読書と学力は比例する?難関大学の学生に聞いた高校生のうちに読むべきおすすめの本

はじめに

高校生のみなさんは本を読んでいますか?


「勉強や部活が忙しい」
「本よりもSNSや動画の方が面白い」

そんなふうに思っている方も多いのかもしれません。

しかし、読書は様々なプラスの効果があると研究でわかっています。

例えば、ストレスの解消方法としては読書は一番効果的であるという研究成果もあります。

また、事実として難関大学の学生が高校生の時に本を積極的に読んでいたことも今回明らかとなりました。

ということで、今回はそんな難関大学に通う学生の高校生の時の読書への意識をまとめ、高校生へオススメできる本を紹介してもらいました!

この記事を読んで少しでも本を読んでみようかなと思っていただけたら幸いです。

目次

現役大学生の高校生の時の読書習慣について

まずは、大学生の先輩方に高校生の時の読書習慣について聞いてみました。

高校生の時にどれくらい本を読んでいたの?

まずは、現役の大学生がどれくらい高校生の時に本を読んでいたのかをみていきましょう。

Q.あなたは高校生の時にどれくらい読書をしていましたか?

やはり、先輩方も勉強や部活などでどうしても読書をする時間は少なかったと言えそうですね。

【受験と読書の両立】読書をする目的とは?

では、そもそもなぜ読書をしていたのでしょうか。これが次の質問です。

Q.どういった目的で読書をしていましたか?

  • 娯楽として(多数)
  • 勉強の気分転換・息抜き(多数)
  • 読解力をつけるため
  • 最低限の常識を身につけるため。(有名作家の代表作など)
  • 自分の興味がある事柄についてより深く知るため
  • 読みたい本があったら読んでいた
  • 活字を読む力が極端に不足していることに気づいたため
  • 現代文の文章を読むことに抵抗を無くすため
  • 文学を楽しむため
  • 夜に心地よく寝るため
  • 電車の移動中の暇つぶしとして

色々な意見がありましたが、やはり「娯楽」や「勉強の息抜き」という意見が多かったですね。

また、受験になんとか関連づけようとして、「現代文の読解力をつけるため」という意見もありました。

難関大学の学生は読書好きが多いの?

最後の質問は、高校生の時に読書が好きでしたか?ということを聞いてみました。

Q.読書は好きでしたか?

上の円グラフからお分かりのように、読書が嫌いという人はいませんでした。

ここから少なくとも、人から言われて読書をしていたというよりは、自分から積極的に読書するように心がけていたことがわかりますね。

大学生が高校生にぜひ読んでもらいたいおすすめの本(レビュー)

では、次に大学生が「これは高校生にぜひ読んでほしい!」という本を15冊紹介したいと思います。

「本を読みたいけれど、何を読んでいいかわからない……」という人は参考にしてみてくださいね。

宮台真司 14歳からの社会学―これからの社会を生きる君に (ちくま文庫)

本の内容

「これからの社会をどう生きればいいのか」―子どもたちも大人も不安を抱えている。そこで「社会を分析する専門家」である著者が、この社会の「本当のこと」を伝え、いかに生きるべきか、という問題に正面から向き合った。なぜ社会に「ルール」があるのか、「恋愛」と「性」、「仕事」と「生活」、「生」と「死」等の話題を、わかりやすく語った。重松清氏、大道珠貴氏との対談と、ブックガイドを新たに附す。
(「BOOK」データベースより)

この本をおすすめする理由

東京大学2年
この本の素晴らしい点は、内容がとにかくまっすぐであること。できるだけ曖昧な表現やごまかしを排除して、中高生に社会の本当のことを知って欲しいという筆者の意図が読んでいて伝わってくる。また、社会学という学問に大学に進む前に触れて欲しいというのもおすすめしたい理由の1つ。

江戸川乱歩 人間椅子 (江戸川乱歩文庫)

