【上智生からのメッセージ】現役上智生が語る!上智大学での学びを特別紹介

今回メッセージを書いてくれた方はこちら!

お名前 マーキュリー
出身高校 兵庫県立姫路東高校
在籍している学部と学年 総合グローバル学部・1年

はじめに

ニュースを見てテロ、紛争、外交問題など国際情勢をもっと詳しく学びたいと思ったことはありませんか?国際系の学部はそのようなグローバルな問題を紐解くのに欠かせない知識を身につけることができます。

この記事では、現役上智生が受験前に知りたかったことや志望動機をお伝えします。上智大学を志望している方、検討している方、あるいは国際系に興味がある方は必見です!

うちの大学・学生はこんな感じです

まずは上智大の雰囲気や学生について教えてください。

上智大学の学生は、やはり海外経験が豊富な人が多い印象を受けますが、必ずしも全員がそのような人ではありません。現に私も海外経験は皆無です......。

特に私の学部では貧困、難民といった国際問題に興味がある人が多いです。各生徒が興味のある地域も様々で、欧米に限らずアフリカや中東地域に興味を持っている学生も沢山います。将来のキャリアとしては国際機関やNGOなど世界で活躍したいという人も見られ、学生ながらも自分でNPO活動などを立ち上げている人もいました。

「だから」入学したかった!

上智大を目指そうと思った理由を教えてください。

私は元々英語が得意だったので、日常会話にとどまらず高い英語の運用能力を学べる環境に身を置きたいと思っていました。

またニュースや新聞で目にする日々の国際ニュースを通して「なぜ争いは起こるのだろう?」という漠然とした疑問を抱いていたため、英語と同時に国際問題にも興味を持つようになりました。さらに受験生時代に通っていた予備校の授業で世界史が大好きになり、その知識を生かしてもっと世界情勢について深く学びたいと確信しました。そのため志望校選択の時も国際系の学部に焦点を当てて検討しました。

また私は関西の田舎出身だったため、大学生活は学校だけに縛られず多くの人間と出会える環境で過ごしたいと思っていました。そこで関西だけでなく都内の大学も視野に入れていましたね。

様々な大学について調べる中で、上智大学は英語に強い事と、留学生が数多く在籍しているということを知り志望校に決めました。さらに総合グローバル学部には国際機関に勤務経験のある教授が数多く在籍していることも知り、その話を聞いてみたいと思いこの学部の受験を決定しました。

入学してやっぱりよかった!

上智大に入学してやっぱり良かったなと思うところはどんなところですか?

自分と同じ分野に興味がある人が多く、かつモチベーションの高い仲間がいるので刺激を受けることが多いです。高校よりもはるかに多い学生と授業を受けたりするので、自分と違う着眼点やユニークな経験をしている人の話を聞くことができるのも大学生ならではだと感じます。

志望動機にあったように、英語の授業も充実していますね。必修になっている英語の授業では長文読解だけではなく、自分でエッセイをまとめたり要約する方法も学んでいます。このように実践的な英語力を学ぶことができる環境に身を置くことができて満足しています。

よく「1年生は必修が多い」と言われることもありますが、私の学部では必修が思いのほか少なかったので、入学してすぐに自分の好きな授業をたくさん取ることができました。長い受験勉強を終えたからこそ自分の学びたいことを学べる喜びも一層大きいものでしたね。

これは想像していなかった......

上智大に入学してこれは思ってもみなかったなという部分はありますか?

