籍しています。

学部を問わず留学生が多く、ちょっとした国際都市と化していますね。

国籍だけでなく、大学に来ている目的も人によって様々です。

最先端の学問を修めるために来ている人、スポーツに打ち込むために早大を選んだ人、将来のためにサークルで人脈を広げようとする人など、数え上げればキリがありません。

性格の面でも早大生は多様であると思います。

一般に早大生というと「インスタ男子・女子」というようなイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、実はそうでもありません。

図書館に入れば、誰ともつるまずに資格の勉強に励んでいる人もたくさんいます。

どちらが良い、悪いという問題ではなく、早大には多様な価値観を持つ学生がいて、各々が自分の目標に向かって努力しているのです。

文理の境界を越えた勉強がしたかった

早大を目指そうと思った理由を教えてください

早大を志望先の1つとして考えたのは、文理の境界を越えた自由な学びができると思ったからです。

高校生の頃、私は国語と数学が好きだったので、大学では理系・文系の区別を気にせず学べればいいなと思っていました。

そこで白羽の矢が立ったのが、早大だったのです。

早大では基本的に、自分が所属する学部以外での講義も受けられます。

また、一定の基準を満たせば転部もできるので、政治経済学部に入った人が入学後、文学に興味が湧いて文学部に転部する、などということはザラにあります。

つまり早大ではどの学部に入っても、その学部の専門以外の分野も学べるのです。

ちなみに私が人間科学部を選択したのは、パンフレットに「理系と文系に関わらず『人間』に関わる全ての学問ができる」という趣旨のことが書いてあったからです。

この学部には様々なジャンルの講義があるし、もし取りたい講義が学部内になかったら他の学部に聴きに行けばいいと考え、私は早大人間科学部を受験することにしました。

講義の楽しさが尋常じゃない

早大に入学してやっぱり良かったなと思うところはどんなところですか?

早大の先生方は、皆自分が担当する講義に関する研究分野が大好きなので、とても楽しそうに授業してくれます。

先生方の楽しそうな様子を見るだけで、こちらも楽しい気分になれるんですよね。

また、先生方は自分の研究分野に興味を持ってほしくて講義を担当しているので、素人の私たちにもわかりやすく教えてくれます。

ただ話を聞いているだけでも、その内容がスーッと頭の中に入ってくるので、先生方はすごいなあと思いますね。

あと、高校の授業は「こんなこと学んで何の役に立つんだ?」と感じるものも多いと思うんですよ。

その点大学の講義はかなりテーマが絞られていて、具体的にどこで役立てられるか想像しやすいので好きなんですよね。

大学の講義は、とにかく刺激的で楽しいものが多いです。みなさん楽しみにしておいてください。

飲みサーが怖い

早大に入学してこれは思ってもみなかったなという部分はありますか?

早大生の溜まり場として有名なのが高田馬場駅周辺なんですけど、今から早大に入る人には注意してほしいですね。

なぜかって?真夜中になると、泥酔した学生が高田馬場近辺に出現するからです。

特に新歓の時期(4~5月)、日付が変わった頃の駅のロータリーには、酔いつぶれた学生たちがたくさんいます。

もし見かけたらそっとしておいてあげてください。

早大のサークル数は日本一とも言われているんですが、その中にはいわゆる「飲みサー」もそれなりにあるようです。

サークルに入ることを楽しみにしている人も多いかもしれませんが、そのサークルの実態に関する情報を集めてから、慎重に入会先を決めましょう。

パソコンを使えることが授業の前提になる

高校時代と比較して大学生になってここが変わった!と感じることはありますか?

高校生の皆さんは、普段の授業や試験は紙ベースで行うことが多いと思います。

しかし大学では、講義はおろか試験すらパソコンで行うこともあるんです。

もちろん大学によって違うと思いますが、少なくとも早大では、講義や試験でパソコンをよく使います。

ですから、パソコンを使いこなせることは大学の講義を受ける上で非常に重要になります。

ちなみに私は大学に入学する直前までほとんどパソコンに触ったことがなくて、入学したての頃はかなり苦労しました。

タイピングすらまともにできない状況でしたからね。(笑)

皆さんには私みたいに苦労してほしくないので、高校生である今のうちからパソコンに慣れておくことをオススメします。

なんでもできる場所、中央図書館

早大のキャンパスでオススメ・お気に入りの場所があれば教えてください

早稲田大学図書館

最近私がよく通っているのが、早稲田キャンパスにある中央図書館です。

昨年度(2018年度)の大規模な改修工事を経て広くなった自習スペースでは、多くの学生が黙々と勉強しています。私もその1人です。

また、中央図書館には自習スペースだけでなく、多くの人が集まって作業できるスペースも整備されています。

実際そこでよくサークルの会合などをやっているのを見かけるので、割と人気があるようです。

それに中央図書館の蔵書数は、日本の大学図書館の中では最大級の規模なので、本好きの人は中央図書館にいるだけで1日を潰せますよ。

1人で勉強するも良し、友達と作業するも良し、ただ時間を潰すも良し。なんでもできる中央図書館に、皆さんも早大に入ったらぜひ行ってみてください!

勉強を頑張れば大学から年額40万円の奨学金を貰える

ここまででお話いただいたこと以外に何か早大や学部の特徴などありましたら教えてください

早大には給付型奨学金(返納する必要がない奨学金)が何種類かあります。

そのうちほぼ成績だけで決まるのが「大隈記念奨学金」です!

毎年各学部の各学年1~3人がこの奨学金の対象者として選ばれ、年額40万円が支給されることになっています。

もちろん、大隈記念奨学金を貰うことは簡単ではありません。

学部ごとに選ばれるので一概には言えませんが、多分悪くてもGPA(大学の成績基準で、4.00が満点)3.80以上は必要になるはずです。

GPAが3.50を超えたら「特に優秀」と言われていますから、早大生の中でも「神」のような存在になる必要があります。

でも頑張り次第で40万円を手にできるというのは夢を感じる話ですよね。

勉強のモチベーションにもなるので、皆さんも早大に入ったら大隈記念奨学金を貰うことを目標に頑張ってみてはどうでしょうか。

自分が勉強する理由を高校生のうちから考えておこう

最後に受験生への応援メッセージをお願いします!

受験勉強を頑張っている皆さんにこういうことを言うのは心苦しいのですが、皆さんは自分が勉強する理由をちゃんと考えているでしょうか。

親や先生に言われるがままに勉強し、大学受験しようとしていないでしょうか。

本来、自分の勉強は他ならぬ自分の意思でやるべきものです。

親や先生に言われるがままに勉強することに慣れていると、大学に入って勉強するときに「なんでこんなことしてるんだろう」みたいな気持ちになってしまいます。

私の周りにも、大学に入ったはいいものの勉強する意味が見出せず虚無感に苛まれている人はたくさんいます。

そうならないよう、皆さんには「自分はなぜ勉強しているのか」ということを高校生のうちから考えていてほしいのです。

最後になりますが、皆さんが笑顔に満ちた春を迎えられるよう、陰ながら私も祈っております。頑張ってください!




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