この本の内容

外務省書記官夫人である佳子は、美しい閨秀作家としても知られていた。そんな佳子のもとへ、突然ある男から原稿が送られてきた。その原稿には何が書かれていたろうか?…彼女がいま腰をおろしている書斎のイスのなかに、彼女をひそかに恋する男がひそみかくれている!肝を冷やす“人間椅子”の秘密はここに明かされた!巧緻な構成とスリリングな物語で、読者を満足させる傑作短編「人間椅子」悪女登場でゾッとさせるすぐれた短編「お勢登場」等々…いずれをみても江戸川乱歩の卓越せる小説作りのうまさを満喫させる傑作集!
(「BOOK」データベースより)

この本をおすすめする理由

お茶の水女子大学2年
椅子の中に居場所を見つけて住み着くようになるというおどろおどろしい内容もさる事ながら、特に注目して欲しいのは江戸川乱歩の怪奇的な表現力です。古典的な要素も含みつつ、椅子の中に住む人間のおぞましい、気持ちの悪い心情や状況を見事に表している作品だと思います。この本は小・中学生は十分に理解しがたいとおもうので、読解力が備わってきた高校生にぜひ読んでほしいです。

ダニエル・カーネマン ファスト&スロー (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

この本の内容

整理整頓好きの青年が図書館司書である確率は高い? 30ドルを確実にもらうか、80%の確率で45ドルの方がよいか? はたしてあなたは合理的に正しい判断を行なっているか、本書の設問はそれを意識するきっかけとなる。人が判断エラーに陥るパターンや理由を、行動経済学・認知心理学的実験で徹底解明。心理学者にしてノーベル経済学賞受賞の著者が、幸福の感じ方から投資家・起業家の心理までわかりやすく伝える。
(裏表紙より)

この本をおすすめする理由

この本は確かに少し堅く、数式もたまに出てくるので読み進めにくいかもしれないが、人間がいかに思い込み等に左右されているのかが分かり、日常にも応用することができる。また、行動経済学の基礎となっている実験が多数載っており、基礎知識を得ることができ、他の本に進む第一歩とすることが出来る。

伊坂幸太郎 砂漠 (新潮文庫)

この本の内容

入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決…。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれ成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。
(「BOOK」データベースより)

この本をおすすめする理由

大学生が主人公の物語で、読み終わった時にはきっと大学生活が楽しみになっているに違いなし。読後感も良いです。登場人物のなかでは、西嶋という人物が異彩を放っていて、時折彼の言葉は結構心に刺さります。

吉岡友治 東大入試に学ぶロジカルライティング (ちくま新書)

この本の内容

「論理的に書く」ためには、難解な表現やレトリックは必要ない。定型化されたマニュアルに、文章をあてはめればよいわけでもない。その要は、読者と対話しつつ説得する全体構造を作ることと、必然と感じられる論理で個々の文をつなぎ合わせることにある。「東大入試」は難解なイメージがあるが、実はこの「考えて書く力」を試すストレートな良問が多い。本書では東大の国語・小論文を題材に、ロジカルライティングの基本技術を指南する。受験生・大学生はもちろん、書くことに悩むすべての人に向けた一冊。
(「BOOK」データベースより)

この本をおすすめする理由

たまたま高校の図書室で見つけた本ですが、論理的な文章の書き方をここまで丁寧に扱った本を他に知りません。普通に読んで面白い本ですし、筋道立った文章を書くことは入試においても必須ですから、是非読んでみてほしいです。

重久俊夫 エデンの浜辺 〜楽園の恋と狂った果実 (明窓出版)

この本の内容

2人が出会ってしまったのは導きか夢想か?物語を通じてあなたの世界の見え方は変容する…哲学を禁断の恋物語で読む!
(「BOOK」データベースより)

この本をおすすめする理由

高校生のときはほとんど本は読みませんでしたが、そんな中でもこれはオススメです。一見恋愛小説っぽくも見えますが、哲学の入門書とも言えます。私に哲学の興味を与えてくれた今でも好きな本です。ちなみに筆者は東大哲学科卒の方です。

坪田信貴 学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話 (角川文庫)

この本の内容

「死ぬ気で頑張るって、意外といいもんでした」一人の塾講師との出会いが、偏差値30の金髪ギャルとその家族の運命を変えた―坪田先生とさやかちゃんの1年半にわたる苦闘と慶應義塾大学現役合格までの奇跡をつづった、笑いと涙の実話が待望の文庫化。単行本版からストーリー部分だけを抜き出した、物語を楽しみたいあなたへ贈る特別版。読んだらきっと「ゼッタイ無理」に挑んでみたくなる、勇気をもらえる青春ストーリー!
(「BOOK」データベースより)

