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【ちくま評論選 二訂版】の特長
【ちくま評論選 二訂版】①掲載評論の質が高い
ちくま評論選には、幅広いテーマから約30の評論が揃っています。“二訂版”というだけあって、掲載評論の入れ替えや入念な訂正が施されており、他の問題集と比較しても、かなり質の高い評論選となっています。
評論の著者を見てみても、丸山眞男さんや内田樹さんなど、超有名作家揃いです。
内容も現代に相応しい題材で、本文では若者向けの問いかけが頻繁になされているので、高校生にとっては非常に読みやすい文章となっています。
このように本書は、豊富なジャンルかつ現代に合わせた内容なので、入試対策に使用するだけでなく、一般的な教養知識を深めることにもきっと役立つでしょう。
【ちくま評論選 二訂版】②小問が入試で問われやすい形式ばかり
入試で問われやすい小問とは、一体どのような問題でしょうか。
それは、例えば「指示語の説明問題」と「理由説明問題」です。これらは共通テストの選択式問題でも扱われやすく、コツさえ掴めれば点数の飛躍的な上昇も夢ではありません。
この種の問題は解答箇所が明確なので、問題作成者が出題しやすく、入試で問われやすいのです。
ちくま評論選は、掲載評論の下部に必ずいくつかの小問がセットになっています。その小問が、まさに前述の問題ばかりなのです。
勉強を進めていくと、文章中の指示語に敏感に反応できるようになり、本番でも素早い対応が期待できます。また、理由説明問題に強くなれば、論理的に考える癖もつくはずです。
【ちくま評論選 二訂版】③各評論の解説付きなので誤読しない
本書には切り離し可能の解説が付いています。切り離しができるので、解説を確認するのにページを何度もペラペラめくる必要はありません。
この解説は非常に丁寧で、短時間で理解しやすいです。ですから、受験生の誤った文章解釈を防いでくれます。
②で述べた小問の解答およびその解説も、しっかり掲載されています。問題解答後、すぐに答え合わせが出来て安心です。
また小問の解答解説だけでなく、シンプルな本文解説やイラストまたは図の入った本文解説、さらに本文の要約まで載っています。場合に合わせて解答を確認できるので便利ですよね。
とにかく丁寧で分かりやすい、一冊で大満足な参考書です。
【ちくま評論選 二訂版】の使い方
【ちくま評論選 二訂版】①好きなテーマから読み小問を解く
前述したように様々なテーマの評論が掲載されています。ぜひ、自分が読みたいと思った好きな文章から勉強してみてください。
題名だけ見ても、テーマが何なのかわかりづらいという場合は、全評論の冒頭にリード文が載っているので、その部分を読むだけでもどのような話の内容なのか見当がつきますよ。リード文を頼りに、面白そうだと感じる評論を探してみましょう！
テーマを選び終わったら、どれかひとつでもよいので評論を読み始めましょう。いったん読み始めると、同じテーマの他の文章にも触れてみたいと思い、次から次へと勉強が進むはずです。
好きなテーマを選んだら、小問を解くことも忘れないでください。最初の方は、分からない問題があっても大丈夫です。
慣れるまで、「本文を読む、解く、解説を読む」のサイクルを根気よく繰り返してみましょう。
【ちくま評論選 二訂版】②慣れてきたら残りのテーマに挑戦
①の作業に慣れたら、まだ読んだことのないテーマの評論にもチャレンジしましょう。
勉強の進め方はこれまでと変わりはありません。「本文を読む、解く、解説を読む」のサイクルを回していくだけです。
このサイクルを上手く回せるようになっていれば、いかなるテーマを読んでもそう困ることはないと思います。そのときには確実に実力がついてきているからです。
また、もくじのページを開いて、勉強した評論のタイトルにマークをつけておけば、勉強し終えた分と残りの分がぱっと見てわかりやすいので、モチベーションアップにもつながりますよ。
【ちくま評論選 二訂版】③イラスト式の解説は活用すべし
イラストまたは図式の解説は本当に理解しやすいです。イラストはとてもシンプルなので、すぐに確認できます。文字だけでの解説を補う形で、読解の救世主となってくれるのです。
文章を視覚的に一目で捉える解説を見ることで、文章の内容が記憶にも残りやすくなります。
例えば似た文章を読んだときに、「あの文章の解説では、精神と肉体の比較がイラストで目立っていたから今回もそこに注目した方がいいかな」などと読み方に磨きをかけられます。
解説図を自分で書き直したり、我流のイラストに落とし込んだりすることも面白いでしょう。
