【現役お茶大生が教える】お茶の水女子大学文教育学部って何を学ぶところ?

はじめに

お茶の水女子大学文教育学部とはどんな学部なのでしょうか。

この記事では、お茶の水女子大学を受験することを考えている高校生向けに、私自身が通うお茶の水女子大学文教育学部を紹介します。

文教育学部の各学科の概要

文教育学部といっても、学ぶ内容は学科によって大きく異なります。

共通するのは、言語学や社会学などの学びを通して文化や社会について学び、人間について考えるという点です。

文教育学部には、言語文化学科人文科学科人間社会科学科の3つの学科があります。

言語文化学科では、言語を習得したり、文学を読んで各地域の文化への理解を深めたりすることができます。

人文科学科は、人間のこれまでの歩みを知り、人間の活動の本質を多角的に追求する学科です。

人間社会科学科は、幅広い視点から人間に対する総合的な理解を深めたり、教育現場で活躍できる力を身に付けたりする学科です。

また、2年進級時のコース選択の際に、これら3つのどの学科からもグローバル文化学環に進めます。

学科を超えた開かれたコースを目指しているため「学環」という名称になっていて、地域研究・地域文化、多文化交流・多文化共生、国際関係・国政協力、の三つの柱のもとグローバルな視点を身に着けることができますよ。

お茶大文教育学部のおすすめ授業

【お茶大文教育学部のおすすめ授業】①グローバル経済とジェンダー

コア科目と呼ばれる教養科目の中の、文理融合リベラルアーツという区分の授業です。

私がとっている「グローバル経済とジェンダー」では、ファッション業界の女性の労働という観点からジェンダーを学んでいます。

ファッションという身近なテーマが取り上げられているので、理解しやすく面白いです。

授業後に開設されるコメント掲示板で、受講者それぞれの意見が交わされており、ジェンダー観についてさまざまな意見を知ることができます。

ジェンダー観についての議論が活発なのは女子大ならではだと思いますね。

【お茶大文教育学部のおすすめ授業】②基礎フランス語

コア科目である外国語の必要単位数は学部によって違うのですが、文教育学部、特に言語文化学科は必要な外国語の単位数が多いです。

私は第2外国語としてフランス語をとっています。

第2外国語は大学で初めて触れる人が多いので、簡単な会話練習や基本的な文法知識から学びます。

教授が面白いことや明るく活発な学生が多いことから、授業内での対話練習などが活発で、明るい雰囲気で楽しく進む授業になっています。

個人的にこの授業が1番楽しくて好きです。

早稲田大学のフランス語の授業についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

【フランス語を読む1(文学1)】高校生にも分かりやすく!早稲田大学文学部の授業紹介

2020.11.17

【お茶大文教育学部のおすすめ授業】③日本文学概説

言語文化学科共通科目に分類され、言語文化学科の学生が主に1年次にとる「日本文学概説」は日本文学についての基礎を学ぶ講義です。

文学とは何か、文学の範囲はどこまでかなどを学びますよ。

受講者それぞれがどの作品までが文学と呼べると思うのか、考えを共有し合う授業回もあります。

ライトノベルや標語などは、文学に含まれると考える人と含まれないと考える人が両者ともにいたことが印象に残っています。

他の受講者の意見を聞いて、自分の学びを深めることができる授業形態ですよ。

また、古典文学だけでなくj-popの歌詞など現代の文学も授業で取り上げられます。

私は、文学と聞くと小説だけを想定していたため、j-popの歌詞も文学として捉えるという視点は新鮮でした。

日本文学概説は、このようにさまざまな観点から日本文学について考えられるのでおすすめです。

お茶大文教育学部のおすすめポイント

【お茶大文教育学部のおすすめポイント】①少人数指導を受けられる

お茶大の授業は高校のクラス程度の少人数であることが多く、手厚い指導を受けられます。

少人数での授業では、発言や質問をしやすいので教授との距離が近いですよね。

特に文教育学部では、2年生でコースが決まった後、さらにコース内での仲間意識が高くなります。

数人しかいないコースもあり、そのコース内の仲の良さは非常に高いと聞きました。

友人に授業内容や課題について聞きやすく、一緒に課題やテスト勉強ができて講義内容をしっかりと理解できます。

さらに、一緒に勉強する中でより良い人間関係を築けるという利点がありますよね。

【お茶大文教育学部のおすすめポイント】②勉強に一生懸命で穏やかな人が多い

文教育学部に限った話ではないですが、お茶大にいる人はいい人ばかりです。

お茶大生は穏やかでフレンドリーな人が多く、初対面でもすぐに打ち解けられることが多いです。

また、学ぶことを本当に楽しんでいる学生の姿を見て、いい刺激をもらえるのもお茶大のいいところです。

私自身、話し合い形式の授業や教授から意見を求められたときに進んで発言する人を見て、見習わなくてはいけないと思っています。

意見交換の際には自分にはなかった視点からの意見を聞くことができるので、自分の視野を広げられます。

「学習面で充実した良い環境にいる!」と日々実感しています。

【お茶大文教育学部のおすすめポイント】③自分の関心に合わせて学べる

自分の興味関心のあることについて突き詰めることができるのがお茶大文教育学部のおすすめポイントです。

文教育学部は、3つの学科とさらに細かい複数のプログラムに分かれているため、自分の関心とピッタリ合うプログラムを選択することが可能です。

また、複数プログラム選択制度というものがあり、自分の学科以外の副プログラムをとることも可能です。

例えば、言語文化学科の日本文学コースの主プログラムを、人文科学科の比較歴史学コースの副プログラムをとることができます。

副プログラムの授業で得た知識を主プログラムの研究に活かしたり、選んだ学科とは別に興味のあった分野の理解を深めたりできるのは良いですよね。

また、主プログラムを深めた内容を扱う強化プログラムを取れば、その分野に関してさらに詳しくなることができます。

プログラムの選択の仕方が自由なので、どんな人でも自分の関心に合わせて学ぶことができますよ。

おわりに

お茶の水女子大学の文教育学部について少しでも理解を深めていただければ幸いです。

進路選択に役立ててみてください!




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