はじめに:勉強したいのに時間を無駄にしてしまうあなたへ贈る時間管理術
みなさんは、時間を適切に管理しながら勉強できていますか?
「勉強しなきゃ」と思っていても、気づいたらスマホを触ってて、無駄に時間を使ってしまった……という経験、ありますよね。私も高校生時代はそうでした。
しかしそんな私でも、ちょっとやり方を変えるだけで猛烈に勉強に集中できるようになり、早稲田大学へ合格することができました。
そこでこの記事では、私が受験生時代に実践していたマル秘時間管理術をみなさんにご紹介します。
勉強時間の管理に悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
勉強の効率を高める時間管理術①:自分が勉強する理由を明確にする
時間管理できないのは、「勉強したい」と思っていないから
そもそも私たちは、なぜ時間を無駄にしてしまうのでしょうか。
みなさんが時間を無駄にしてしまう状況を思い出してみましょう。
学校から帰ってきて机に向かう。課題もあるし、1週間後には中間試験がある。
勉強しなきゃ。そう思ってスマホで時間を確認したら、Instagramの通知が来ている。気になるのでInstagramを開く。気がついたら日付が変わっている。
虚無を感じつつも、ベッドに入ってNetflixでドラマを見る……。
典型的な時間の無駄遣いですね。さて、この状況では何がマズかったのでしょうか。
スマホが手元にあることでしょうか。いいえ、確かにスマホは勉強の邪魔になることもありますが、同時に勉強を助けてくれるデバイスにもなります。
この状況における最大の問題は、勉強へのモチベーション(「勉強しなきゃ」という義務感)がスマホを見るモチベーション(「スマホ見たい」という誘惑)よりも低いということです。
人間はそれほどマジメではありませんから、義務感なんてすぐに誘惑に負けてしまいます。
誘惑に勝てるのは、より強い誘惑だけです。
具体的に言えば、「スマホ見たい」という誘惑より「勉強したい」という誘惑の方が強ければ、自然と勉強に集中できるようになるのです。
ではどうすれば、「勉強したい」と思えるようになるのでしょうか。
何のために生きているのかを意識する
「勉強したい」と思って自然と勉強に向かうためには、差し当たり自分の人生の目的を明確にしておく必要があります。
みなさんが「勉強したくない」と思ってしまうのは、勉強が自分の人生に関連づけられていないからです。
勉強して何の役に立つかわからないけれど、親や先生が言うからやるしかない__こんなネガティブな感情を持っていたら、勉強したくなくなるのも当然ですよね。
逆に言うと、自分の人生と勉強が明確に結びついていれば、自然と勉強をする気になります。
自分の人生の目的は〇〇だ。この目的を達成するには将来△△になるのが良い。△△になるには××という勉強をする必要がある……。
こんな風に、人生の目的から逆算して勉強の意義を見出すと、「自分のために勉強をしよう」という気になります。
設定する人生の目的は何でも構いません。例としてここでは「できるだけ怠惰に過ごす」を人生の目的として設定しておきます。
生きる目的を達成するため上で必要な将来の進路を決める
さて、怠惰に過ごすには、できるだけ楽にお金を稼ぐ必要があります。
楽にお金を稼ぐには、単価の高い仕事=専門性と需要が高い仕事に就かねばなりません。例えば、大手ゲーム会社のプログラマーなどが当てはまりますね。
大手ゲーム会社にプログラマーとして採用してもらうには、基本的に理工学系の大学を卒業し、なおかつゲームプログラマーとして即戦力になっておく必要があります。
ここまでで、「怠惰に過ごす」という人生の目的から、「理工学系の大学を卒業してゲームプログラマーになる」という将来の進路が決まりました。
希望する進路へ進む手段として勉強を意識する
大手のゲーム会社に就職するなら、ある程度有名な大学に入るのが無難です。
名の知れた理工学系の大学に入ることで、プログラミングだけでなく数学や物理学についても高度な知識を持っていると証明できますからね。
例えば東大の理科1類、京大の理学部・工学部、早稲田の基幹・創造・先進理工学部、慶応の理工学部に進学するには、学力レベルが相当に高くなければなりません。
と、ここまで話を進めて、初めて「勉強しよう」という気になれます。
怠惰に過ごす←大手ゲーム会社のプログラマになる←有名な理工学系の大学に進む←学力レベルを高める!
