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詳説世界史学習ノートの特長
【詳説世界史学習ノート】①アウトプットに向いている
詳説世界史学習ノートは、どれが大事な事柄かが非常に見やすいように歴史の流れがまとめられている参考書です。
見開き1ページの中で左側に空欄付きで覚えるべき内容が記述され、右側の解答欄に空欄へ入る言葉を埋める形式になっています。
長い文章を読むためだけの教科書や参考書とは異なり、実際に書くというアウトプットを行いやすい特長を持っています。
世界史は覚えることが多く、どうしてもインプットが多くなりますが、インプットばかり続けていては勉強がとても単調に感じて、つまらなく感じる人も多いでしょう。
またインプットに特化すると、覚えたつもりでも、いざ問われたとき即座に解答する力が疎かになりがちです。
実際の試験では覚えた知識をアウトプットしなければいけませんから、アウトプットを多く行って勉強できることはこの参考書の大きな強みといえます。
【詳説世界史学習ノート】②重要事項をまとめた図表
詳説世界史学習ノートには世界史の流れをわかりやすく文章にしたものが載っていますが、それだけではありません。
各ページに最低一つは、内容に関連した図表や資料が掲載されています。
例えばルネサンス期の説明がなされている場合、そのページにルネサンス期の重要な作品の写真が複数載っています。
フランス革命について述べられている場合には、イギリス革命・アメリカ独立革命との比較をした表が用意されています。
加えて図表・資料も問題形式で掲載してあるため、ここでもアウトプットができるのです。
大学入学共通テストは、前身のセンター試験と比べ図表や資料を読み取り、応用する問題が増加しており、図表・資料を取り扱う力の重要性が高まっています。
それを考慮すれば、詳説世界史学習ノートは共通テスト対策の強い味方と言えるでしょう。
【詳説世界史学習ノート】③共通テストだけでなく個別試験対策にも有効
共通テスト対策に役立つ詳説世界史学習ノートですが、各大学の個別試験にも応用が効きます。
この参考書には簡単な情報のみならず、いつどこで何が起きたのかを原因結果を含めて満遍なく書かれてあります。
個別試験の論述問題では、単に出来事を列挙するだけでなく、出来事の原因やその結果・影響・歴史的意義を書くことが高得点のカギとなることが多いです。
加えて詳説世界史学習ノートの末尾には、イギリス史・中国史というように、国別の歴史が時系列順にまとめられた付録があります。
これをみっちり読みこなせば、歴史の流れを国単位でも把握ができ、特定の国についての論述対策が上手く行くでしょう!
このように個別試験の世界史で得点を稼ぐことにも、この詳説世界史学習ノートは貢献してくれるのです。
詳説世界史学習ノートのおすすめの勉強法・使い方
【詳説世界史学習ノート】①短時間で確認するために利用する
前述した通り、試験はアウトプット作業なので、アウトプットに慣れておくことが肝心です。
詳説世界史学習ノートはアウトプットに向いている参考書なので、その長所を生かさないわけにはいきません!
左ページの空欄に直接答えを書くのを避けて、右ページの解答欄に書きましょう。
その状態で左ページを読みこめば、空欄を頭の中で埋めながら流れを理解する、つまり常に自分でテストをしながら歴史を覚える作業ができるのです。
テストや模試の前など内容を確認したいときに、この作業を取り入れられれば効果的でしょう。
教科書をじっくり読みこむことも大切ではありますが、とても時間がかかりますし、やはりインプットに偏ってしまいます。
効率面からすれば、テストの前日のような時間が限られた状況ではあまりオススメできません。
詳説世界史学習ノートは重要事項がコンパクトにまとめられている分、教科書よりも相当速く読み進めることが可能です。
そのおかげで広い範囲を何度も反復して確認しながら、なおかつアウトプットも教科書を利用する際よりも多くこなせます。
【詳説世界史学習ノート】②図表をコピーして自分でまとめる
図表は、文章だけでは理解しにくい場合に助けとなってくれます。
しかも新傾向の共通テストでは図表に読み慣れておくことが、世界史で高得点を稼ぐための1つの鍵となってきます。
しかし図表は書くのが大変であったり、絵や写真のように再現が厳しかったりします。
詳説世界史学習ノートは大事な図表が多く掲載されているので、ぜひそれらの図表をコピーしましょう。
それらのコピーを活用すれば、自分オリジナルのノートに図表を入れて、理解しやすいようにまとめたり、図表に読み慣れておくための資料集を作成したりして、自分のニーズに合った利用が可能です。
【詳説世界史学習ノート】③付録の各国史を丸覚えしてしまう
先に述べたように、国別の歴史がまとめられた付録が付いています。
付録には国ごとの重要要素が余すことなく書いてあるので、一国ずつ付録の中身を覚えてしまいましょう。
ここでもアウトプットを意識し、付録を見ずに他人に説明したり自分で書けたりできるようにするのがポイントです。
特に中国は、混同しやすい反乱や政策、条約が数多く存在する、あらゆる国の中でも相当複雑な地域といえるでしょう。
模試でも毎回のように問われるため、最初に中国史から丸覚えすることを勧めます。
中国史を完璧に覚えてしまえば、紛らわしい問題にも対応して周囲と差をつけ、模試でも共通テスト本番でも安定して高得点が取れるでしょう。