私の学部は「総合グローバル学部」という名前なので、国際関係論のような世界全体の勉強だけするものだろうと思っていました。

しかし実際に入学して授業を受けると、地域研究も並行して勉強するため、それぞれの地域の特色もしっかりと勉強する学部ということが意外でした。

国際関係論の授業は日々のニュースで耳にする事例を取り扱うので理解しやすいのですが、地域研究の授業は毎回新しく学ぶことばかりで少し大変でしたね。東南アジアやアフリカなど、今まであまり目を向けることが無かったような地域について学ぶと初めて知ることばかりで、改めて世界は広いなと実感します。

さらに私の学部では、第二外国語が必須ではなかったことに驚きました。文系学部なら絶対必要かと思っていましたが、必ずしもそうでもないようです。

むしろ2年生から第二外国語の勉強を始める人が多く、興味が湧けば4年生からでも勉強ができます。また1言語と言わずに2つ、3つ学習することも可能です。外国語の学習時期に囚われないというのもこの学部の特徴かもしれません。

上智大学では合計20言語を学ぶことができます。中にはラテン語やビルマ語、アラビア語などマイナーな言語もたくさんあるため選択肢も豊富です。

大学生になると「ここ」が変わる

高校時代と比較して大学生になってここが変わった!と感じることはありますか?

先生とコミュニケーションを取る機会が減ります。現在オンライン授業なのでなおさらかもしれないですが、自分から動いたり質問をしないと、教授と何のやり取りも無いまま授業が終わってしまうこともしょっちゅうあります。

さらに毎回課題で自分の意見を求められるというところも高校と違うなと思います。高校ではあくまで知識をつけることが目標でしたが、大学では自分なりの分析が求められます。そのためには基礎知識をつけておく必要があるので、高校の時に地理、世界史や倫理の勉強をしっかりしておいてよかったなと思いました。

面白かった授業

今まで受けた授業で面白かったと思うものがあれば教えてください。

1つ目はアフリカ研究概説の授業です。「人類はアフリカから生まれ、数百万年後に他の大陸に移動したのに現在平均的に見て貧しい大陸になったのはなぜ?」という研究をした学者の話を聞きました。

今まで当たり前に思っていた世界の構造に疑問を持つことは、大学ならではの学問だと感じます。

国際関係論の授業も面白かったですね。「勢力均衡は戦争を防ぐことができる」という仮説が本当なのか歴史的事実を踏まえて検証しました。国際関係論はすごく難しそうに聞こえますが、ファストフードなど身近なテーマから取り扱うことができるので毎週わくわくしながら授業を受けています!

大学のあんなこと、こんなこと

ここまででお話いただいたこと以外に何か上智大や学部の特徴などありましたら教えてください。

上智大学にはアフリカ、北米、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、アジアなど様々な地域研究に精通した教授が数多く在籍しています。そんな教授だからこそ他では絶対に聞けないような話が出てくる時が楽しいです。例えばアフリカにフィールドワークに行かれた先生は、実際に食べた色々な虫の味の感想を話されていました......。

上智大学では他学部の授業も選択することができます。特に総合グローバル学部では、外国語学部と国際教養学部の授業を数多く取ることができます。もちろんその他の学部の授業も取れますが、この2学部に関しては特に生徒間の交流が盛んです。

受験の時は学部はそれぞれ分かれていますが、大学に入ってしまえばある程度学部間の垣根も越えることができます。必ずしも自分の学部の勉強しかできないという訳でもありません。特定の学習分野にこだわらず、学びたいときに学べる環境が整っていることが上智大学の良さだと私は思います。

受験生への応援メッセージ

最後に受験生への応援メッセージをお願いします!

大学に入って、勉強して新しい価値観に触れるときが一番楽しいと私は思います。高校の勉強をしていてつまらないと思ったことでも、大学で学ぶ上では大切な基礎知識として還元されたので高校の授業が活きたと実感しました。そんな私でも模試の判定はほぼD判定ばかりでしたが、何とか合格することができました(笑)

志望校に応じた受験勉強をこなせば、たとえ判定が芳しくなくとも合格することはできます。落ち込んだ時も気持ちを引きずりすぎず、潔く勉強に集中することが鍵です。どうしてもやる気が出ない時もありますが、その時は軽く気分転換をして受験勉強頑張ってください!




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