確率分布と統計的な推測を選択するメリット

はじめに

みなさんは共通テストの問題の仕組みを知っていますか?

2025年度入試から、今までとは違って数学IAは全問必答となります。

また、数学IIBCは必答問題3問に加え、数列・ベクトル・統計的な推測・平面上の曲線と複素数平面の中から3つを選ぶ選択問題があります。

この記事では、共通テスト数学の選択問題で統計的な推測を選んだ私が、統計的な推測を選択するメリットを3つご紹介します!

共通テスト数学では、選択する単元を決めておこう

共通テスト数学では、どの単元を選択するかあらかじめ決めておくことが大切です。

理由は大きく分けて2つあります。

1つ目は、単元を絞って対策ができることです。

模試のときから本番と同じ問題を選べるため、より本番に近い試験が受けられます。

また、時間が限られている共通テスト直前期に対策する単元を1つ減らせるのはありがたいポイントです。

2つ目は、戦略が立てやすく、当日に迷わず解けることです。

問題を解く順番や時間配分を事前に決めておけるため、より自分に合った解き方を研究でき、当日に迷うこともありません。

試験時間が始まってから全ての大問に目を通してどの問題を解くか考えるとなると、時間が勿体無いですよね。

また、共通テストは大学受験において最初の試験である人も多いため、不安な要素を減らしておけることも魅力です。

統計的な推測を選択するメリット3選

私が統計的な推測を選んだ理由

まず、そもそも私がなぜ統計的な推測を選んだのかをご紹介します。

私が受験した共通テスト2024年度は、統計的な推測・ベクトル・数列から2問を選ぶ選択問題がありました。

私は元々、学校で習っていたベクトルと数列を選択していました。

しかし、ベクトルが苦手で悩んでいたこと、統計的な分野に興味があって楽しそうだと思っていたことから統計的な推測を勉強してみたところ、点数が上がったため、統計的な推測を選ぶことを決めました。

統計的な推測を選択するメリット①図形が苦手な人でも高得点を見込める

統計的な推測は確率統計についての分野であるため、図形的な要素がありません。

そのため、図形が苦手な人でも関係なく高得点を見込めます。

実際にベクトルがとても苦手で悩んでいた私は、選択科目を統計的な推測に変えたところ10点ほど点数が伸びました。

統計的な推測を選択するメリット②比較的問題がワンパターン

2つ目のメリットは、比較的問題がワンパターンであることです。

統計的な分野には、二項分布や信頼区間など、多く出題されている分野が存在します。

また、実際に様々な模試を比較して勉強していた時も、同じような流れで進んでいく問題がほとんどでした。

問題に慣れれば慣れるほど早く問題を解き終われるため、他の大問に時間を回せてより点数アップが見込めます。

統計的な推測を選択するメリット③短期間で点数を伸ばしやすい

さらに、統計的な推測は短期間で点数を伸ばしやすいことも魅力です。

この単元は重要公式の数が多すぎず、似ているものも多いため、理屈を理解すれば簡単に必要事項を暗記できます。

また、難しい応用問題は少ないため、公式と基本的な使い方をマスターすれば大抵の問題は解けるようになります。

私は何も知らない状態から1か月で模試で満点が取れるようになったので、皆さんも是非頑張ってみてください!

統計的な推測の勉強法

統計的な推測の勉強法①教科書などを用いて公式を確認し、覚える

まずは、教科書で基礎的な用語や公式を確認して、覚えましょう。

この分野では特に慣れない用語が多く出てくるため、丁寧に熟読することが大切です。

太字の部分に特に注目すると良いでしょう。

そして重要公式は覚えていないと何も解くことができないため、抜けがないように暗記してください。

私は初めは公式を見ながら演習をして、徐々に公式を見ずに解けるようにしていくと覚えやすかったです。

自分で公式まとめをして赤シートで隠して覚えるなどやり方はたくさんあるため、自分に合った勉強法を見つけてみてください!

余裕がある人は公式の理屈まで覚えておくと覚えるのが楽になったり、もし公式を忘れてしまっても自分で導けたりするため、チャレンジしてみましょう。

統計的な推測の勉強法②問題演習をたくさんして、慣れる

重要な公式・単語を覚えたら、あとはたくさん演習をして慣れましょう。

教科書には良い問題がたくさん載っているため、ぜひ活用してみてください。

共通テストの大抵の問題は、教科書に載っている問題を理解すれば対応できるはずです!

本番でゆっくり公式を思い出している暇はないため、初めの方に出てくる基本問題は特に何も考えなくても解けるレベルまで慣れておけるととても良いです。

今まで統計的な推測を選択していなかった人は、過去の模試を活用するのも良い方法です。

統計的な推測は問題集が少なく演習量の確保が難しいため、模試を活用することで共通テストの長い文章に慣れる良い経験になりますよ。

何種類かの模試を解いたら、頻繁に出てくる公式・単元など、自分なりに傾向をつかんで集中的に演習しましょう!

おわりに

共通テストの選択問題は、自分が何を選ぶのか早めに決めて、対策しておくことがとても大切です。

ここでは統計的な推測について紹介しましたが、自分の得意分野を一番把握しているのは自分なので、よく考えて決めましょう!

2次試験で統計的な推測を出題しない大学はまだかなりありますが、この単元が合う人は十分対策する価値があると思います。

是非統計的な推測をマスターして、共通テスト数学で高得点を目指しましょう!




皆さんの意見を聞かせてください!
合格サプリWEBに関するアンケート




ABOUTこの記事をかいた人

お茶の水女子大学理学部1年。