合格サプリメンバーの勉強法まとめ⑧

はじめに

合格サプリメンバーの勉強法まとめ第八弾!

今回は、『世界史大論述を暗記ゲーにする勉強方法』、『一橋国語の対策法』の2つを紹介します!

ぜひ参考にしてみてください!

【東大文系必見】センス必要なし!世界史大論述を暗記ゲーにする勉強方法

はじめに

東大文系受験生が乗り越えなくてはならない世界史大論述の壁。正確な知識を、素早く思い出し、流れを意識して、的確な文章にまとめるという高度な能力が求められます。

「勉強したのに、書くことが思いつかない」「国語力がなくて、文章がまとまらない」こんな悩みを多くの人が抱えているのではないでしょうか?

ついつい「センスが必要なのか?」と思ってしまいがちですが、そんなことはありません。
結局、勉強の方法と文章の書き方を知っているかどうかなのです!

  

①正確な知識を、思い出せるように覚える

正確さが求められる知識は、人名とその人が関わった事件の名前、概要、またその事件が起きた年代です。特に、時系列順で書く場合が多い東大では、年代暗記は重要です。

ですが、いろいろな情報をまとめて暗記しようとすると、「せっかく覚えたのにど忘れした」なんて人も多いはず。ここで紹介したいのが、情報を連想的に引き出せるように、情報を一文に詰め込んだ、ゴロで覚える「ベック式」文章です。

例えば、「カノッサの屈辱」の覚え方は、「異例な難儀(いれいななんぎ)、かの話(はなし)」です。この文章には、「1077年(いれいなな)にカノッサの屈辱(かの)をハインリヒ4世(はなし)が受けた」という情報が入っています。

この「ベック式」文章はインターネットで簡単に見つかります。また、自分で作ればより記憶に定着するでしょう。

②個々の出来事を、観点別に整理する

出来事の流れをまとめるには教科書の読み方が重要です。ただ、だらだら読んでいては、物事の繋がりは見つけられません。

そこで、教科書の「小見出し」を意識しつつ読むことをお勧めします。「小見出し」は、長々と書かれた文章の概要を十数字で示しています。

例えば世界史Bの教科書(東京書籍)の「宗教改革」の部分には、「ルターの宗教改革」「国家による新教の管理」「カルヴァンの改革」「自立するイギリス」と言った小見出しが並びます。

小見出しが表す内容を意識して本文を読むと、ルターが改革を起こした契機、改革に対する国家単位の対応、ルターに影響を受けたカルヴァンやイギリスが新たな宗教観を形成した、と言う流れが簡単に整理できます。契機、概要、影響は特に重要なポイントなので、小見出し毎に文章の大枠を掴みつつ整理しましょう。

③的確な言葉を教科書から学ぶ

書く内容がわかっていても、限られた字数で適切に説明することは困難です。

そこで私が提案するのは、伝わりやすい教科書の表現を暗記することです。皆さんが使っている教科書の文章は、そのまま論述で使えるものばかりなので、語句の説明だけでなく、接続詞やよく説明に用いられる熟語などもまとめて暗記しましょう。

自分で解答を作った後に、教科書の文章と照らし合わせると、より記憶に残ります。

おわりに

いかがでしたか?世界史大論述は受験生にとっては一つの大きな壁です。

しかし、結局は書くべき事、書き方を覚えてしまえばいい話。センスどうこうといった問題ではありません。求められるのは、努力する皆さんの気持ちです!

国語で差をつける! 一橋国語の対策法

はじめに

受験勉強の天王山とも呼ばれる夏休みを目前に控え、志望校の過去問に取りかかり始めた人も多いのではないでしょうか。

この記事では、一橋大学の国語に焦点を合わせて、初めて過去問に手をつける受験生でも問題なく解き進められるように、大問ごとの構成や勉強法を解説します。

第一問 現代文

第一問では、基本的に漢字の書き取り問題と記述問題が出題され、年度によっては語句の意味を答えさせる問題が問われることもあります。

現代文の問いにおいては、傍線部を丁寧に読み解くことが必要です。

「どういうことか」と問われる場合は、傍線部を本文中の言葉で言い換えるとうまくいく傾向があります。

例えば、「解放される」に傍線が引かれたら、「束縛」や「切り離す」などの対義語や類語がヒントになります。

また、40字から60字程度と他の大学と比べて、文字数制限が厳しい問いがあるため、短い文章で解答を作らなくてはいけません。

対策としては、解答のキーワードを落とさずに不要部分を削り取っていく作業を、過去問を通して練習するといいでしょう。その際は、高校の先生や塾の先生といった、自分以外の信頼できる人に頼んで添削してもらうと、自分では気づけない構成や語法の間違いに気づけるはずです。

第二問 近代文語文(まれに古文)

近代文語文とは、明治から大正に執筆された、漢文の書き下しのような文体をした文章のことをいいます。近代文語文の著者として、福沢諭吉や森鴎外などが挙げられます。

普段、模試や定期テストでもあまり出題されない特殊な文章であるため、対策がしにくく、苦手意識を持つ人も多いのではないでしょうか。

しかし、実際は先ほど説明したようにほとんど漢文の書き下しと同じであるため、漢文の知識を身につけていれば十分対応することができます。また、近代文語文の文体に慣れることがもっとも大切であるため、過去問を何度も解いて感覚を養うことが必要です。

また、数年に一度のペースで古文が出題されることもあります。どちらが出てきても対応できるように、古典の学習はおろそかにしないよう心がけましょう。

第三問 要約問題

第三問では例年、文章を200字に要約する問題が出題されます。構成には多くの時間を要するので、ここまでに30分ほど時間を残しておくと焦らずに解くことができるでしょう。ちなみに、冒頭の一字下げは不要です。

要約問題の鉄則は、「本文を見たことがない人でも、おおまかな内容を理解できるように要約すること」です。キーワードが入っていたとしても、筆者の論点からずれてしまえば良い得点は望めないので、常にこの鉄則を頭に入れておきましょう。

まず初めに、重要な文章やキーワードを抜き出し、意味が通るように繋げていくことから始めます。

その後、繋げた文章をもとの文の論理構成に沿って並び替えをして完成です。

ただし、エッセイといった論理構成が順序だったものでない文章(例えば、筆者の主張が文章中盤にあるもの)の場合、もとの文の流れのまま要約すると、意味が上手く伝わらなくなることがあります。こうした文章の破綻を防ぐため、最後に論理構成を自分で考えてまとめあげる必要があります。

おわりに

国語は才能だから伸びない、と諦めてしまう受験生はとても多いと思います。ですが、実際は解き方を変えるだけで急激に成長する教科です。

特に一橋大学の国語は過去問を研究することで、ある程度問題のパターンが見えてきます。国語を対策する人は少ないため、しっかりと対策をしてライバルと差をつけましょう! 

おわりに

参考になる勉強法は見つかりましたか?

今回でサプリメンバーおすすめの勉強法の紹介は終わりになります。

自分にあった勉強法を見つけて、志望校合格をつかみ取りましょう!




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