この本をおすすめする理由

東京女子大学2年
成績が底辺だった状態から人一倍の努力をして慶應義塾大学に現役合格したというストーリーから、これからの努力次第でいくらでも現状は挽回できるという自信になります。また、私自身感動して涙が出たためオススメできる1冊です。

星野道夫 旅をする木 (文春文庫)

この本の内容

広大な大地と海に囲まれ、正確に季節がめぐるアラスカ。1978年に初めて降り立った時から、その美しくも厳しい自然と動物たちの生き様を写真に撮る日々。その中で出会ったアラスカ先住民族の人々や開拓時代にやってきた白人たちの生と死が隣り合わせの生活を、静かでかつ味わい深い言葉で綴る33篇を収録。
(「BOOK」データベースより)

この本をおすすめする理由

慶應義塾大学2年
とにかくこの本に出てくる言葉が美しい。日記のようになっていて小さい章ごとに話になっているので、一気に読まなくても小出しで読むことができる点もお気に入りポイントです。

三浦しをん 舟を編む (光文社文庫)

この本の内容

出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!
(「BOOK」データベースより)

この本をおすすめする理由

中央大学1年
現代ではソーシャルメディアの普及により、簡単に知らない言葉を調べることができます。しかし「舟を編む」では、現代と異なり辞書編集部の方々が自分たちの手で言葉を集め1冊の辞書を作り上げていくお話です。この本を読むことで、メディアに支配された自分たちの生活に気づくことができますし、紙の辞書の良さが大いに理解できると思います。

百田尚樹 海賊と呼ばれた男 上・下 (講談社文庫)

この本の内容

  • (上)の内容
  • 敗戦の夏、異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、なにもかも失い、残ったのは借金のみ。そのうえ石油会社大手から排斥され売る油もない。しかし国岡商店は社員ひとりたりとも馘首せず、旧海軍の残油集めなどで糊口をしのぎながら、たくましく再生していく。20世紀の産業を興し、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とはいったい何者か―実在の人物をモデルにした本格歴史経済小説、前編。
    (「BOOK」データベースより)

  • (下)の内容
  • 敗戦後、日本の石油エネルギーを牛耳ったのは、巨大国際石油資本「メジャー」たちだった。日系石油会社はつぎつぎとメジャーに蹂躙される。一方、世界一の埋蔵量を誇る油田をメジャーのひとつアングロ・イラニアン社(現BP社)に支配されていたイランは、国有化を宣言したため国際的に孤立、経済封鎖で追いつめられる。1953年春、極秘裏に一隻の日本のタンカーが神戸港を出港した―。「日章丸事件」に材をとった、圧倒的感動の歴史経済小説、ここに完結。
    (「BOOK」データベースより)

この本をおすすめする理由

東京大学
日本の石油産業の発展に命をかけた一人の男の壮絶な人生を楽しむことができる。同時に日本の戦前から現代までの石油の歴史を学べるが、小説なので堅苦しくなくて良い。

西野精治 スタンフォード式 最高の睡眠 (サンマーク出版)

この本の内容

レムとノンレムは、「90分周期」じゃなかった!?最新の睡眠データ満載!科学的エビデンスに基づいた、睡眠本の超決定版!「世界最高」の呼び声高いスタンフォードの睡眠研究。そのトップを務める世界的権威が明かす、「究極の疲労回復」と「最強の覚醒」をもたらす超一流の眠り方。
(「BOOK」データベースより)

この本をおすすめする理由

一橋大学3年
受験生はもちろんのこと、高校生は忙しくてなかなか眠る時間をたっぷり取れないと思うので、その日から実践できる効率の良い睡眠の方法が載っている本は一読してみてほしい。

伊藤真 夢をかなえる勉強法 (サンマーク文庫)

