教師「同じ参考書を何周も使え」←バカ正直に6周もした結果

同じ参考書を何周もした、すげぇやつのお話

「似たような参考書を何冊も買ってはいけない。一つに絞って何周もやりなさい。」受験生の皆さんだけでなく、高1、高2の皆さんも一度は耳にしたことがあるセリフだと思います。

僕も高校では耳にたこができるほど何度も聞きましたが、せいぜい2、3周するのが限界。1周して満足するものや、1周もできなかったものがほとんどでした。

ご安心ください。タイトル詐欺ではありません。ちゃんと6周した話をします。と言っても、これから書くのは僕の同級生(A君とします)の話です。

まずは僕のくだらない回想シーンにお付き合いください。

A君の偉業に気付く

僕がA君の偉業に気がついたのは高3の秋でした。英語の授業が毎回文法の小テストから始まっていて、生徒のモチベーションアップのためか、先生が全員の結果をランキング形式にして掲示していたのです。

それで気付いたのですが、夏休み明けからずっとA君の名前が一番上に載るようになったのです(A君だから出席番号順で一番上とかではないです。別に頭文字とかじゃないです)。

僕を含め他の生徒は最低限の点数は取ろうと、直前に詰め込んでいたのですが、彼だけはいつも悠々たる佇まいで綾鷹を飲んでいました。

なぜこんなにも余裕だったのか?ここでタイトル回収、そうです。彼は春から夏休みにかけて文法の参考書を6周していたのです。「文法は完璧」どころか「俺が文法だ」とでも言わんばかりの完璧具合でした。

ちなみにA君は第一志望の東京大学に楽々入学しました。

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6周もした猛者から学ぶ、勉強の姿勢

同じ参考書を何周もするといっても、ただ作業をこなしているようにやるのは全くの無駄です。

「1回1回を、1問1問を大切に、その参考書でわからないことがなくなるように。」この意識が重要らしいです。

実際、A君の話を聞いたB君は「6周さえすれば文法がマスターできる」という思い違いをして、その6周を無駄な時間にしてしまいました(6回とも同じ問題に『わからないマーク』をつけていました)。

僕は彼の偉業を見て素直に「すごい」と思いました。しかし僕はみなさんに「同じ参考書を6周しろ」だなんてことは言いません。

ただ、1問1問全力で取り組み、『わからないマーク』を分からないままにせず、納得のいくまでやり切るという気持ちで参考書を使って欲しかっただけです。一度ご自分の勉強のしかたを見直してみませんか?




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