同じ参考書を何周もした、すげぇやつのお話
「似たような参考書を何冊も買ってはいけない。一つに絞って何周もやりなさい。」受験生の皆さんだけでなく、高1、高2の皆さんも一度は耳にしたことがあるセリフだと思います。
僕も高校では耳にたこができるほど何度も聞きましたが、せいぜい2、3周するのが限界。1周して満足するものや、1周もできなかったものがほとんどでした。
ご安心ください。タイトル詐欺ではありません。ちゃんと6周した話をします。と言っても、これから書くのは僕の同級生(A君とします)の話です。
まずは僕のくだらない回想シーンにお付き合いください。
A君の偉業に気付く
僕がA君の偉業に気がついたのは高3の秋でした。英語の授業が毎回文法の小テストから始まっていて、生徒のモチベーションアップのためか、先生が全員の結果をランキング形式にして掲示していたのです。
それで気付いたのですが、夏休み明けからずっとA君の名前が一番上に載るようになったのです(A君だから出席番号順で一番上とかではないです。別に頭文字とかじゃないです)。
僕を含め他の生徒は最低限の点数は取ろうと、直前に詰め込んでいたのですが、彼だけはいつも悠々たる佇まいで綾鷹を飲んでいました。
なぜこんなにも余裕だったのか?ここでタイトル回収、そうです。彼は春から夏休みにかけて文法の参考書を6周していたのです。「文法は完璧」どころか「俺が文法だ」とでも言わんばかりの完璧具合でした。
ちなみにA君は第一志望の東京大学に楽々入学しました。