この本の内容

人はみな100%勉強に向いている。勉強に得手、不得手があるのではなく、勉強のやり方、つまり勉強法に問題があるだけなのだ―司法試験の短期合格者を多数輩出している受験指導校・伊藤塾の「カリスマ塾長」が編み出した、「人生の夢をかなえる普遍的な勉強法」。そのすべてを公開したベストセラーが、文庫で登場。勉強の効率がぐんぐん上がるコツから、勉強することの意味までを説く、勉強法本の決定版。
(「BOOK」データベースより)

この本をおすすめする理由

学習院1年
高校時代の担任の先生にこの本を薦められました。作者は弁護士であり伊藤塾で有名な伊藤真。むやみやたらに勉強するだけではダメだということをこの本から教わりました。勉強観が変わる一冊です。

柏木惠子 子どもが育つ条件―家族心理学から考える (岩波新書)

この本の内容

自己肯定感の低下、コミュニケーション不全の高まりなど、子どもの「育ち」をめぐって、様々な“異変”が起きている。一方、子育てのストレスから、虐待や育児放棄に走る親も目立つ。こうした問題の要因を、家族関係の変化や、親と子の心理の変化に注目して読み解き、親と子ども双方が育ちあえる社会の有り様を考える。
(「BOOK」データベースより)

この本をおすすめする理由

お茶の水女子大学2年
この本は、発達するのは子供だけではなく、大人になっても生涯発達し続けるのであるという筆者の意見を軸に、社会や家庭において大人はどう発達するかについて書かれています。さらに、高齢社会やジェンダー問題などの背景により、生涯を通じた個人としてのアイデンティティが強く求められているにも関わらず、まだまだ「男は仕事、女は家庭」の概念が拭えない現代日本でどう生きていけば良いのかについても考えさせられる内容です。

田坂広志 東大生となった君へ 真のエリートへの道 (光文社新書)

この本の内容

東大を出て活躍する人、活躍しない人。その違いは何か?東大卒の半分が失業する時代が来る。その前に、何を身につけるべきか。なぜ、高学歴人材が、活躍できないのか。
(「BOOK」データベースより)

この本をおすすめする理由

東京大学2年
表題は、いかにも東大生に向けたメッセージ的な感じを受けますが、内容は現代を生きる全ての学生に訴えていると私は感じました。特に心にグサッと来たのは最後の30ページあたり。現代という裕福な時代に生まれた我々学生に課された使命的なものを感じられずにはいられませんでした。受験勉強が捗らない高校生も、大学がなんとなくつまらないと思っている大学生も、とにかく読んで欲しい1冊です。「このままではいけない!」ときっと思えるはずです。

菅野仁 友だち幻想 (ちくまプリマー新書)

この本の内容

友だちは何よりも大切。でも、なぜこんなに友だちとの関係で傷つき、悩むのだろう。人と人との距離感覚をみがいて、上手に“つながり”を築けるようになるための本。
(「BOOK」データベースより)

この本をおすすめする理由

東京大学2年
この本は、SNSなどで多くの人と繋がれるようになり「どれだけたくさんの友だちを持っているのか」が非常に重視されるようになった現代において、改めて「友だち」というものの存在がどのようなものであり、どのように付き合っていけばいいのかを、人間関係で悩みがちな学生に向けて書かれた1冊となっています。「メッセージの返信が遅い」「既読無視された」といった自己中心的な考え方から脱却して、人との関係をㅤ円滑にしていきたい人には必携の良書だと思います。

最後に

いかがだったでしょうか。

今回紹介した本の中で読んでみたい!という本はあったでしょうか。

少し先の話になりますが、大学に入ると自主的に読書をする機会は減っていくものの、レポートを書くために論文を漁って読むといったことをする機会がきっと増えていくと思いますし、自分の力で何千字ものまとまった文章を書かねばならなくなってきます。

高校生のうちから、積極的に読書をする習慣を作っておけると、大学に入ったあとにもきっと役に立ちます。

授業と授業の休み時間だけでも構いませんので、ぜひ自分のお気に入りの本を読む時間を確保してみてくださいね。





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ABOUTこの記事をかいた人

みや

福岡県出身。いまだに東京に馴染めない田舎者。東京大学法学部の2年生。現在は法学の勉強で日常が埋め尽くされつつある。Instagram(https://www.instagram.com/miya_study.univ/)の勉強垢で日々の勉強をたまに投稿にしている。東大関連の記事を主に書く。