というわけですね。
自分の人生と今やる勉強がしっかりと結びついていれば、自分の勉強が自分のためになることを明確に意識できるようになります。
「自分のために勉強するんだ!」ということを明確に自覚できれば、自然と勉強する気になるはずですので、人生の目的から逆算して勉強を意識してみてくださいね。
勉強の効率を高める時間管理術②:やるべきことをリスト化する
大学へ進学するためにやるべきことをリスト化する
東大や京大、早慶の理工学部に進学してプログラマになるには、数学・物理・英語のレベルを高めておかねばなりません。
直接プログラミングに関わるのは数学と物理ですが、プログラミング言語のマニュアルを読んで理解するときに、英語の知識があると非常に便利です。
数学と物理と英語を必須学習事項として、「やるべきこと」のリストに入れておきましょう。
普段何気なく勉強している科目も、人生の目的と関連づけることで自然とモチベーションが湧いてくるはずです。
生きる目的を達成するためにやるべきことをリスト化する
数学・物理・英語の学習は、大学進学のために必要ですが、大学進学はあくまで通過点に過ぎません。
最終的にはゲームプログラマーになりたいわけですから、学校の勉強と並行してプログラミングの学習も行わねばなりません。
本気でゲームプログラマーを目指すなら、受験勉強よりプログラミングを優先してもいいくらいです。
受験勉強として数学・物理・英語、将来のためにプログラミング。この4つを「やること」として設定しましょう。
やるべきことを細分化し、「今日から始められること」を見つける
ここまでで、やるべきこととして数学・物理・英語・プログラミングの4つが設定できました。
しかしこの4つだけでは、やることが漠然とし過ぎていて行動に移せません。
例えば数学なら、「次の数学の試験で90点を取る」という目標のために、「前回の試験で間違えた問題を解き直す」くらい具体化されていないと、自分がすべきことはわかりませんよね。
というわけで、やることが決まったら、細分化して自分のすべきことを具体的に決めましょう。
勉強の効率を高める時間管理術③:いつ・何をするかを決める
やることに優先順位をつける
やることが細分化されて具体的になったら、やることに優先順位をつけましょう。
やるべきことがあっても、毎日全てを完璧に実行できるわけではありません。急用が入ったり体調が悪かったりすれば、予定をこなせない日も出てきます。
そんなときは、優先順位が高いものだけをやるようにしましょう。
例えば、優先順位を「数学>物理>英語」に設定しているならば、予定がキツくても数学だけは少しでも進めておく、ということを決めておきます。
優先順位が決まっていれば、何からやればいいのかわかりやすくなりますので、ぜひお試しください。
1日の勉強時間を決めて、優先順位に沿って勉強時間を割り振る
やることの優先順位が決まったら、1日の勉強時間を決めて、それぞれのやることに勉強時間を割り振りましょう。
例えば、土日の勉強時間を10時間と設定して、優先順位が「数学>物理>英語」であるとします。
この場合は、「数学:5時間、物理:3時間、英語:2時間」と割り振るといいですね。
時間を割り振ったら、自分が最も集中できる時間に、最も優先順位の高いことをしましょう。
朝型の人なら、午前中〜昼に数学、昼〜夕方に物理、夜に英語、
夜型の人なら、昼頃に英語、昼〜夕方に物理、夜に数学、といった具合です。
一番優先順位の高いものを、一番の集中力でできるように工夫しましょう。
割り振った時間の8割で達成できるタスクを実行する
勉強する時間帯が具体的に決まったら後はやるだけですが、あまり予定を詰め込み過ぎないようにしましょう。
予定が終わらないと精神的にしんどくなるので、割り振った時間の8割で完了できる(5時間勉強するなら、4時間で終わる)ように予定を決めるのがコツです。
勉強は何よりも継続が大事なので、続けられる予定を立ててくださいね。
おわりに:時間管理術を身につけて、自分の人生のための勉強をしよう
いかがでしたか?
この記事では、勉強の効率を高める時間管理術について詳しく説明してきました。
「人生の目的を考える」というところから始めたので、最初に読んだときには面食らったかもしれません。
しかし、時間の管理は小手先の技術でできるものではなく、明確な目的意識があって初めて可能になるのです。
功を焦らず、自分の人生の目的や勉強の意義をじっくり考えてみてくださいね。
それでは!!